「エンタシス」の版間の差分
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[[鎌倉時代]]には中国から[[大仏様]]と[[禅宗様]]が日本に伝えられ、柱の上方を細くするエンタシス風の曲線を持つ柱が流行した。これは「エンタシス」や「胴張り」とは呼ばず「粽(ちまき)」と言う。
韓国では胴張りの柱を用いた仏堂が現代に至るまで建築されている。歴史的建造物としては、[[高麗時代]]の[[浮石寺]]無量寿殿︵国宝第18号︶や[[江陵客舎門]]︵韓国国宝第51号︶などがある。ベトナムでも李朝・陳朝時代からあったようだが、ベトナムは高温多湿で木造建築が腐りやすいということもあり、15世紀以前の木造建造物がほとんど残っていないので、よく解っていない。しかし大悲寺︵後黎朝前期、現在の金蓮寺︶などの発掘調査によってエンタシスの柱が見つかっている。 ﹃営造法式﹄では柱の形式がまとめられており、例えば中国の世界遺産・[[佛光寺 (山西省) |佛光寺]]の大殿で使われている、上方1/3がすぼまったタイプの柱が﹁梭柱﹂と言う名前である。これも英語の﹁entasis﹂に含む場合があるが、日本語で普通﹁エンタシス﹂と言うと、法隆寺にある形式の柱を指す。 29行目:
ファイル:Muryangsujeon2.jpg|[[浮石寺]]無量寿殿(韓国)
File:강릉_임영관_삼문_01.jpg|[[江陵客舎門]](韓国)
file:Hanoi KimLiên1 tango7174.jpg|[[キムリエン寺]]三関門(金蓮寺、ベトナム)
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