ジュリスト
有斐閣が発行する法律専門誌の総称
﹃ジュリスト﹄︵Jurist︶は、株式会社有斐閣が月1回発売しているB5サイズの雑誌である。略称は﹃ジュリ﹄。﹁ジュリスト﹂は、﹁法律家﹂を意味する。
﹃判例タイムズ﹄誌、﹃判例時報﹄誌と並ぶ判例紹介誌のひとつであり、創刊は1952年︵昭和27年︶。﹃法律時報﹄のように、論文の掲載も多いのが特徴である。
法律実務家と一般市民の双方を対象として、法律解釈、立法動向、裁判実務上の問題等に関する論文を掲載している[1]。
別冊・増刊が数多く出されており、法律学の争点シリーズ[1]、時の判例シリーズ、判例百選シリーズ[1]のようにシリーズ化されているものも数多くある。現在は﹃ジュリスト﹄とは別の独立した雑誌である﹃法学教室﹄も、最初は1961年︵昭和36年︶に﹃別冊ジュリスト﹄として発行されたものである[1]。
2011年12月15日号まで月2回発行︵ただし、1月・8月は合併号で月1回発行︶であったが、2012年1月号から月刊化され、ビジネス・ローを重視した編成にリニューアルされた。
なお、従来の﹃ジュリスト﹄は、学術性の高い論文等も多く掲載されていたが、それらの記事については新たに2012年春から発行を開始した﹃論究ジュリスト﹄︵季刊︶に掲載されるようになった[1]。