'''大豆'''︵学名: {{snamei|Glycine max}}、{{Lang-en-short|Soy beans}}︶は、[[マメ科]]の[[一年草]]。完熟[[種子]]は主に[[搾油]]の原料となり、脱脂後の絞り粕︵[[大豆粕]]︶は飼料として利用されている。食用にもなり特に東アジアでは様々な利用形態が発達している。未成熟の種子を[[枝豆]]と呼ぶ。
[[農作物]]として世界中で広く栽培されている。[[日本]]には[[縄文時代]]に存在したと思われる大豆の出土例があり、『[[古事記]]』にも大豆の記録が記載されている。
ダイズ種子には苦み成分である[[サポニン]] {{enlink|Saponin}}︵[[ダイズサポニン]]︶が多く含まれており、人類の[[主食]]にまではなっていないが、植物の中では唯一[[食肉|肉]]に匹敵するだけの[[タンパク質]]を含有する特徴から、近年の世界的な健康志向の中で﹁ミラクルフード﹂として脚光を浴びている。ただしダイズ種子には苦み成分である[[サポニン]] {{enlink|Saponin}}︵[[ダイズサポニン]]︶が多く含まれているため、人類の[[主食]]にまではなっていない。日本・[[ドイツ]]では﹁畑の︵牛︶肉﹂<ref>{{Cite web|url=https://dime.jp/genre/916878/|title=たんぱく質、大豆サポニン、じつは巣ごもり生活に必要な栄養成分が盛りだくさんの﹁大豆﹂を毎日食べ続ける健康法|publisher=@DIME アットダイム|date=2020-05-24|accessdate=2020-11-23}}</ref>、[[アメリカ合衆国]]では﹁大地の黄金﹂とも呼ばれている。また、[[日本料理]]やその[[調味料]]の原材料として中心的役割を果たしている︵後述︶。[[菜食主義]]や[[殺生]]を禁じた[[宗教]]においては植物性のタンパク源として利用され、[[精進料理]]においても重用された事で多くの加工食品が生み出された。加工食品の技術が上がるにつれて、[[代替肉|肉を模した代替食品]]としても注目されている。