レビュー

「Firefox」の閲覧ページを指定した日時まで閉じておけるアドオン「SnoozeTabs」

「Firefox」の新機能をテストしする「Test Pilot」の一部として試験提供中

樽井秀人

2017年9月25日 17:30

「SnoozeTabs」v1.0.20

　﹁SnoozeTabs﹂は、﹁Firefox﹂の閲覧ページを指定した日時まで閉じておくことができる拡張機能。﹁Firefox﹂の新機能をテストし、フィードバックを募るためにMozillaが公開している﹁Test Pilot﹂の一部として提供されており、無償でダウンロード可能。　後日開始されるキャンペーンの申し込みや、2年契約した携帯電話のオンライン解約、新商品のティザー広告など、指定日時に特定のページへアクセスしたいといったケースは少なくない。タスク管理サービスに日時とURLを登録して、あとで知らせてもらえば解決だが、“今は忙しいので後で読みたい”“試験が終わるまで読むのを我慢する”“忘れかけた頃にリマインドしてほしい”といったカジュアルなニーズを満たすには少々煩雑と言わざるを得ないだろう。　﹁SnoozeTabs﹂は、そんな場合に使える便利なアドオンだ。ツールバーに追加される﹇この時間までタブを一時停止﹈ボタンをクリックすると、“明日”“今週末”“次回起動時”といったコマンドが現れるので、好みのものを選択しよう。すると閲覧ページが閉じられ、タブを“一時停止”する旨の通知バーが現れる。﹇OK﹈ボタンを押して通知バーを消せば、指定した日時を迎えると自動でタブを開いてくれるようになる仕組みだ。大雑把な日時ではなく、手動で細かい日時を指定することもできる。

［この時間までタブを一時停止］ボタンをクリックすると、“明日”“今週末”“次回起動時”といったコマンドが現れる

コマンドを選択すると閲覧ページが閉じられ、タブを“一時停止”する旨の通知バーが現れる

“一時停止”したタブの一覧へは［一時停止されたタブを管理］コマンドからアクセス

　本アドオンで“一時停止”したタブの一覧へは、﹇一時停止されたタブを管理﹈コマンドからアクセス可能。登録の解除もここから行える仕組みになっており、タブへマウスを移動させるとスライドして﹇削除﹈ボタンが現れる。　﹁Firefox﹂を常用していないと期日ピッタリにタブを開けないのが弱点と言えば弱点だが、2クリックでタブの“スヌーズ”︵目覚まし時計に搭載されている2度寝防止機能︶が行えるシンプルな使い勝手は魅力。﹁Firefox﹂をメインで利用しているユーザーにとってはかなり有用ではないだろうか。