「アンダ・ゲーザ」の版間の差分
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== 逸話 ==
[[NHK交響楽団]]の正指揮者[[外山雄三]]と[[1967年]][[9月30日]]に[[上野]]の[[東京文化会館]]にて共演している。曲目はバルトークの[[ピアノ協奏曲第2番 (バルトーク)|ピアノ協奏曲第2番]]と[[ピョートル・チャイコフスキー|チャイコフスキー]]の[[ピアノ協奏曲第1番 (チャイコフスキー)|ピアノ協奏曲第1番]]で、外山が演奏会を何とか終えて家に帰ると﹁ハロー、ゲザ・アンダ﹂という電話がかかってきた。悪戯かと疑ったものの、話を聞けば﹁バルトークの第1楽章の途中で私はミスを犯している。明日、オーケストラとお前の時間があれば是非にもう1度録音しなおしたい﹂と思い詰めた様子であったという。外山はこの時のことを﹁オケにも予定があるし、NHKにもその余裕がないだろう、と諦めさせるのに相当な時間を費やした。欧米の演奏家たちは演奏後に自分の演奏の欠点や弱点を他人にほとんど話すことがないのに、このときは珍しい例外であった﹂と述懐している<ref>MOSTLY CLASSIC 2011年11月号 P.112-3</ref>。 フリッチャイとの収録録音もバルトークの第二番の第三楽章中間部では左がもたついており、自身のテクニックの限界には真摯な存在であったことが伺える。
== 脚注 ==
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