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ひまわりの活けられたコーンが置かれ、快適に走れるようになった自転車レーン。 私たちにとって非常に身近な交通手段のひとつである自転車。通勤通学に使う人も増える一方、歩行者や交通量の多い場所で危険な思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか? これまでにもgreenz.jpでは、ロンドンで試験中の最新型自転車用信号や、コペンハーゲンの自転車専用道路など、世界各地で展開されている自転車ユーザーの安全を守る取り組みを紹介してきました。 今回は、ニューヨークで時間もお金もかけずに安全を実現し大きな支持を集めている、素敵な“ゲリラ活動”をご紹介します。
![NY street](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/NY-street.png)
![Christy before](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/Christy-before.jpg)
いつもは、車をよけなければ進めない道が…
![Christy after](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/Christy-after.jpg)
快適にす~いすい! みんな、うれしそうないい笑顔!! このコーンを設置したのは、﹁Transformation Department﹂とだけ名乗る正体不明の団体。 私たちの使命は“道路を安全で快適に整備するのはとてもカンタン!”と証明すること。たった30分たらずの時間と500ドル以下のコストでコーンを用意し、役所仕事ではできなかったことを実現しました。 そう話す彼らが設けた寄付ページには、たった1日で1000ドルの寄付があつまり、ニューヨーカーからのアツく、強い支持の声も届いているのだとか。
![NYbycycle](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/NYbycycle.png)
![various1](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/various1.jpg)
その後も、ニューヨークのさまざまな場所で展開されているこの活動、日々、自転車ユーザーの安全に貢献しています。
![various2](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/various2.jpg)
![various3](https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2016/02/various3.jpg)
子どもが安全に走れるのもうれしいですね! 市民のアイデアと行動力だけで街の安全をつくりだしたこの活動、同じように自転車ユーザーが増えている日本でも参考になりそうですよね。 東京では、2020年のオリンピックに向け﹁自転車推奨ルート﹂が設定され、各自治体も専用レーン設置などを進めていますが、なかなか整備が追い付いていない状態と言わざるを得ません。 今回のニューヨークのように、実際に日々自転車に乗るユーザーの思いやそこから生まれる行動が、今ある問題を解決し未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。日本の自転車事情をより快適にしていくために、自転車を楽しむ私たちひとりひとりが何をできるか考えてみませんか? [via: Transformation Department, CityLab,STREETSBLOG NYC,東京都HP] ︵Text: 佐々木はる菜︶ tags: