「クロフネツツジ」の版間の差分
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辻井 (2006) を元に一部加筆、YList |
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|属 = [[ツツジ属]] ''[[:w:Rhododendron|Rhododendron]]''
|種 = '''クロフネツツジ''' ''R. schlippenbachii''
|学名 =
|和名 = クロフネツツジ(黒船躑躅)
|英名 = Royal azalea
|下位分類 =品種
* シロバナクロフネツツジ {{Snamei|Rhododendron schlippenbachii}} {{AU|Maxim.}} f. {{Snamei|albiflorum}} {{AU|Y.N.Lee}} {{small|([[1974年|1974]])}}<ref>{{YList|id=45634|taxon=Rhododendron schlippenbachii Maxim. f. albiflorum Y.N.Lee シロバナクロフネツツジ(標準)|accessdate=2024-06-23}}</ref>
}}
'''クロフネツツジ'''︵黒船躑躅{{sfn|辻井達一|2006|p=164}}、[[学名 == 特徴 ==
大輪の花を咲かせ、「ツツジの女王」と呼ばれることもある。「黒船」の名がついているが、日本へは朝鮮から渡来したとされる{{sfn|辻井達一|2006|p=166}}。学名の[[種小名]] ''schlippenbachii'' は、朝鮮の植物を集めた[[ドイツ]]の[[シュリッペンバッハ]]提督に由来する{{sfn|辻井達一|2006|p=167}}。
高さは1 - 4. 花期は4 - 5月。葉の展開後すぐに、枝先の1個の花芽に3 - 6個の[[花]]を散形状につける。[[花冠]]は淡い桃色または白色の漏斗形で、花冠上方の3弁には赤茶色の斑点がある。[[雄蘂]]は10本ある。 大抵のツツジは[[挿し木]]で殖やすことができるが、本種は挿し木で殖やすことが難しく、種子から育てられる{{sfn|辻井達一|2006|p=167}}。
==分布==▼
[[中国]]東北部、[[ロシア]]極東部および[[朝鮮半島]]に自生する。日本には[[江戸時代]]初期の[[1668年]]に朝鮮半島から渡来したとされており、栽培されている。▼
▲== 分布 ==
▲[[中国]]東北部、[[ロシア]]極東部および[[朝鮮半島]]に自生する。日本には[[江戸時代]]初期の[[1668年]]に朝鮮半島から渡来したとされており、栽培されている。対馬にもあったという説もあるが、定かではない{{sfn|辻井達一|2006|p=167}}。 ==類似種との関係==
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[[大韓民国|韓国]]においては﹁チョルチュク︵{{lang|ko|철쭉}}︶﹂と呼ばれ、[[江原特別自治道]]、[[光州広域市]]、[[議政府市]]など多くの自治体でその自治体を象徴する花として制定されている。一方で、韓国以上に[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]において親しまれているカラムラサキツツジを象徴の花としている自治体は少ない。 == 脚注 ==
{{Reflist}}
== 参考文献 ==▼
* {{Cite book|和書|author =[[辻井達一]]|title =続・日本の樹木|date =2006-02-25|publisher =[[中央公論新社]]|series =中公新書|isbn =4-12-101834-6|ref=harv}}
{{参照方法|date=2024年6月|section=1}}
* 本田正次他『朝日百科 世界の植物2』、1978年、朝日新聞社▼
* トニー・ロード他著・井田智子他翻訳『FLORA フローラ』、2005年、産調出版▼
* [http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200016554 Flora of China, ''Rhododendron schlippenbachii'']▼
==関連項目==
*[[木の一覧]]
*[[高英姫]] - 本人を指す花として使われている。
▲==参考文献==
▲*本田正次他『朝日百科 世界の植物2』、1978年、朝日新聞社
▲*トニー・ロード他著・井田智子他翻訳『FLORA フローラ』、2005年、産調出版
▲*[http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200016554 Flora of China, ''Rhododendron schlippenbachii'']
{{Commons|Rhododendron schlippenbachii}}
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