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【 2009/06/12 】
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アナログ停波後の周波数帯域を利用したマルチメディアサービス
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【 2009/06/10 】
CO2排出量が都内最多の地域、東大工学部のグリーンプロジェクト
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[19:20]
「Interop Tokyo 2009」展示会が開幕、今年はひろゆき氏の講演も
[14:53]

P2Pはそれほど効率的じゃない? 金子勇氏「改善は簡単」


 「Interop Tokyo 2008」で11日、「P2P技術の復権か」と題したコンファレンスが開催された。「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験ワーキンググループ副主査を務めるNTTコミュニケーションズ(NTT Com)の山下達也氏が、P2P配信システムの有効性を確認するために行なった実証実験の結果を紹介した。調査結果からは、P2P配信システムに改善の余地があることが浮かび上がった。

 P2P配信システムは、従来のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)に比べてサーバーへのトラフィックが下がるため、配信側はコストの削減につながる。しかし山下氏は、「『トラフィック保存の法則』があるとすれば、サーバーで減ったトラフィックがどこかに押しつけられている可能性がある」と指摘。そこで、P2P配信システムのピア同士がネットワーク上でどのようにつながっているかを明らかにするための実証実験を行なったという。

 実証実験では、P2Pネットワーク実験協議会の参加企業が提供するP2P配信プラットフォームを使って、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の映像をライブ配信。P2Pネットワーク実験協議会側では、全国の協力ISPにダミーノードを設置し、ダミーノードが通信するピアの割合を収集した。


実証実験例 実証実験の目的

わざわざ遠くのピアと接続するケースが目立つ

「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験ワーキンググループ副主査を務めるNTTコミュニケーションズの山下達也氏
 ISP22127鹿ISP1811

 ASISPASOCN25Yahoo! BB14鹿OCN25Yahoo! BB10ISP

 OCNOCN24OCN19OCN5OCNAS

 OCNOCN21OCN5OCN136OCNOCNISP

 2008/06/12 21:05
 P2PSkeedCast使P2PP2P使

ダミーノードが通信したピア(地域別) ダミーノードが通信したピア(AS別)

P2PがISPの経営を圧迫しているわけではない

「SkeedCast」の開発に携わった金子勇氏
 ISPP2POCNOCNISPISPIXIXASISP

 P2PP2PP2PAS

 P2PWinnySkeedCast

 WinnyWinny

 P2PSkeedCast

 P2PAS調使610P2PISPP2PISP

現状のピア選択に関する考察(OCNの場合) 現状のピア選択に関する考察(地域ISPの場合)

関連情報

URL
  Interop Tokyo 2008
  http://www.interop.jp/

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( 増田 覚 )
2008/06/12 14:03

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