ノート:ツクヨミ
最新のコメント:14 年前 | トピック:ツクヨミからツキヨミへの改名提案 | 投稿者:Charon
ツクヨミ/ツキヨミ
記紀万葉その他﹁日本神話﹂の中心となる上代文献には、﹁都奇余美﹂とか﹁都久余美﹂のような訓字例が存在しないので、ツクヨミかツキヨミかはどちらとも決しがたいと思います。現状では﹁ツクヨミ﹂が主流とはいえ、﹃日本の神仏の辞典﹄︵大修館︶や﹃日本神祇由来事典﹄︵柏書房︶のように﹁ツキヨミ﹂を採用している本もあります。﹁月﹂はツキともツクとも読みうる、一方で﹁月読﹂の読みは﹁ツクヨミ﹂が主流となっているのは、恐らく﹁月夜﹂を﹁ツクヨ﹂と読む例からの類推で﹁ツクヨミ﹂が自然に類推されるからではないでしょうか。ツクヨミもツキヨミも、結局はどちらでも間違いではないでしょう。外国でツキヨミが主流なのは、単に他言語の語尾変化が面倒だからなのかもしれません。
実を言うと、日本神話の中心的存在でさえ名前は必ずしも確定しているわけではありません。例えば、天照大神=アマテラスは、実際にはアマデラスと濁って読むべきだとする意見があります。根拠は万葉集の歌に﹁あまでらす﹂の例が存在するからで、他にもヤマトタケルはヤマトタケと呼ぶべきだとする説も一部にはあります。--Charon 2005年2月28日 (月) 13:28 (UTC)
ツキヨミと読む事が必ずしも間違いでないほかの理由として、神社名があります。壱岐と京都に存在する月読神社ですが、この両者の読みはツキヨミです。ツキヨミと読む事もある旨記す事は問題ないと考えます。222.158.105.130 2007年2月16日 (金) 13:22 (UTC)
古事記の英訳では、Tuku-yomi-no-mikoto︵発音記号はTsukuyomi-no-mikoto︶です。ただいずれにせよ、ツクヨミもツキヨミも間違いとは言い切れませんので、両方記してある今の記述で良いと思います。--Rei.N 2008年11月16日 (日) 23:43 (UTC)
創作におけるツクヨミ
どういうものを取り上げるかですが、少なくともふたつのことをわけたようがよいように思います。
●神話を直接素材とするもの、またそれを素材とした上で発展させているもの
●ツクヨミにちなんだ︵神話を直接題材にしているとはいいがたい︶登場人物を登場させているもの︵生まれ変わりとか化身とかそういう設定のもの︶。
配列は時代別で、かつこの項目の一番最後のところ︵関連項目の直前︶かと思います。--Aphaia 2005年8月6日 (土) 13:55 (UTC)
加えるに、
●名前だけ拝借したもの
というのも存在しますね。百科事典としては精選した方がいいんでしょうが、万葉集からオタゲーに至るまでずらっと派生作品が並ぶというのも壮観かも……--Charon 2005年8月7日 (日) 11:37 (UTC)
個人的には名前だけ拝借したものはちょっと載せるのはどうかと思います。﹃月詠 -MOON PHASE-﹄とかが関連しているか、といわれるとファンとしても﹁?﹂と感じますので…。―霧木 諒二 2005年8月7日 (日) 16:47 (UTC)
私も積極的に奨励することではないようにおもいます。名前を借りているだけというのが情報としてどれだけ意味があるかわかりませんし。あちらに書かれていてリンクされるというならまだわかるんですが。--Aphaia 2005年8月7日 (日) 16:53 (UTC)
では、とりあえずツクヨミの関連作品を集めて、どこまでなら載せていいか線引きを考えるとしましょうか。︵下のリストは自由に追補して下さい︶--Charon 2005年8月8日 (月) 12:02 (UTC)
月読の派生作品
A神話のツクヨミを直接素材とするもの、またそれを素材とした上で発展させているもの。
●万葉集に収録されている諸作品︵? 別扱い?︶
●山岸凉子﹃月読﹄︵古事記のスサノオ乱行と書紀の第十一の一書におけるツクヨミの食物神殺しを重ねたもの︶
●森岡浩之﹃月と炎の戦記﹄︵性格の悪いツクヨミが登場する陰険コメディ。続編に舞台を現代にした﹃月と闇の戦記﹄シリーズがある︶
Bツクヨミにちなんだ登場人物を登場させているもの︵生まれ変わりとか化身とかそういう設定のもの︶。
●荻野真﹃孔雀王﹄の月読︵裏高野の盲目の美少女僧侶、Cかも︶
●増田晴彦﹃スサノオ﹄︵日本神話の神々が異形のクリーチャーと化して激闘を交わすという筋。ツクヨミは悪役︶
●出口竜正﹃命~紅の守護神~﹄︵主人公が日本神話の神々を自分に憑依させて戦うという筋。ツクヨミは悪役︶
●倉本由布﹃ツクヨミの末裔﹄︵コバルト文庫。登場人物がツクヨミの子孫という設定で、黄泉の国でスサノオに翻弄される︶
●その他、﹃クロノ・クロス﹄︵ピエロ型ツクヨミ︶、﹃遊戯王﹄のカード、﹃女神転生﹄にも登場。
Cツクヨミの名前だけを拝借したもの。
●有馬啓太郎﹃月詠 -MOON PHASE-﹄
●アドベンチャーゲーム﹃ツクヨミ ~稀人の唄~﹄
●前田珠子﹃月読見の乙女﹄︵集英社スーパーファンタジー文庫︶
D不明︵わかり次第適切な所に移して下さい︶
ついでに……有限会社ツクヨミ
選評
AとBは異論ありません。Cはあげられている作品については関連性があるのか記事からはわかりませんでした。偶然の一致ということもあるんじゃないかと思います。作者が名前をかりたといっているものだけをとり、たんにそういうことがあるということを紹介するだけでいいようにも思いました。Dは知らない作品ですが、Bの変形として﹁子孫﹂というのもいれておくといいかもしれません。
--Aphaia 2005年8月11日 (木) 00:50 (UTC)
P.S.﹃孔雀王﹄の月読はCなんじゃないですかね? 字が同じですから、Cとして挙げられているものよりは有力かと︵あきらかに作品のガジェットとして各種神話が使われていることからも、神名に由来するといってよいでしょうし︶。--Aphaia 2005年8月11日 (木) 00:53 (UTC)
今の書き方だとAに入るようにも思えますが、﹃ツクヨミにヒントを得た創作﹄としてもう1つ分類を作れば良いのではないでしょうか。神話のツクヨミからかけ離れているが、名前だけを借りたのでもない、というあたりで。 -- NiKe 2005年8月11日 (木) 01:10 (UTC)
孔雀王シリーズでは日本神話をネタにした話もあるのですが、未読で天津神としてのツクヨミが登場するかどうかは不明です。︵本編も断片的に読んだきり︶
ゲームの中にはモンスターキャラとしてツクヨミが登場するものが幾つかあります。--Charon 2005年8月14日 (日) 01:12 (UTC)
派生作品が~と言い出したくせにここを見るのが遅れてすみません。A、Bまでを掲載するのがいいと思います。Elthy 2005年9月20日 (火) 06:56 (UTC)
失礼します。私もAとBを記載するのが良いと思います。Cでも関連性があるのなら記載するべきでしょうが、基本的には不要でしょう。--shikai shaw 2005年9月20日 (火) 08:25 (UTC)
放置されているようでしたのでAとBを本文に追加しておきました︵万葉集関連は別に節があったので除きました︶。--Srats 2008年3月4日 (火) 15:35 (UTC)
前田珠子先生の作品の内容は、月読命に関係なかったと記憶しております。よって不要でしょう。古い話ですが一応情報として挙げておきます。--Rei.N 2008年11月16日 (日) 23:34 (UTC)
や行の甲類
本文中の2﹁ツクヨミの表記﹂にいきなり﹁甲類﹂が現れ、3﹁ツクヨミの名義﹂でも使われています。﹁甲類﹂・﹁乙類﹂は、あまり一般的ではないと思うので、ここで簡単に説明し、項目﹁や行﹂にリンクするとよいと思います。
ところが、項目﹁や行﹂の中に﹁甲類﹂・﹁乙類﹂がありません。とりあえず、﹁か行﹂の﹁甲類﹂にリンクしておきました。
どなたか、詳しい方が﹁や行﹂に﹁甲類﹂または﹁乙類﹂を書き、そこにリンクするのが適切でしょう。 --Kazov 2005年8月17日 (水) 04:01 (UTC)
ツクヨミからツキヨミへの改名提案
ツクヨミと言う読みがあり、尚且つこちらの方がより広まっているのは事実ですが、伊勢神宮内宮月読宮の読みはツキヨミノミヤで祭神の読みもツキヨミです。字が違う外宮の月夜見宮についても同様です。月読を祭る神社に置いても少なくとも式内名神大社である、京都市と壱岐市の月読神社においても神社名、祭神名共にツキヨミです。世俗の物よりもより有名神社が多数採用しているツキヨミの方を記事名とするべきではないでしょうか?ツクヨミで検索をする方の方が多いでしょうけど、そちらはリダイレクトでも問題ないでしょう。それか読みに影響されない、月読命に変更するべきです。--究極の幻想 2010年2月25日 (木) 01:23 (UTC)
●︵条件付き改名賛成︶難しいですね。両様の訓がある事を活かす漢字表記が無難なように思いますが、その場合どの表記を採用するかでまたまた悶着が起きそうな︵﹁月神﹂という表記もあったりして…︶。一応漢字表記に改めると仮定して、記紀に限って管見上の表記を見ますと、
●﹃古事記﹄ - 月読命
●﹃日本書紀﹄ - 月神︵神代上本文と顕宗天皇3年紀︶・月弓尊︵神代上本文所引一書と一書第1︶・月夜見尊︵神代上本文所引一書と一書第11︶・月読尊︵神代上本文所引一書と一書第6︶
なので、意味上からも頻度からも﹁月読﹂はよしとして、﹁命﹂か﹁尊﹂かが問題となりそうです。ここでは正史としての格から﹃日本紀﹄表記の﹁月読尊﹂への改名に1票を。--胡亂堂 2010年2月27日 (土) 23:09 (UTC)
何年か前に上の方で記事名について議論していた当事者ですが、現時点では﹁月読﹂を推します。
﹁ツクヨミ﹂﹁ツキヨミ﹂の読み方は原典に訓字例がないためどちらともとれ、決定打がありません。以前は、この項目の主たる表記を一定どちらかに決めないといけないので、百科事典として、より広まっている方の﹁ツクヨミ﹂表記をとりました。
ただ﹁ツキヨミ﹂も神社名・祭神名としての表記というアドバンテージがあることも事実なので、項目名としては、記紀で共通する﹁月読﹂とし、読みで﹁︵ツキヨミあるいはツクヨミ︶﹂というように両論併記してはどうでしょうか。--Charon 2010年3月3日 (水) 13:22 (UTC)
神名は日本の神に置いても天照大神などの一部の例外を除いて、カタカナ表記が多いので皆さん漢字表記に抵抗があるのかな?思っていたのでカタカナでの改名を提案しましたが、漢字表記になるのであれば問題無いと思います。命、尊をつけるかどうかですが、名前部分は月読ですので月読でも問題は無いと思います。実際タカミムスビ等の記事もありますので、ただ天御中主神、天照大神等漢字の例ではついているケースも多く難しいです。もしかしたらある程度の統一は必要なのかもしれませんね。伊勢神宮正式では天照も尊称が違いますが、こちらはあくまで尊称で神名の部分では問題がありませんので問題視はしていませんでした。--究極の幻想 2010年3月3日 (水) 16:05 (UTC)
個人的には漢字表記の方が好みです。しかし記紀で表記が異なる神名をひっくるめて共通名で呼ぶ時はカタカナにしています。他の神々の項目では、結構バラバラなので統一はどうするか悩ましいところですね。﹁ミコト﹂もついたりついてなかったりしますが、これは尊称なので、項目としてはつけない方がよいと考えます。--Charon 2010年3月5日 (金) 14:42 (UTC)