「ゴッド・オブ・ウォー (2018)」の版間の差分

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{{物語内容のみ|date=2020年3月}}
{{コンピュータゲーム
|Title = ゴッド・オブ・ウォー<br />GOD OF WAR
|Genre = [[アクションアドベンチャー]]
|Plat = [[PlayStation 4]](Pro対応)<br />[[Microsoft Windows]]
|Dev = [[SCESIEサンタモニカスタジオ]]
|Pub = ソニー・インタラクティブエンタテインメント
|series = [[ゴッド・オブ・ウォー]]シリーズ
|Play = 1人
|Media = [[Blu-ray Disc|BD-ROM]]
|Date = '''PS4:'''{{Flagicon|World}} [[2018年]][[4月20日]]<br />'''Windows:'''{{Flagicon|World}} [[2022年]][[1月15日]]
|Rating = {{ESRB-M}}<br />{{CERO-Z}}
|ContentsIcon = 暴力
|Sale = {{Flagicon|World}}1000 2300万本<ref>[{{Cite web|和書|url=https://wwwjp.gamesparkign.jpcom/articlegod-of-war-2018/201963587/05news/21/89818.html2300 PS4|title=『ゴッド・オブ・ウォー』販売本数1,000の累計セールスが2300万本突破!]Game Spark|access-date=2022-11-08 |date=2022-11-02 |website=IGN 2019年5月21日Japan}}</ref>
| etc = PS4 Pro ENHANCED対応
}}
『'''ゴッド・オブ・ウォー'''』 (GOD OF WAR) は、[[2018年]][[4月20日]]に[[ソニー・インタラクティブエンタテインメント]]より[[PlayStation 4]]向けに発売されたコンピュータゲームソフト<ref>[http://dengekionline.com/elem/000/001/702/1702045/ 『ゴッド・オブ・ウォー』を遊んだ感想。シリーズ未経験でも間違いなく楽しめる!]電撃オンライン 2018年4月10日</ref>。略称は『'''GoW'''』。[[Microsoft Windows]]向けのPC版は2022年1月15日に発売された<ref>{{Cite web|和書|url=https://blog.ja.playstation.com/2021/10/21/20211021-godofwar/ |title=『ゴッド・オブ・ウォー』PC用ソフトウェアの発売が2022年1月14日(金)に決定! |date=2021-10-21 |accessdate=2021-10-21 |website=PlayStation.Blog}}</ref>
 
== 概要 ==
[[ゴッド・オブ・ウォー]]シリーズの作品だが、『[[ゴッド・オブ・ウォーIII]]』で[[ギリシア神話]]の神々との戦いを描いた三部作は完結したため、本作は舞台やストーリーを一新した新たな物語の1作目となっている。物語自体は本作のみで一つの区切りがついているが、北欧神話の主神である[[オーディン]]や、雷神[[トール]]は名前が言及されるものの直接登場はせず、最終戦争である「[[ラグナロク]]」の到来が近いことを示唆しつつ終わっている。
 
[[]]<ref>[httphttps://www.4gamer.net/games/346/G034612/20180420006/ PS4]4Gamer.net 2018420</ref>
 
2022年に続編となる『[[ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク]]』が発売された。
 
== ストーリー ==
 
== システム ==
;リヴァイアサン(Leviathan Axe)
:かつてフルドラ兄弟がフェイに贈った[[斧]]で、本作のクレイトスのメイン武器。フェイの死後、クレイトスへと受け継がれる。
:フロストトロール20体の叫び声を注いで造られた斧で、刃に冷気を纏って攻撃することが出来るうえ、[[トマホーク]]や[[フランキスカ]]のように投げ飛ばし、[[ミョルニル]]のように呼び戻すことが出来る。また、仕掛けの特定の部位に突き立てると凍らせて仕掛けを止める事もできる。
:ただし、凍てついた死者の国「ヘルヘイム」のヘルウォーカーには攻撃が効かないという弱点もある。
;ブレイズ・オブ・カオス(Blades of Chaos)
:[[|]][[|]][[]]使
:ギリシャにいた頃にこれで妻と娘を殺し、また「忌まわしき過去の象徴」としてクレイトスの家の床下に隠されていたが、病にかかったアトレウスを救うために[[ヘルヘイム]]に行く必要が生じたため、再びクレイトスの手に戻用いることになる。
:両腕に巻きつけられた伸縮自在の[[]]で2本の剣を操る[[鎖鎌]][[ヨーヨー]]を合わせたような性質を持つ。またギリシャ世界の冥界「[[タルタロス]]」の炎を刃に宿しているため、リヴァイアサンでは傷つけられない極寒のヘルヘイムのモンスタヘルウォーカーや凍った茨を燃やし、叩き切ることが出来る。
:ブロックの手によって10秒間だけだが「冥界の風」の力を保つことも出来る様になる。
;守護者の盾(Guardian Shield)
:クレイトスがフェイと出会った日に贈られた盾。普段は彼の左腕に折りたたまれた状態で装着している。ガードボタンを押す事により、瞬時に円形の盾に展開する。
:リヴァイアサンを投げたり武器を収納している際はこの盾と素手で戦うことになり、レベルアップすることで強力なカウンター攻撃などができるようになる。
;スパルタン・レイジ(Spartan Rage)
:使使
:レイジスキルをアップグレードすることで強力な踏み付けや岩を投げ飛ばしたりできるようになる。
:レイジゲージは敵に攻撃を加えたり、ステージに落ちているレイジストーンで回復することが出来る。
;かぎ爪の弓(Talon Bow)
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=== 主人公と協力者 ===
;クレイトス
:英語版音声 - [[クリストファー・ジャッジ]] / 日本語吹き替え - [[三宅健太]]<ref>[httphttps://www.4gamer.net/games/346/G034612/20180413051/ 映画のような体験と歯ごたえのあるバトルは必見。“新生”「ゴッド・オブ・ウォー」プレイレポート]4Gamer.net 2018年4月19日</ref>
:主人公。かつて「[[スパルタ]]の亡霊」の二つ名でギリシャ全土にその名を轟かせた半神半人の戦士。
:父[[ゼウス]]達ギリシャの神々への復讐を終えて自決するも生き延び、流れ着いた北欧で自分を受け入れてくれたフェイとの間にアトレウスをもうける。フェイの死後、[[アース神族]]からその身を狙われるようになってしまう。
:本作ではギリシャにいた頃より髭が伸びており、腕にはかつての鎖の巻き痕を隠すように包帯で覆っている。
;アトレウス
:英語版音声 - Sunny Suljic / 日本語吹き替え - [[小林由美子]]<ref>[https://www.jp.playstation.com/blog/detail/6817/20180420-godofwar.html 『ゴッド・オブ・ウォー』のスタッフ&キャストに直撃したロングインタビュー!【特集第4回/電撃PS】]PlayStation.Blog 2018年4月20日</ref>
:クレイトスの息子。父から神の力を受け継いでいるが、自身の系譜は知らされていない。
:まだ未熟な少年ではあるが、幼い頃から両親に教わって身に付けた様々なスキルでクレイトスとともに旅路を切り開いていく。
;[[ブロックとエイトリ|フルドラ兄弟]]
:かつて[[ミョルニル]]を造ったことで名を馳せた[[ドワーフ]]の鍛冶師の兄弟。しかしそのミョルニルを[[トール]]が虐殺に悪用した事が原因で現在は喧嘩別れしており、お互いに自分の方が腕は優秀だと言い合っている。
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;[[バルドル]]
:英語版音声 - Jeremy Davies / 日本語吹き替え - [[櫻井トオル]]
:
:呪術によって痛みを感じない不死身の肉体を得ており、細身ながらクレイトスと互角に渡り合えるほどの怪力を誇る。
:オーディンの命を受けてミズガルズへと訪れ、クレイトスとアトレウスを執拗に付け狙う。
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:英語版音声 - [[トロイ・ベイカー]] / 日本語吹き替え - [[木村雅史]]
:トールの息子の一人で、力を司る神。雷で研ぎ澄まされた大剣を武器とする。
:傲慢で自分勝手な性格で、かつて[[フルングニル]]の下敷きになった父を助けた話は実際はモージと協力して行ったものだったが、その手柄を独り占めして自分の功績にした過去を持つ。
:父の命令で、弟モージと共に叔父バルドルの部下としてミズガルズへ訪れる。
;[[マグニ|モージ]]
:英語版音声 - [[ノーラン・ノース]] / 日本語吹き替え - [[竹田雅則]]
:トールの息子の一人で、勇気を司る神。父のミョルニルを模した雷の[[メイス]]と堅固な盾を武器とする。
:フルングニル騒動での手柄を兄に独占されたことを根に持っている。勇気を司っているものの性格は陰湿かつ慎重・臆病で、弱そうな相手を狙ったり口汚く相手を煽って調子を狂わせるのを好む卑劣漢である。
:兄共々問題児として有名なようで、品位を欠いた言動をバルドルに窘められたり、ミーミルからも「ろくでなし」と評されている。
;[[ワルキューレ|ヴァルキュリア]]
:戦死者の魂を[[ヴァルハラ]]へと導く役割を担う、女王シグルーン率いる9姉妹の女神たち。
:
:クレイトス達が見つけると襲いかかってくるが、翼をもぎ取ることで魂を開放できる。
;[[シグルーン]]
:英語版音声 - / 日本語吹き替え - [[浅野まゆみ]]
:フレイヤの失脚後、ヴァルキュリアを束ねた女王。かつてミーミルとは恋仲であった。
:姉妹たちを各地に封印した張本人であり、本作の裏ボスとして登場する。
;スヴァルタリクフール
:[[アルフヘイム]]に住まう[[ダークエルフ|闇のエルフ]]の王。
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;[[アテーナー|アテナ]]
:英語版音声 - / 日本語吹き替え - [[魏涼子]]
:ュンポスの戦いとシャ神話における知恵の女神で、クレイトスとは異母姉弟にあたる。
:クレイトスがゼウス達への復讐を果たす手助けをするも、そのために彼に授けた武器「[[希望]]」を、彼が自身に返さずに世界に解き放ったことで決別した。
:中盤、アトレウスを助けるため再びブレイズ・オブ・カオスを手に取る覚悟を決めたクレイトスの前に現れる。
;[[ゼウス]]
:英語版音声 - [[コーリー・バートン]] / 日本語吹き替え - [[壤晴彦]]
:かつてギリシャ全土を支配したュンポスのシャ主神。クレイトスの実父にしてアトレウスの祖父。
:かつて自身が父[[クロノス]]を滅ぼしたように、今度は自身が息子クレイトスに滅ぼされる運命を恐れて壮絶な死闘を繰り広げるも、「希望」を手にした彼の手によって滅ぼされた。
:中盤、ヘルヘイムの「断罪の橋」に訪れたクレイトスの前に彼の幻影が現れる。
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;サムール
:かつて[[霜の巨人|ヨトゥン]]一の名匠と謳われた[[石工]]の巨人。天を衝くほどの壮絶な巨躯を有し、所有する道具も巨大。
:自分の跡を継ぐか否かで喧嘩別れした一人息子フリムスルを探してミズガルズを彷徨っているうちにトールと出くわしてしまい、愛用していた魔法の[[鑿]]を脳天に突き刺されて殺された。遺体は[[ニョルズ]]を信奉する村の上に倒れこみ、最後の吐息で村を含めた一帯を凍結させた。終盤とある事情から復活してクレイトスらの前に立ち塞がる。
;[[ヒルディスヴィーニ]]
:ヴァナヘイム出身の魔法の猪で、フレイヤの友人。現在はミズガルズでフレイヤと共に暮らしている。
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:ブロックの悪友で、[[錬金術]]に長けたドワーフ。
:邪悪な研究をし続け、古の民から心臓を抜き取ったソウルイーターを誕生させるも、そのソウルイーターの暴走で仲間たち諸共殺害されてしまった。
:ブロックからのサイドクエスト依頼で、彼の遺産を探し出すミッションサイドクエストがある。
;[[ファフニール|ファヴニール]]
:かつて世界中を駆け巡り多くの宝を収集したドワーフで、シンドリやミーミルとは旧知の仲。
:シンドリやミーミルも呆れるほどに強欲で、フレイヤの魔法の鏡を盗んだことで[[ドラゴン]]に姿を変えられてしまい、ミズガルズで鎖に繋がれている。
:サイドクエストの一つで、彼と同じくドラゴンの[[オッタル]]、[[レギン]]の3頭の鎖を解くミッションクエストがある。
;[[イーヴァルディ]]
:かつてドワーフの中でも屈指の名匠と言われた発明家。
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:ミズガルズで一大勢力を誇った[[ヴァイキング]]「ハラーズ・ファーマン」の首領。
:育ての親である祖父を殺した父を憎み、ファヴニールの貯蔵庫に盗みに入った際に彼を殺し首領の座を奪った。
:シンドリからのサイドクエスト依頼で、彼がファヴニールの貯蔵庫から盗んだ砥石を探し出すミッションクエストがある。
;[[グルヴェイグ]]
:生前は[[セイズ|セイズ呪術]]に長けた魔女。
:敵によって殺害された後、遺体はバラバラにされて九界の湖に沈められた。
:サイドクエストで、彼女の婚約者の亡霊からその遺骨の捜索を依頼されるミッションサイドクエストがある。
;[[フリッグ]]
:フレイヤがアース神族の女神で、オーディンとの間にバルドルをもうけから呼ばれてい
:終盤、フレイヤとの意外な関係が明かされる。
;[[トール]]
:アース神族の雷神でマグニとモージの父。本作では直接登場しない。
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:異母兄弟のバルドルには深い信頼を寄せており、彼の元に部下として息子たちを遣わせた。
;[[オーディン]]
:
:ラグナロクでの己の運命の改変と同時に全ての世界を支配しようとする野望を持ち、そのためにヨトゥン達の予知能力を狙っており、彼らを徹底的に迫害した。
;[[テュール]]
:アース神族の戦いの神(ゴッド・オブ・ウォー)で、劇中では既に故人。
:暴虐な悪神である同胞たちとは違い、生前は平和を愛する善神として多くの種族から愛された。また旅好きな神でもあり、[[ギリシャ]]や[[エジプト]]、[[日本]]や[[アステカ]]にも訪れていたことが明かされる。
 
== 評価 ==
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The Game Awards 2018<ref>[https://www.famitsu.com/news/201812/07168927.html The Game Awards 2018ASTRO BOTThe Game Awards 2018].com 2018127</ref>
 
== 脚注出典 ==
{{Reflist}}
 
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* {{YouTube|p=PLOkZyHIVzUcOXd88XLpbSzp0WuXKKiQYW|ゴッド・オブ・ウォー}}
* {{YouTube|c=UC34WV-82Y4AFF2KXxNvVJHA|God of War}}
* {{Steam app|1593500}}
 
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{{The Game Awards}}
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[[Category:アクションゲーム]]
185 ⟶ 203行目:
[[Category:ゴッド・オブ・ウォー]]
[[Category:2018年のコンピュータゲーム]]
[[Category:Windows用ゲームソフト]]
[[Category:PlayStation 4用ソフト]]
[[Category:神話を題材としたコンピュータゲーム]]
[[Category:北欧神話を題材とした作品]]
[[Category:アメリカ合衆国で開発されたコンピュータゲーム]]
[[Category:ミリオンセラーのゲームソフト]]
[[Category:コンピュータゲームのリブート]]
[[Category:ファミ通クロスレビュープラチナ殿堂入りソフト]]
[[Category:英国アカデミー賞ゲーム部門ベストゲーム賞の受賞作品]]<!-- 2018年 -->