「萌え寺」了法寺境内にメード喫茶-「いちょう祭り」に合わせ出店
「お帰りなさいませ了法寺へ☆」のチラシ。同寺のほか、マンガ店「まんが王 八王子」店で配布されるという。
松栄山了法寺(八王子市日吉町)は11月21日・22日に行われる「八王子いちょう祭り」に合わせ、オリジナルのメード喫茶を出店する。
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同寺は1489年に開山した日蓮宗の寺。﹁八王子七福神﹂の一つである新護弁財天を祭る。今年6月にはイラストレーターのとろ美さんがイラストを担当した﹁萌え看板﹂を設置。インターネットを中心に大きな話題を集めたほか、10月には同寺住職の読経を携帯電話向けに配信するサービスも開始された。
﹁八王子いちょう祭り﹂は市内を走る甲州街道﹁高尾駅前交差点﹂から﹁追分交差点﹂付近までの約4キロに植樹されているイチョウ並木の色付きに合わせて実施。このイチョウ並木は1929︵昭和4︶年、大正天皇の多摩御陵完成に伴って宮内庁がイチョウを植樹したもので、1964︵昭和39︶年7月には市の天然記念物に指定されている。祭りはこのイチョウ並木周辺の公園や市民センター、八王子市役所などを会場に行い、今年で30回目。昨年は2日間で約32万人が参加した。
﹁了法寺ご住職の家族の方が、以前からメード喫茶に興味を持っていた﹂と広報担当の八福︵元本郷町1︶の室井さん。﹁萌え系看板で話題になったこともあり、﹃八王子いちょう祭り﹄のタイミングに合わせて境内で何か催し物をしたいとの希望もあり、メード喫茶を出店する運びとなった﹂。
店名は﹁お帰りなさいませ了法寺へ☆﹂。境内にテントを張り、20席程度の客席を設ける。﹁コーヒーと焼き菓子セット﹂︵600円︶や﹁文字入れミルクせんべい﹂︵300円︶などのメニューを用意。メードは同寺のホームページで募集しており、これまでに﹁若干名の問い合わせがあった﹂という。
営業時間は、21日=9時~17時、22日=9時~16時30分。
︻お詫びと訂正︼初出時、イチョウ並木の区間を﹁多摩御陵入口交差点﹂までとしておりましたが、﹁追分交差点﹂付近までの誤りでした。お詫びして訂正いたします。