ハードウェア
任天堂は人々の生活の質を楽しく向上させるプロジェクト﹁QOL事業﹂に取り組むことで事業領域の拡大を狙っていますが、QOL事業第1弾のテーマである﹁健康﹂から、枕元に置いておくだけでマイクロ波によって﹁睡眠と疲労の見える化﹂を計測する﹁非接触型・非ウェアラブルデバイス﹂が第2四半期決算説明会で発表されました。
2014年10月30日︵木︶経営方針説明会 / 第2四半期決算説明会
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/141030/05.html
任天堂がQOL事業に踏み出したきっかけは、﹁Non-Wearable(身につける必要がない)﹂﹁Non-Contact(身体に触れる必要がない)﹂﹁Non-Operating(操作の必要がない)﹂﹁Non-Waiting(測定を待つ必要がない)﹂﹁Non-Installation Efforts(設置の手間が不要)﹂のコンセプトである﹁Five “Non” Sensing﹂の実現のめどが立ったため。今回任天堂の岩田聡社長は、これまで計測に必要だった5つのことを不要にした、睡眠状態・疲労状態を自動計測するデバイスを発表しました。
アメリカの医療機器メーカーResMed社から技術提供を受けたことで、睡眠状態を自動計測する﹁QOLセンサー﹂が内蔵されており、マイクロ波の非接触センサーによって身体の動き、呼吸、心拍などを、身体に触れることなく自動計測できます。測定データはインターネット上のQOLクラウドサーバーに送られ、データを分析することで、睡眠状態と疲労状態を﹁見える化﹂する、という仕組みとのこと。
岩田聡社長は、睡眠状態の可視化は大きな需要があるにもかかわらず、決定的な商品が登場していないのは、ユーザーに﹁何らかの努力を要求する構造だったため﹂と考えており、今回の操作や身につけることが不要な睡眠計測デバイスがQOL(生活の質)を改善できれば、﹁年齢・性別・言語・文化を問わず、非常に大きな可能性があるのではないか﹂と語っています。
任天堂が枕元に置くだけで﹁睡眠と疲労を見える化﹂できる非ウェアラブルデバイス開発を発表
![](https://i.gzn.jp/img/2014/10/30/nintendo-non-wearable/top_m.png)
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![](https://i.gzn.jp/img/2014/10/30/nintendo-non-wearable/45l_m.png)
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