Google のインデックスやランク付けなどに関する、10 の誤解
2009年8月26日水曜日
にインデックスされ、ランク付けされているのかが気になる方も多いでしょう。ランク付けをあげるために、たとえば、ウェブページやメタタグに、検索に利用されるであろうキーワードを詰め込むとか、無数の検索エンジンやディレクトリ型検索エンジンへの登録を試みるなど、試されたことありませんか?
本日は、去年の秋に開催された Live chat のイベント︵英語︶ で、サーチクオリティチームの John Mueller が紹介した、﹁Google のインデックスやランク付けに関する、10の誤解 ﹂というプレゼンテーションを元に、これらの誤解について、解説したいと思います。
誤解 1: サイト内に 重複するコンテンツ があるとペナルティを受ける
あなた自身のサイト内の重複するコンテンツについて、過度に気にする必要はありません。Google は重複するコンテンツを無視することに長けています。重複するコンテンツのうち、検索結果に優先的に表示させたいページがある場合は、canonical 指定を使う など、Google がそのページに気付きやすいようにしてください。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5blYPLOco891kpN5hhgbobEQuchwpb1yiLkwUoNM9QzYcqctCrR2nq9vceydbT7BfMkcYqLOZPuOOOJFTn3Z9P18R6IbiAdleAJwTtoq_c3EHug8k0CiB_dV2YzF9aXg88Q4eIwegNf9E/s400/duplicatecontents.png)
誤解 2: HTML と XHTML を混ぜて使用するとウェブマスターツールの認証に失敗する
ウェブマスターツールの確認用のメタタグ は、ウェブページのエンコーディングやドキュメントタイプに関係なく、ご利用いただけます︵※確認用のメタタグは、ウェブマスターツールのアカウントと、サイトに固有のものであることにご注意ください︶。サイトの確認は、ネットワークの不具合などで失敗することもあります。うまくいかない場合は、Googlebot がサイトの URL にアクセスできるような設定になっていることを確かめ、もう一度サイトの確認を試みてください。
誤解 3: 検索結果におけるサイトの評価を高めるためには、何千もの検索エンジンや登録サイトに登録されることが重要だ
そんなことはありません。そんなに多くの検索エンジンや登録サイトを日常的に利用している方は少ないと思います。あなたが多くの検索エンジンや登録サイトを探している間に、多くの検索エンジンが、自動的にあなたのサイトを見つけ出し、インデックスに登録してしまうことでしょう。こうしたサイトに登録するだけでは、あなたのサイトに大きな変化をもたらすことは期待出来ませんのでご注意ください。
誤解 4: AdWords や AdSense, Analytics を利用すると、サイトの評価が上がる、もしくは下がる
そんなことはありません。これらはすべて、ウェブマスターの皆様に是非ご活用いただきたい Google のサービスですが、このいずれか、もしくはすべてを利用されているからという理由で、検索結果上のサイトの評価が上がることもなければ、下がることもありません。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj650b85Hp5J5yjSLtZDThALxtlqNEmJsLhdJ65UBwFTx4ccLd6sbrGqmh9Z7G3_Kf37L4G29e8cIQpQy9dNJEjl795aZhwzriIBp52GV8GLidVT72cg4yP7Bdn3HtAU1tVZeLuAa-bIrBt/s400/analytics.png)
Google Analytics はサイトのパフォーマンスを高めるのに役立つツールですので、是非ご利用ください。
誤解 5: 重要なキーワードは、重要なページの重要な場所に出来る限りたくさん詰め込んで、そのページが他のページよりも価値があることに、検索エンジンが気付くようにしたほうがいい
キーワードの乱用 は Google のウェブマスター向けガイドライン違反です。いわゆる﹁理想的なキーワード密度﹂は存在しませんので、ユーザーのことを第一に考え、自然なコンテンツを作ることを心掛けましょう。キーワードを頻出させて、ユーザーが文章を読む際の邪魔にならぬよう、気をつけましょう。
誤解 6: XML サイトマップ を使うと、サイトのランク付けが下がる
そんなことはありません。XML サイトマップがあると、検索エンジンは、あなたのサイトについて、よりよく知ることができます。また、XML サイトマップを作ることで、ウェブマスターの皆様も、ご自身のサイトについて、より理解が深まることもあるでしょう。多くの CMS が XML サイトマップを自動的に生成していますし、XML サイトマップの自動生成ツールも、多数オンラインで提供されています。もし、サイトマップを未送信でしたら、是非一度作成し、Google に送信してみてください。また、XML サイトマップを作られたあとは、更新も怠らないようにしましょう。
XML サイトマップについての詳細は、sitemaps.org をご参照ください。
誤解 7: PageRank は、もはや意味を持たない / PageRank がすべてだ!
PageRank は、そのウェブページが持っているリンクの質と量を測る指標です。Google がランク付けに PageRank を用いているのは事実ですが、PageRank は、Google がウェブページのランク付けを行ううえで用いる 200 以上の技術のひとつに過ぎません。Google ツールバーに表示される PageRank の更新頻度は年に数回程度です。
誤解 8: サイトの URL は定期的に Google に登録 しなおす必要がある
そんなことはありません。サイトを何度送信しても、クロールやインデックス、ランク付けに変化は起こりません。サイトの URL について一度でも Google が把握することができれば、インデックスへの登録などについては順次対応します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVto9xQug8bFhXK2Vfk8VjKc8M6geaKFw-cnxM8EqHCCjJKAmNsSbYdvgaiezG2_HAh6FL-HcmC84DBr0N0gBUe2TH_XhVBxL79YeFPUm_ceaTAdRfc8CZ5TfjI6hCEOZtOQQf17t1gY0m/s400/addurl.png)
誤解 9: 一度ランク付けがあがったら、もうサイトに手をつけないほうがいい
放っておくことで価値が増すものもあると思いますが、ウェブサイトはそうではありません。あなたのサイトが気に入ったユーザーは、きっとまた戻ってきますので、繰り返しサイトを訪れてくれるユーザーに、新しいコンテンツを提供できるようにしましょう。あなたが現在のランク付けに満足してサイトの更新を止めた場合、更新が止まっている間に別のサイトが進化し、より良いコンテンツを提供し始め、ユーザーの興味がそちらに移ってしまうことがあるかもしれません。ランク付けは常に変化していることをお忘れなく。
誤解 10: 正しい (X)HTML の記述は、サイトのランク付けを上げる
実は、インターネット上のほとんどのサイトの記述に誤りがあると言われています。完全に正しい記述は全体の約 5% 以下とさえ言われています︵英語︶。ブラウザはこの状況に対応しており、検索エンジンも同様です。致命的に壊れた記述は非常に稀です。ただ、正しく記述されたサイトは、より多くのブラウザで適切に表示されますので、できるだけ正しく書くことをおすすめします。また、正しく記述すると、問題が見付かりやすくなり、修正も容易になります。
これらの誤った情報に惑わされないようにするためには、まずは、インターネットにある情報を検索して、調べてみることです。多くの誤解はすでに誤解であることが証明されています。これらの情報を広めているサイトや、そのサイトのオーナーについてもよく調べてみると良いでしょう。また、多くの場合、常識を働かせてみると、見えてくることがあります。あまりに出来すぎた話であれば、信じないほうが良いでしょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzdgb-ZnF4j_QE_kLkEynbc7HepjNGqdgHpOn6RqR3qql1Sg-A2inTlOOaIhVP3CgTVOKlYBLd1dIeqo3ifx4xca-KicFusmO6kyDoo_yuUPikhhdusVG7hSjMbjdPQ4k1qRfDf3kb0iaW/s400/duplicateonserp.png)
併せて、次の資料も是非ご参照ください。
ウェブマスター向け 公式ブログ: 重要な情報はここに掲載しますので、RSS やメール配信機能を利用し、最新の情報を常に得られるようにしておくことをおすすめします。
ウェブマスターヘルプフォーラム: 調べてもわからなかったことは、フォーラムにてご質問ください。経験豊富なウェブマスターの方々と共に Google 社員が質問にお答えします。ただ、同じような質問がすでにされている場合がありますので、質問を投稿する前に、フォーラムの上部にある検索ボックスから検索してみてください。また、質問や回答を行う際には、周囲への配慮をお忘れなく。お互いの知識をここで共有しましょう。
ウェブマスターツール やウェブマスター向けヘルプセンター も是非お役立てください。
本日は、去年の秋に開催された Live chat のイベント︵英語︶ で、サーチクオリティチームの John Mueller が紹介した、﹁Google のインデックスやランク付けに関する、10の誤解 ﹂というプレゼンテーションを元に、これらの誤解について、解説したいと思います。
誤解 1: サイト内に 重複するコンテンツ があるとペナルティを受ける
あなた自身のサイト内の重複するコンテンツについて、過度に気にする必要はありません。Google は重複するコンテンツを無視することに長けています。重複するコンテンツのうち、検索結果に優先的に表示させたいページがある場合は、canonical 指定を使う など、Google がそのページに気付きやすいようにしてください。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5blYPLOco891kpN5hhgbobEQuchwpb1yiLkwUoNM9QzYcqctCrR2nq9vceydbT7BfMkcYqLOZPuOOOJFTn3Z9P18R6IbiAdleAJwTtoq_c3EHug8k0CiB_dV2YzF9aXg88Q4eIwegNf9E/s400/duplicatecontents.png)
誤解 2: HTML と XHTML を混ぜて使用するとウェブマスターツールの認証に失敗する
ウェブマスターツールの確認用のメタタグ は、ウェブページのエンコーディングやドキュメントタイプに関係なく、ご利用いただけます︵※確認用のメタタグは、ウェブマスターツールのアカウントと、サイトに固有のものであることにご注意ください︶。サイトの確認は、ネットワークの不具合などで失敗することもあります。うまくいかない場合は、Googlebot がサイトの URL にアクセスできるような設定になっていることを確かめ、もう一度サイトの確認を試みてください。
誤解 3: 検索結果におけるサイトの評価を高めるためには、何千もの検索エンジンや登録サイトに登録されることが重要だ
そんなことはありません。そんなに多くの検索エンジンや登録サイトを日常的に利用している方は少ないと思います。あなたが多くの検索エンジンや登録サイトを探している間に、多くの検索エンジンが、自動的にあなたのサイトを見つけ出し、インデックスに登録してしまうことでしょう。こうしたサイトに登録するだけでは、あなたのサイトに大きな変化をもたらすことは期待出来ませんのでご注意ください。
誤解 4: AdWords や AdSense, Analytics を利用すると、サイトの評価が上がる、もしくは下がる
そんなことはありません。これらはすべて、ウェブマスターの皆様に是非ご活用いただきたい Google のサービスですが、このいずれか、もしくはすべてを利用されているからという理由で、検索結果上のサイトの評価が上がることもなければ、下がることもありません。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj650b85Hp5J5yjSLtZDThALxtlqNEmJsLhdJ65UBwFTx4ccLd6sbrGqmh9Z7G3_Kf37L4G29e8cIQpQy9dNJEjl795aZhwzriIBp52GV8GLidVT72cg4yP7Bdn3HtAU1tVZeLuAa-bIrBt/s400/analytics.png)
Google Analytics はサイトのパフォーマンスを高めるのに役立つツールですので、是非ご利用ください。
誤解 5: 重要なキーワードは、重要なページの重要な場所に出来る限りたくさん詰め込んで、そのページが他のページよりも価値があることに、検索エンジンが気付くようにしたほうがいい
キーワードの乱用 は Google のウェブマスター向けガイドライン違反です。いわゆる﹁理想的なキーワード密度﹂は存在しませんので、ユーザーのことを第一に考え、自然なコンテンツを作ることを心掛けましょう。キーワードを頻出させて、ユーザーが文章を読む際の邪魔にならぬよう、気をつけましょう。
誤解 6: XML サイトマップ を使うと、サイトのランク付けが下がる
そんなことはありません。XML サイトマップがあると、検索エンジンは、あなたのサイトについて、よりよく知ることができます。また、XML サイトマップを作ることで、ウェブマスターの皆様も、ご自身のサイトについて、より理解が深まることもあるでしょう。多くの CMS が XML サイトマップを自動的に生成していますし、XML サイトマップの自動生成ツールも、多数オンラインで提供されています。もし、サイトマップを未送信でしたら、是非一度作成し、Google に送信してみてください。また、XML サイトマップを作られたあとは、更新も怠らないようにしましょう。
XML サイトマップについての詳細は、sitemaps.org をご参照ください。
誤解 7: PageRank は、もはや意味を持たない / PageRank がすべてだ!
PageRank は、そのウェブページが持っているリンクの質と量を測る指標です。Google がランク付けに PageRank を用いているのは事実ですが、PageRank は、Google がウェブページのランク付けを行ううえで用いる 200 以上の技術のひとつに過ぎません。Google ツールバーに表示される PageRank の更新頻度は年に数回程度です。
誤解 8: サイトの URL は定期的に Google に登録 しなおす必要がある
そんなことはありません。サイトを何度送信しても、クロールやインデックス、ランク付けに変化は起こりません。サイトの URL について一度でも Google が把握することができれば、インデックスへの登録などについては順次対応します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVto9xQug8bFhXK2Vfk8VjKc8M6geaKFw-cnxM8EqHCCjJKAmNsSbYdvgaiezG2_HAh6FL-HcmC84DBr0N0gBUe2TH_XhVBxL79YeFPUm_ceaTAdRfc8CZ5TfjI6hCEOZtOQQf17t1gY0m/s400/addurl.png)
誤解 9: 一度ランク付けがあがったら、もうサイトに手をつけないほうがいい
放っておくことで価値が増すものもあると思いますが、ウェブサイトはそうではありません。あなたのサイトが気に入ったユーザーは、きっとまた戻ってきますので、繰り返しサイトを訪れてくれるユーザーに、新しいコンテンツを提供できるようにしましょう。あなたが現在のランク付けに満足してサイトの更新を止めた場合、更新が止まっている間に別のサイトが進化し、より良いコンテンツを提供し始め、ユーザーの興味がそちらに移ってしまうことがあるかもしれません。ランク付けは常に変化していることをお忘れなく。
誤解 10: 正しい (X)HTML の記述は、サイトのランク付けを上げる
実は、インターネット上のほとんどのサイトの記述に誤りがあると言われています。完全に正しい記述は全体の約 5% 以下とさえ言われています︵英語︶。ブラウザはこの状況に対応しており、検索エンジンも同様です。致命的に壊れた記述は非常に稀です。ただ、正しく記述されたサイトは、より多くのブラウザで適切に表示されますので、できるだけ正しく書くことをおすすめします。また、正しく記述すると、問題が見付かりやすくなり、修正も容易になります。
これらの誤った情報に惑わされないようにするためには、まずは、インターネットにある情報を検索して、調べてみることです。多くの誤解はすでに誤解であることが証明されています。これらの情報を広めているサイトや、そのサイトのオーナーについてもよく調べてみると良いでしょう。また、多くの場合、常識を働かせてみると、見えてくることがあります。あまりに出来すぎた話であれば、信じないほうが良いでしょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzdgb-ZnF4j_QE_kLkEynbc7HepjNGqdgHpOn6RqR3qql1Sg-A2inTlOOaIhVP3CgTVOKlYBLd1dIeqo3ifx4xca-KicFusmO6kyDoo_yuUPikhhdusVG7hSjMbjdPQ4k1qRfDf3kb0iaW/s400/duplicateonserp.png)
併せて、次の資料も是非ご参照ください。
ウェブマスター向け 公式ブログ: 重要な情報はここに掲載しますので、RSS やメール配信機能を利用し、最新の情報を常に得られるようにしておくことをおすすめします。
ウェブマスターヘルプフォーラム: 調べてもわからなかったことは、フォーラムにてご質問ください。経験豊富なウェブマスターの方々と共に Google 社員が質問にお答えします。ただ、同じような質問がすでにされている場合がありますので、質問を投稿する前に、フォーラムの上部にある検索ボックスから検索してみてください。また、質問や回答を行う際には、周囲への配慮をお忘れなく。お互いの知識をここで共有しましょう。
ウェブマスターツール やウェブマスター向けヘルプセンター も是非お役立てください。