「カサンドラ・クロス」の版間の差分
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チェンバレンは乗り合わせた元妻ジェニファーやセールスマンのカプラン、車掌のマックスと共に車内を捜索し、貨物車内でゲリラを発見する。しかし、彼は既に感染しており、その状態で車内を徘徊していたため、乗客1,000人に感染の疑いがかけられてしまう。マッケンジーはヘリコプターを派遣して、感染したゲリラと貨物車にいた犬を回収しようとするが、犬を回収した時点で列車が山間部に入ってしまい、ゲリラの回収に失敗する。シュトラドナーは回収した犬の検査を実施して解毒方法を探り、マッケンジーは列車をニュルンベルクに誘導して、そこから医療チームを乗車させてポーランドの隔離施設で乗客に精密検査を受けさせることに決める。マッケンジーはニュルンベルクに到着するまでの間、チェンバレンに乗客の診療を行うように指示するが、途中で乗客たちが次々に病原菌に感染してしまう。列車が無事にニュルンベルクに到着すると、そこには完全防備したアメリカ軍兵士たちが待ち構えており、酸素供給装置を持ち込んだうえで列車を完全に密封し、乗客たちを管理下に置く。その様子を見たカプランは、かつて[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]によって収容所送りにされた過去を思い出して錯乱状態に陥る。 列車はアメリカ兵を乗せてポーランドに向けて発車するが、隔離施設に向かう途中でカサンドラ・クロス橋梁を通過することを知ったカプランは絶望する。カサンドラ・クロス橋梁は1948年に廃線となり、崩落の危険性が指摘され周辺住民たちも立ち退いている場所だった。カプランから話を聞いたジェニファーは、マッケンジーに事情を聞くようにチェンバレンに伝えるが、マッケンジーは﹁安全性は確認されている﹂と答えるだけだった。マッケンジーは上層部の命令で、乗客たちを乗せた列車をカサンドラ・クロス橋梁に進入させ、老朽化した橋梁の崩落事故に見せかけて列車に乗るアメリカ兵諸共口封じするつもりなのだ ==登場人物==
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