Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsの他、OSを取り巻く旬の話題などを日替わりで紹介する。
バックアップデータは“OneDrive”に格納
Windows 10 Mobileのアクション センターに“しばらくバックアップしていません。”という通知が現れることがある。これは、Windows 10 Mobileの標準機能であるバックアップが実行されていないからだ。バックアップ機能は十分なバッテリーと無線LANに接続した状態で実行される仕組みだが、何らかの理由でバックアップデータが古い場合、この通知が現れる。通知をタップすると﹇設定﹈の﹇更新とセキュリティ﹈-﹇バックアップ﹈が開き、バックアップ設定を確認できる。
アクションセンターに現れたバックアップをうながす通知 通知をタップすると「設定」の該当項目が開く。ここからバックアップのオン/オフを切り換えられる
バックアップ対象となるのは以下のとおり。ただし、メッセージングとカメラのデータについては、﹇更新とセキュリティ﹈-﹇バックアップ﹈とは別の項目で設定する必要がある。
●スタート画面
●タイルのレイアウト
●Microsoftアカウント
●パスワード
●対応するアプリのデータ
●メッセージングのデータ︵※別項目での設定が必要︶
●カメラのデータ︵※別項目での設定が必要︶
アプリがバックアップ対象になるか否かは、アプリ開発時の設定で左右される。バックアップ対象かどうかは﹇更新とセキュリティ﹈-﹇バックアップ﹈-﹇その他のオプション﹈で確認できる。
[バックアップ オプション]で[その他のオプション]をタップすると、バックアップするアプリのオン/オフや、バックアップの手動実行を行える メッセージのバックアップは、[システム]-[メッセージング]で、[デバイス間のメッセージを同期します]のスイッチをオンに切り換える 撮影した写真のバックアップは「OneDrive」を起動し、ハンバーガーボタン→[設定]-[カメラ アップロード]の順にタップして開いて設定する
なお、バックアップデータはすべて“OneDrive”にアップロードされるが、デバイスを初期化した際に固有IDが変わってしまうことがある。バックアップデータが重複した場合は、“OneDrive”から不要なバックアップデータを削除しよう。
[バックアップ オプション]の下部にある[OneDrive.com に移動]をタップすると、“OneDrive”上のバックアップ領域にアクセスできる。ここから[削除]-[削除]とボタンをタップして重複したデータを削除すればよい この連載が気に入ったら、いいね!しよう
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