いまこそ!ラジオルネサンス
『いまこそ!ラジオルネサンス』は、NHKラジオ第1放送で2008年3月21日に放送されたラジオメディアのあり方をテーマにした特別番組である。
概要
編集2008年4月に、日中の番組を大きく改編するNHKラジオ第1放送のPRと、ラジオメディアの魅力や可能性を考える目的で、午前から夜まで4部構成にわたって放送された。公共放送であるNHKのラジオ番組に、全国の民間放送ラジオのアナウンサーやパーソナリティが出演したほか、JR東京駅に特設スタジオを設置。公開生放送でゲストがラジオの魅力を語った。また、リスナーからファクシミリやメールで「ラヂオのうた」のフレーズを募集、ビリーバンバンの2人がこれらのフレーズを歌詞に仕立てて曲を付け番組のエンディングで披露したほか、キャッチフレーズ「ミミとも。」を浸透させるために、北海道と沖縄から「ミミとも隊」による移動中継レポートを行った。
放送日時
編集2008年3月21日 8:35-21:55 (JST)
- 第1部 8:35-11:50
- 第2部 13:05-15:55
- 第3部 18:00-18:50
- 第4部 20:05-21:55
- 11:50-13:05はニュース、『ひるのいこい』『昼の散歩道』など、16:05-18:00は『大相撲春場所』を、18:50-20:05はローカルニュースや『NHKきょうのニュース』などで中断となった。
キャスター
編集移動中継「ミミとも隊」
編集
●神田山陽︵講談師、北回り担当。2008年4月から﹃もぎたて!北海道﹄担当︶
●藤木勇人︵俳優、南周り担当。2007年4月から﹃沖縄熱中倶楽部﹄担当︶
●青井実︵NHKアナウンサー、東京駅担当。2008年4月から﹃夜はぷちぷちケータイ短歌﹄担当︶
放送された内容
編集第1部
編集
●オープニング
ミミとも隊中継︵函館駅、那覇空港︶、みんなでつくろう!ラジオの歌・歌詞募集
●函館駅ホームから神田山陽、那覇空港から藤木勇人が出発の模様をレポートしたほか、総合司会3人の意気込みやメッセージなどを紹介した。
●地域の元気を支えるラジオ(9:05-9:55)
●全国の民放ラジオ局とのリレートーク。冒頭は東海ラジオ﹃かにタク言ったもん勝ち﹄との同時生放送を行い、その後も、道上洋三︵朝日放送・おはようパーソナリティ道上洋三です︶、沢田幸二︵九州朝日放送・PAO〜N︶、石川太郎︵東北放送・COLORS︶、相本芳彦︵北日本放送・コンビニラジオ相本商店いらっしゃいませ〜︶、坂橋克明︵信越放送・わいわいワイド ラジオの王様︶が登場。声のみならず、各局のステーションジングルや番組テーマ曲がNHKラジオを通じて全国に放送された。
●リスナーと作るラジオの楽し(10:05-10:55)
●10時台から東京駅構内の特設スタジオでの放送を開始。ゲストに愛川欽也と嘉門達夫を迎え、ラジオの送り手とリスナーの関係を語り合った。司会の後藤アナウンサーは学生時代、愛川がパーソナリティを務めたTBSラジオの深夜放送﹃パックインミュージック﹄のリスナーであったことを告白した。また後半には4月からのラジオ第1放送の新番組﹃ラジオビタミン﹄の村上信夫アナウンサーと神崎ゆう子と、午後の新番組﹃ふるさとラジオ﹄﹃つながるラジオ﹄を担当する柿沼郭アナウンサーと石山智恵が登場した。
●心をつなぐラジオ(11:05-11:50)
ミミとも隊中継︵青森駅、博多駅︶
●スタジオに永六輔、きたやまおさむを招き、ラジオのあり方を語り合う。中盤には青森駅からの中継で、新番組﹃ぬくだまりの宿 みちのく亭﹄を担当する伊奈かっぺいが登場。そして3月までは福岡放送局に勤務し、4月から﹃ラジオあさいちばん﹄のキャスターとなる山下信アナウンサーが、博多駅前から登場してPRを行った。また東京駅からは﹁ミミとも。特別PR隊﹂として、深夜放送で一世を風靡したせんだみつおも登場した。
第2部
編集
●ラジオドラマ その奥深さ
●ミミとも隊中継︵移動車中から︶
●魅力たっぷりラジオバラエティ
●ラジオのちから・かのうせい︵東京駅︶
●NHKと民放のパーソナリティがトーク
●防災とラジオ
●ミミとも隊中継︵仙台駅、神戸市内︶
●神戸市内からは﹃かんさい土曜ほっとタイム﹄の佐藤誠アナウンサーが登場。前コーナー﹁防災とラジオ﹂の話題を受け、阪神・淡路大震災発生時に現場リポートを行った時のエピソードを語り、仙台駅前からは山形放送局の藤田千枝キャスターが方言バラエティ番組﹃今夜はなまらナイト﹄を紹介した。現在はテレビでの放送回数も増えつつあるが、当時はまだラジオメインであった。
●テレビよりラジオが好き
第3部
編集- ラジオニュースにあなたの声を
- ミミとも隊中継
第4部
編集- アメリカラジオ事情
- 未来のラジオって?
- 発表「ラジオの歌」