ケーニグセグ・ジェスコ
ジェスコ(Jesko)はスウェーデンの自動車メーカーケーニグセグが開発したハイパーカーである。
ケーニグセグ・ジェスコ | |
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![]() 2019年ジュネーヴ・モーターショーにて | |
![]() リアビュー | |
概要 | |
販売期間 | 2020年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
エンジン位置 | ミッドシップ |
駆動方式 | 後輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | 5,032cc V8 DOHC ツインターボ |
最高出力 |
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最大トルク |
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変速機 | 9速LST |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 | 4,610mm |
全幅 | 2,030mm |
全高 | 1,210mm |
車両重量 | 1,420kg |
概要
編集メカニズム
編集エンジン
編集パワートレイン
編集ケーニグセグが独自に開発した「ライト・スピード・トランスミッション(LST)[1]」と呼ばれる9速マルチクラッチトランスミッションが組み合わせられる。従来のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)では不可能であった、隣接するギア以外へのシフトチェンジ(いわゆる「飛ばしシフト」)を可能としたことが大きな特徴。シフトラグは20ミリ秒で、本体重量も90kgと軽量に収まっている。
シャシ
編集従来モデルで実績のあるオーリンズ製ダンパーを引き続き採用。One:1のリアで採用された「トリプレックス(Triplex)」と呼ばれるダンパーシステムをフロントにも組み込むことで、乗り心地と走行安定性の向上を目指した。
カーボンファイバー製のモノコックは完全新設計で、ボディサイズはアゲーラと比べて全長で40mm、全高で22mm大きくなった。
タイヤ
編集デザイン
編集インテリア
編集エクステリア
編集バリエーション
編集ジェスコ
編集ジェスコ・アブソリュート
編集2020年3月3日に発表された、ケーニグセグ最速を目指して開発された最高速仕様。アブソリュートとは「完全無欠」を意味する。フロントスプリッターとリアウィングは取り外され、新たにV字状に配された一対のフィンをリアカウルに設置。これによりダウンフォースは250km/h走行時に40kg、最大でも50kgに抑えられ、Cd値は0.278に向上した。その他にも高速安定性の向上のため、リアホイールには脱着可能なカバーが取り付けられ、テールには85mm延長されたエアロテールを採用している。エンジンとトランスミッションは標準仕様から変更ない。明確な最高速度は不明だが、480km/hが可能な性能を持っており、適した条件下で理論上では最高速度531km/hに到達する。2023年7月に0-400-0km/h加速27秒83の新記録をマークした。
ジェスコ・チェリーレッドエディション
編集カーポータル「ラグジュアリー・アンド・エクスペンシブ」が発表したモデル。深い輝きを持つ赤いボディカラーが特徴で、そこにエクスポーズド・カーボンを使用したフロントスポイラー、エアベント、サイドステップ、リアウイング、リアディフューザー等が装着され、ホイールもカーボン製になっている。カーボンホイールはフロント6,7kg、リア8,4kgと発表されている。エンジンは標準モデルのジェスコと同じ。
ジェスコ・ヒュドラー
編集ジェスコ・ヒュドラーはジェスコをベースにしたワンオフモデル。「ヒュドラー」とは、ギリシャ神話に登場する代表的な怪物の一つで、ヘラクレースによって退治された「12の功業」の一つ。トレミーの48星座の1つである海蛇座もヒュドラーのことを指す。 エクステリアはパープルカーボンボディで、光の加減によってパープルの色合いが大幅に変化して見える特殊な塗料を使用している。また、カスタムエアロパッケージを採用し、フロントスプリッターや、両サイドのツインカナード、ルーバー付きフロントフェンダー、巨大なシャークフィンなどが採用されている。リアフェンダーには"HYDRA"の文字、シャークフィンにはヒュドラーの紋章がパープルで表記されている。 インテリアはブラックを基調とし、ステアリングホイールにはパープルレザーを使用。助手席のダッシュボードには"HYDRA"のエンボス加工がされている。フルアルカンターラのスポーツシートにはパープルのカラードステッチとヒュドラーのロゴがヘッドレストにエンボス加工されている。
ジェスコ・オーディン
編集ジェスコ・オーディンはジェスコをベースにしたワンオフモデル。「オーディン」とは北欧神話の主神にして戦争と死の神で、詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロン。 ボディカラーはベースとなるカーボンボディに本物のゴールドをフレーク状にして加味されている。また、標準のジェスコではカーボンパーツになっているフロントカナードやフロントフードダクト、スポイラーエンド、サイドミラーステー、リアマフラーフィニッシャー、フロントエンブレムなどがゴールドで塗装されている。また、リアウイングの裏側には"Koenigsegg"の文字が入っている。ゴールドをふんだんに使用しているため、ボディカラーだけで1億円と言われていて、どの角度から見てもゴールドアクセントが見えるようになっている。オーナーはMr.Marc氏。
脚注
編集参考文献
編集- “ケーニグセグ ジェスコ 完全解説!1600psを誇る最新スーパースポーツを紐解く”. GENROQ WEB. (2019年3月19日) .
- “ケーニグセグの新型スーパーカー『ジェスコ』、アゲーラ RS 後継車は1600馬力…ジュネーブモーターショー2019”. Response.. (2019年3月20日) .
- “【最高速度480km/h!】ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュート 日本法人が新体制で公開”. AUTOCAR JAPAN. (2020年12月16日) .