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Microsoft、Windows 10標準搭載の「メール」「カレンダー」アプリをアップデート
優先受信トレイやメンション、イベントの色分けなどに対応。今後数週間をかけて展開
2017年2月23日 16:31
米Microsoft Corporationは22日︵現地時間︶、公式ブログ“Windows Experience Blog”で、Windows 10に標準搭載されている﹁メール﹂﹁カレンダー﹂アプリのアップデート内容を明らかにした。これらの新機能は“Outlook.com”“Office 365”アカウントで﹁メール﹂﹁カレンダー﹂を利用しているユーザーに対し、今後数週間をかけて展開されていくという。
まず、﹁メール﹂アプリでは“受信トレイ”が改善され、“Focused Inbox︵優先受信トレイ︶”と“Other︵その他︶”がタブで区切られるようになる。日ごろから頻繁にやり取りのある相手からのメールは“Focused Inbox”へ、ニュースレターなど優先度の低いメールは“Other”へ自動で振り分けられるので、受信トレイがメールであふれがちなユーザーでも、返信が必要なメールを見落とさずに済むのではないだろうか。なお、この機能は設定画面から無効化することも可能。
また、﹁メール﹂アプリの編集画面では“@”マークで“メンション︵言及︶”を追加する機能が導入される。たとえば会議の出席依頼メールへ返信する際、同僚のA氏の同席が必要だと感じたら、“@”に続いてA氏の姓名の最初数文字を入力してみよう。すると連絡先がサジェストされる。連絡先をメンションとして挿入すると、返信メールの送信先にもこの連絡先が追加され、その相手にもメッセージが送信される。チャットサービスではお馴染みの機能で、特定のメンバーをやり取りに加えたい場合に便利だ。
一方、「カレンダー」アプリではイベントを色分けして、視覚的に管理できるようになる。また、“Bing”で提供されているイベントカレンダーを追加する機能も導入され、テレビの放映スケジュールや贔屓にしているスポーツチームの試合日程を「カレンダー」アプリでチェックできるようになる。
そのほかにも、「メール」アプリで受け取ったフライトの予約メールや商品の配送メールからスケジュールを作成し、「カレンダー」アプリへ追加する機能が追加されるなど、両アプリの連携も改善されるという。