カッターナイフ
交換可能な刃を持つ刃物
カッターナイフとは、紙や布などの切断・裁断に用いられる薄手の刃を有する刃物のこと。略してカッターとも呼ばれる。用途に応じて様々な形状の製品が用いられている。直線状の刃を持つカッターナイフで立体の硬い物体を切り出す場合には、刃が折れてケガをする可能性があるので、小刀など別の刃物を用いることが望ましい。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7f/Cutter.jpg/310px-Cutter.jpg)
「折る刃」式カッターナイフ
従来、印刷所などではナイフやカミソリの刃、ガラスの破片を用いて紙類を裁断していた。しかし、刃先が磨耗してすぐに切れ味が悪くなる欠点がある。そこで1956年に日本の岡田良男が板チョコからヒントを得て折る刃式カッターナイフを考案した。ヒントは靴磨きがビンを割って刃を新しくしているのを見て、という説もある。岡田はこの"折る刃"からオルファ株式会社を創業。これは鋼製の刃にあらかじめ折り筋を付けておき、刃先が磨耗した場合にはそれを折り取ることで新たな鋭い刃先を作り出す方法。現在では一般用のカッターナイフの多くがこの方式を採っている。刃は大型刃、小型刃などオルファ社のサイズが世界標準となっており、他社製品との互換性もある。
種類
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/10/Various_cutter_knives.jpg/256px-Various_cutter_knives.jpg)
ロータリーカッター
アクリルカッター
スクラップ用カッター
かすかに出た刃先で重なった紙の上一枚だけを切り取ることができる。
かすかに出た刃先で重なった紙の上一枚だけを切り取ることができる。
法的問題
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脚注
- ^ 氏名不詳の男に罰金刑 「すべて言えません」銃刀法違反で京都地裁、産経ニュース、2007年11月9日付、2008年7月8日閲覧。