杜のVR部

第43回

オススメの作品はこれだ!東京ゲームショウで体験する製品版クオリティのVR

揃いつつあるハードウェアとソフトウェアへの期待


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 VRPCOculus RiftGear VROculus VR2-N05PlayStaiton 4Project MorpheusPlayStation VRSCE6-S01
Oculus Rift製品版プロトタイプのCrescent Bay。残念ながら製品版そのものの体験は見送られ、展示のみとなっている
これまでProject Morpheusと呼ばれてきたSCEのVRHMDは、正式名称がPlayStation VRに
青いLEDが美しい

 Oculus VROculus Rift8Gear VR41PlayStation VR192010VR

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「Fly to KUMA」(Oculus Rift)


 Oculus RiftGear VROculus RiftFly to KUMASCEVRTHE PLAYROOMVR

 使VR
「Fly to KUMA」ティザー動画

「Edge of Nowhere」(Oculus Rift)

 Oculus Rift製品版のローンチタイトルとしても発表されている3人称視点のサバイバルアクション。行方不明となった知り合いを捜索するために不気味な氷の世界を探索する。ガラガラ音を立てて足元の氷山が崩れたり怪物に追われる緊張感、光のない洞窟を松明で探索する際の恐怖感など、3人称視点なのでプレイヤーは主人公の背後にいる形になるが、自分も一緒になってまるで必死にサバイバルを繰り広げている気分になる演出は秀逸だ。

「Edge of Nowhere」ティザー動画

「EVE: Valkyrie」「Lucky's Tale」「Airmech」(Oculus Rift)

 こちらの3作品は8月のCEDECにも展示され、第40回でレポートをお送りしたゲームだ。息を呑むほど超美麗な宇宙空間でドッグファイトを楽しむ本格的なスペースSTG「EVE: Valkyrie」、そして3人称視点ながら主人公のキツネと一緒に冒険をしている気分になって愛着が湧いてくる3Dアクション「Lucky's Tale」、ミニチュアの戦車などを配置して敵軍を倒すリアルタイムストラテジーの「Airmech」。いずれも『VRでそのジャンルを楽しもうとしたらどうなるか』を突き詰めた作品であり、それぞれ楽しさは異なるものだ。

「EVE: Valkyrie」公式プレイ動画
「Lucky's Tale」プレイ動画(8月のCEDEC2015にて撮影)
「Airmech」プレイ動画(8月のCEDEC2015にて撮影)

RICOH THETA S × Gear VR(Gear VR)

RICOH THETA S

 ゲームショウということもありフル3DCGのコンテンツが多い中で、サムスンとOculus VR社が共同開発したGear VRの展示では実写のVRコンテンツが展示されていた。日本のカメラメーカー、RICOHが販売している手軽さがウリの360度カメラの新型“RICOH THETA S”との連携コンテンツだ。RICOH THETA Sで撮影した写真を、Gear VR上で操作しながら選択し、そのままWi-Fiを通じて転送、VRで楽しむことができる。手軽に360度撮影が可能なカメラと、手軽にVRを体験できるデバイスの融合により、実写のVRコンテンツの可能性を感じさせられる体験だ。

「RIGS: Machine Combat League」(PlayStation VR)

 PlayStation VR向けの6人同時プレイができるロボットアクションゲーム。プレイヤーはロボットに乗り込み、3対3のチームに分かれて、ステージ中央にあるリングに入った回数を競う。もちろん武器を使った妨害が可能。また、移動に特化したモード、攻撃モード、HPを回復するリペアモードという3つのモードを切り替えながらステージを駆け抜ける。

 ただでさえVRによって『ロボットを自分が動かしてる!』という感動を味わえる上に、実際に他のプレイヤーとアツい対人戦をそれもチームで行えることで、“VRにおける対人戦・協力プレイの面白さ”を味わうことができる。試合は常に実況され、観客の声援も聞こえる中で行われる。制限時間内にはハーフタイムなども設けられており、スポーツ選手になったかのような気分でプレイができる。敵の猛攻をくぐり抜け、リングに飛び込んでゴールしたときの達成感は、サッカーのシュートを決めたときと同じ感覚だ。これまでプレイしたどのVRゲームよりも闘争心が掻き立てられたことは強調しておきたい。

「RIGS: Machine Combat League」ティザー動画

「体感合体『アクエリオン・EVOL』」(PlayStation VR)

 ロボットアニメ『アクエリオンEVOL』の特徴的な2つのシーンを体験するというもの。ロボットアニメということもありプレイヤーは主人公機に搭乗したパイロットという設定だ。体験するシーンは、仲間の機体と合体してアクエリオンになるシーン、そして敵に向かって必殺技の無限拳(むげんパンチ)を繰り出す戦闘シーンだ。精巧に再現されたコックピットや仲間からの連絡が入る際に顔が計器の上に表示されるUIなどが、雰囲気を盛り上げる。

 さらに、合体シーンではアニメで流れるシーンがあえて平面のアニメの描写のまま画面の一部に割って入ることで、『アニメの世界にいるんだ』という感覚が逆に強まるという体験になった。また戦闘シーンでは、ロボットの手と自分の手の動きがPlayStaiton Moveコントローラーによって同期。最後の無限拳を繰り出すシーンでは、パイロットである自分が照準を合わせて腕を前に突き出すことで無限拳を繰り出せる仕掛けになっており、動きが同期することによる“その世界にいる感覚”の強さを実感できる。

アクエリオンの搭乗席のシーン。体験はアニメそのもの

「THE PLAYROOM VR」「サマーレッスン」(PlayStation VR)


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「THE PLAYROOM VR」
「サマーレッスン」東京ゲームショウ2015版PV


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(もぐらゲームス:すんくぼ)