音楽や映像で気分を上げることはクリエイティブな思考を助ける
![](https://i.gzn.jp/img/2010/12/17/positive_mood_boosts_creativity/594519_72602519.jpg)
レポートを書かなければいけないのについついインターネットでかわいいネコや赤ちゃんの動画を見てしまったり、「集中力が下がるかも」と思いつつも音楽を聞きながら勉強してしまうという人も多いのではないでしょうか。罪悪感を感じがちなそういった行動は実は、思考力や発想力を上げ作業をはかどらせるためにはプラスに働いているかもしれません。
音楽を聞いたり映像を見ることで楽しく前向きな気分になることが、クリエイティブな思考を助けることがカナダで行われた研究により裏付けられました。
詳細は以下から。A Positive Mood Allows Your Brain to Think More Creatively - Association for Psychological Science ポジティブな気分は問題解決のためのクリエイティブな思考を助長し、柔軟かつ注意深い思考を可能にすることが実験により明らかになっています。﹁クリエイティブな思考ができる状態﹂というのは﹁発想の転換ができたり新しいアイディアが出やすい状態﹂ということなので、デザインやアートなど一般にクリエイティビティ︵創造性︶と結びつけられる分野にかかわらず、例えば数学の問題を解く際やプログラムを組む際などにも、ハッピーな気分でいる方が問題解決能力が上がるということのようです。 ウェスタンオンタリオ大学の研究者たちは、﹁複雑な視覚的パターンを持つ画像をある法則に従って分類する﹂という学習タスクを用意し、被験者の学生たちの﹁気分﹂を音楽や映像などによりコントロールした上でタスクを行ってもらう実験を行いました。 研究ではまず、どのような音楽や映像が人を最も﹁楽しい気分﹂﹁悲しい気分﹂にするか探るための実験を行い、サンプルの中ではモーツァルトの朗らかな音楽と赤ちゃんが笑っている映像がもっとも人を楽しい気分にする効果が高く、逆に人を悲しくさせる効果が高いのは映画﹁シンドラーのリスト﹂に使われた音楽と地震を報道するニュース映像だということを探りだしました。
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