インターネットはこうして創られている~IETFの仕組み

第7回(最終回):今回のIETFでの議論(下)



 IETFIETF

20:30150Smart GridBOF


 4Bar BOFIETFBar BOF1Smart GridBOF1111

 20:30Smart GridBOF150Bar BOF1030BOF

 Smart Grid

 IETFBar BOFFred BakerCISCONISTNational Institute of Standards and TechnologyIETF()IETF

 11IETFIRTFAaron Falk

httpHyBi BOF


 HyBiBiDirectional or Server-Initiated HTTPBOFhttphttpHyperText Transfer ProtocolWeb

 

 Webhttp使

 HyBi BOF


 IETFWIDE

 WIDEChallenges to the Future in WIDE Project

   COO  NHK

  IPv6IP

 IETFAaron Falk

RF-IDWIDE


 WIDERF-IDRF-ID使

 IETFRF-IDIDe-bluesheet

 RF-IDRF-ID90

 使使
参加者に配られたRF-ID。中には乱数で振られたIDが格納されている。このIDを読んだだけでは個人を特定できないため、プライバシにも配慮された設計となっている。最初に参加するか否かをWebで表明することになっており、defaultでは不参加になっている。またいつでも実験から離脱することも可能である今回使われたRF-IDはISO15693に従ったものである。13.56MHzの電波を用いRF-IDに書き込まれた情報を読み取る
会場で回される紙のブルーシートと一緒に回されるRF-IDリーダー(e-bluesheet)質問者用に取り付けられたRF-IDリーダー(マイクからぶら下がっているもの)。会場、左側に設置されたプロジェクタに名前や組織名、写真が表示される。表示される内容の設定は利用者自身が、参加を表明する際に行う

 これ以外にも、広島駅から宮島口駅まで走る広島電鉄(路面電車)の中や町中にデジタルサイネージを用意しさまざまな情報を流すなどさまざまな実証実験を行っていた。

デジタルサイネージを設置した広電の車両の位置を示したWebサイト

 今回のIETFでは、インターネットがカバーする範囲が広がり考えるべきことがますます多くなったという印象を再確認できたと考えている。次のIETFは、アメリカ西海岸のアナハイムで2010年3月21日~26日の日程で開催される。ディズニーランドのそばでもあるので次も参加されてはいかがだろうか?


関連情報

2009/11/24 11:51


砂原 秀樹
(すなはら ひでき) 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授/奈良先端科学技術大学院大学情報科学科学研究科教授(兼任)。慶應義塾大学の村井 純教授が主宰するWIDEプロジェクトでボードメンバーを務める。