「オオスズメバチ」の版間の差分
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[[セイヨウミツバチ]]︵''A. mellifera''︶も蜂球を作ることはできないが、大群で相手の腹の周りを圧迫し、呼吸を不可能にして約1時間かけて[[窒息]][[死]]させる窒息スクラムという対抗手段を持っている<ref>[http://www.current-biology.com/content/article/abstract?uid=PIIS0960982207017125 Smothered to death. Hornets asphyxiated by honeybees]{{リンク切れ|date=2015年6月}}</ref><ref>[http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2284905/2156093 ミツバチ、必殺技﹁窒息スクラム﹂で天敵スズメバチを撃退]</ref>。しかしこれは[[スズメバチ#モンスズメバチ|モンスズメバチ]]以下の敵しか想定していないため、オオスズメバチに対抗するすべとは成り得ない。そのため攻防の関係は一方的で、セイヨウミツバチは養蜂家による庇護がなければ高確率での全滅を余儀なくされる︵数十匹ほどの本種が4万匹のセイヨウミツバチを2時間ほどで殲滅できるという説がある︶<ref name=ecogoo>[http://eco.goo.ne.jp/business/csr/ecologue/wave35.html オオスズメバチの﹁警報フェロモン﹂の成分を突き止めた]、小野正人、MATSUNAGA Waki、環境goo、2010/04/17閲覧</ref>。このことが、飼育群からの分蜂による野生化が毎年あちこちで発生しているにもかかわらず、セイヨウミツバチが日本で勢力拡大するのを防ぐ要因になっている。実際、オオスズメバチの生息しない[[小笠原諸島]]ではセイヨウミツバチの野生化群が増加し、在来のハナバチ類を圧迫して減少させていることが確認されており、これらのハナバチ類と共進化して受粉を依存している固有植物への悪影響が懸念されている。 === 食用 ===
{{main|はちのこ}}
熊本県球磨地方<ref>[http://www.pref.kumamoto.jp/site/arinomama/suzumebachi.html ススメバチの子︵すずめばちのこ︶球磨郡]、熊本県地域振興部文化企画課博物館プロジェクト班、2010年4月18日閲覧</ref>や[[宮崎県]]の[[高千穂]]のように、地方によっては幼虫やさなぎ、成虫を珍味として食す習慣がある。また、成虫を[[はちみつ]]や[[焼酎]]につけ込んだものも見られる。成虫の場合、毒針を取り除く。 また、本種そのものを食すわけではないが、本種の幼虫が成虫に与える餌の成分を参考にして作られた[[栄養ドリンク]]やサプリメントが、日本をはじめとするアジアやヨーロッパで販売されている。
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