「ビッグ・イン・ジャパン」の版間の差分

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{{otheruses|俗語|[[アルファヴィル (バンド)|アルファヴィル]]のシングル|アルファヴィル (バンド)}}
{{複数の問題|出典の明記=2023-5|独自研究=2023-5}}
'''ビッグ・イン・ジャパン''' (Big in Japan) は、「[[日本]]でしか売れていない[[洋楽]]ミュージシャン」を指す[[俗語]]。
 
[[1980]][[]]使使<ref>{{Cite web ||url =https://newsphere.jp/entertainment/20140313-3/ |title =Big in Japan |publisher =newsphere.jp |date =2014-03-13 |accessdate =2018-10-06}}</ref>
 
== 有名な事例音楽 ==
=== ポピュラー音楽 ===
[[]][[]]1960[[]][[]][[|]][[]][[]][[ ()|]][[]][[]][[]]
 
1970[[]][[ ()|]][[]][[ ()|]][[]][[at]]19701980[[]]
 
1970<ref>{{Cite web ||url =http://themainstream.jugem.jp/?eid=1649 |title =0 |publisher =themainstream.jugem.jp |date =2013-09-29 |accessdate =2018-10-06}}</ref> [[]][[]]
 
[[]][[]]200<!---->[[]]1977[[]][[]]
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[[]][[]][[]]21Child In Time[[|]][[]]Live At The Budokan[[EMI|EMI]]1978[[]]1982
 
1980[[MrMR.Big BIG ()|MR. BIG]]No.1"To Be With You"1990
 
[[]][[]][[Billboard 200]]3122002019<ref>[[]][[]]2010s[[]]202055-56ISBN 978-4-10-353131-9</ref>
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[[]][[]][[1990]][[]]
 
[[|]][[SUPERNOVA ()|]]<ref>[https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1941024 ]Kstyle20124241941</ref>[[]][[SMSH]][[SHU-I]][[MYNAME ()|MYNAME]][[BOYFRIEND ()|BOYFRIEND]][[Apeace]][[ENHYPEN]]
 
===クラシック音楽===
[[|]][[]][[ ()|]][[]][[]][[]][[]]<ref>{{Cite web||title=asahi.com - |url=http://www.asahi.com/jinmyakuki/TKY200710230317.html|website=www.asahi.com|accessdate=2021-02-25}}</ref>[[|]][[]][[]][[|]][[]]<ref> [[]]1992[[]]稿P163164稿[[]][[]][[]][[]][[]]19</ref>
 
[[マウリツィオ・ポリーニ]]はビッグ・イン・ジャパンではなく正真正銘の大一流という評論家は多いものの、KAJIMOTOのような音楽事務所が常にマネージメントについていたのは日本だけであり、ヨーロッパではギャラの単価はむしろ1990年代から下降線をたどっており、晩年のチューリヒのコンサートは半分しか埋まらなかった。またキャリアを重ねるに連れビッグ・イン・ジャパンになるアーティストは珍しくなく、[[イーヴォ・ポゴレリチ]]は今となっては完全にビッグ・イン・ジャパンであるが、かつてはポリーニ同様そうではなかった。
=== 文学 ===
 
===電子音楽===
ライブを伴わずに活動できる電子音楽では、ビッグ・イン・ジャパンのような例があまり見られない。
 
=== 文学 ===
[[アイルランド]]の[[推理作家]][[F・W・クロフツ]]やアメリカの推理作家[[S・S・ヴァン・ダイン]]は、母国では短期間のみ活躍した以降は忘れられた作家であるが、日本では長きにわたり人気を保ち続けており、特にヴァン・ダインは全作品が文庫化されて版を重ねている。
 
[[]][[]][[]][[]][[]][[]]<ref>[http://www.ojmm.net/research/GakugeiCafe2013/gakugei201308/  ]</ref>[[]]:''The Serialist''[[]]<ref>{{citeCite web || url = http://newsphere.jp/entertainment/20140313-3/ | title = Big in Japan | publisher = [[NewSphere]] | accessdate = 2014-03-23 }}</ref><ref>{{citeCite web || url =http://newsphere.jp/entertainment/20140208-2/ | title =  VIP | publisher = NewSphere | accessdate = 2014-03-23 }}</ref><ref>{{cite web | url =http://www.dailymail.co.uk/news/article-2538080/Big-Japan-Struggling-author-travels-Japan-realizes-book-best-seller-making-huge-celebrity.html | title = Struggling author David Gordon travels to Japan and finds his book is a best-seller | publisher = Mail Online|language =  | accessdate = 2014-03-23 }}</ref>
 
[[ヴィクトール・フランクル]]『[[夜と霧 (文学)|夜と霧]]』は、本国では[[1946年]]に出版されたものの2版のみで絶版となっていたが、日本語訳が[[1956年]]に[[みすず書房]]から出版されベストセラーとなったことで再評価され、以後世界的に広まったとされている<ref name=sinkan>[https://www.sinkan.jp/news/8255?page=1 永遠のロングセラーはどう生まれたか。みすず書房と『夜と霧』の60年] - 新刊JP・2017年12月30日</ref>。
 
[[]][[]][[]]SF[[西]]SF[[]]西SF
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[[]]SF[[]]201013682
 
=== 映像作品 ===
映画監督の[[サム・ペキンパー]]はアメリカでは『[[ゲッタウェイ]]』(1972年)が一度ヒットしたのみで鳴かず飛ばずであったが、日本においては『[[ワイルドバンチ (映画)|ワイルドバンチ]]』(1969年) や『[[ガルシアの首]]』(1974年) や『[[戦争のはらわた]]』(1977年)などを中心に高く評価されヒットした。数多くの日本の映画作家がペキンパーの影響やリスペクトを公言しており、アメリカ本国でも徐々に再評価されるようになった。
 
[[B|B]][[ ()|]]<ref>{{citeCite web || url = https://www.cinematoday.jp/page/A0002474| title = 20| accessdate = 2017-11-06 }}</ref>
 
[[]][[]]1971[[]]CD<ref>{{Cite web||title=CINEMORE|url=https://cinemore.jp/jp/erudition/376/article_377_p1.html|website=cinemore.jp|accessdate=2020-08-31|language=ja}}</ref>
 
TV[[]]<ref>{{citeCite web || url = https://www.cinematoday.jp/news/N0091319| title =  | accessdate = 2017-11-14 }}</ref>
 
=== 美術 ===
[[クリスチャン・ラッセン]]の絵画は[[バブル期]]の日本で一世を風靡したが、本国アメリカでは無名に近い<ref>[[原田裕規]]編著『ラッセンとは何だったのか 消費とアートを越えた「先」』フィルムアート社、2013年</ref>。
 
=== ファッション ===
[[ハンティング・ワールド]]、オールドイングランドなどは日本で突出して人気が高い[[ファッション・ブランド]]である。
[[ポール・スミス]]、[[キャサリンハムネット]]、オールドイングランドなどは日本で突出して受けている[[ファッション・ブランド]]であり、[[バーバリー]]のブラックレーベルおよびブルーレーベルも日本のみのブランドである。これらは[[商社]]のブランドコーディネートが成功した例である<ref>{{Cite web|title=【ある女性経営者のグローバル視点】日本だけでヒットしているアレのお話 {{!}} BUAISO.net - インターシティビジネスメディア|url=https://www.buaiso.net/business/economy/23095/|accessdate=2020-08-31|language=ja|last=s.hirano}}</ref>。
 
ハンティング・ワールドは[[伊藤忠商事|伊藤忠]]が全世界の販売権を保有し<ref>{{Cite web|和書| url = https://senken.co.jp/brands/hunting-world| title = 繊研新聞社 - HUNTING WORLD | accessdate = 2022-03-29 }}</ref>、2018年からは「White Mountaineering」のデザイナーである[[相澤陽介]]がディレクションを担っている<ref>{{Cite web|和書| url = https://www.fashionsnap.com/article/2017-05-24/hunting-world-yosukeaizawa | title = ハンティング・ワールドが変わる 相澤陽介がクリエーティブチームに加入 | accessdate = 2022-03-29 }}</ref>。
 
オールドイングランドは2011年に三喜商事が商標権を買収し<ref>{{cite web | url = https://www.sanki-brand.com/company/history/ | title = 三喜商事株式会社 - 社歴 | accessdate = 2022-03-29 }}</ref>、
1867年にパリのキャプシーヌ通りとヴォルネイ通りの角に誕生した1号店が2012年に145年の幕を閉じて閉店した際には、フランス語、英語、日本語の3言語で閉店を知らせる告知の張り紙をするなど<ref>{{Cite web|和書| url = http://blog.livedoor.jp/bridalhairmake/archives/4099836.html | title = フランス パリ オペラのold England 閉店 | accessdate = 2022-03-29 }}</ref><ref>{{Cite web|和書| url = https://jiadaparis.wordpress.com/2012/08/03/%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%80%80old-england%e3%81%8c%e9%96%89%e5%ba%97/ | title = オールドイングランド Old Englandが閉店 | accessdate = 2023-09-09 }}</ref>、日本との結びつきも強い。
 
== スモール・イン・ジャパン ==
1980[[]][[]]西[[]][[1970]][[]][[]][[AC/DC]][[]][[]]1970<ref>[[|]]https://www.jprime.jp/articles/-/29649 15000][[PRIME20231019</ref><ref>{{Cite web ()|url = https://mantan-web.jp/article/20220509dog00m200014000c.html |archiveurl = |author = |title = ]]303SONGSJB 2|website = mantan-web.jp|publisher = |date = |archivedate = |accessdate = 2024-04-17}}</ref>
 
尚、スモール・イン・ジャパンと呼ばれるバンドやミュージシャンでも、来日公演ではアリーナ、ドーム公演を成功させている者もいれば、一度も来日公演が実現していない者もいる。
 
=== 他国のスモール化 ===

[[]]<ref>{{Cite web ||url =https://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E6%B0%8F-%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E8%B3%9E%E3%81%AB%E8%BC%9D%E3%81%8F/7322108 |title = |publisher =www.swissinfo.ch |date =2009-04-07 |accessdate =2018-10-06}}</ref>[[]][[]][[]]
 
[[ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ]]は、CDは国外のレーベル(オランダ、スイス、ドイツ、ベルギー)から発売されることが圧倒的に多く、版権はドイツのSikorskiのままで、事実上の「スモール・イン・ロシア」である。
 
[[フレデリック・ジェフスキー]]は日本の全音楽譜出版社、スイスのAdesso<ref>{{Cite web |url = http://libcat.calacademy.org/title/mayn-yingele/oclc/638507355?referer=di&ht=edition|title = Mayn yingele|website = libcat.calacademy.org|publisher = libcat.calacademy.org|date = |accessdate = 2021-07-05}}</ref> から楽譜を出版し、LPの初リリースはイタリアで行われたため、長らくの「スモール・イン・アメリカ」であった。このため、過去のCDも次々と絶版になっている。
 
== 脚注 ==
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*[[頭文字D]] - アニメ版 (Second stage) の劇中で使用された[[SUPER EUROBEAT]]に同タイトルの曲が存在する。ロバート・パットンの曲。
*[[ミュール・ヴァリエイションズ]] - [[トム・ウェイツ]]のアルバム。同タイトルの曲が存在する。
*[[牧谿]] - [[中国]][[南宋]]末期の[[水墨画]]家であるが、没後ほどなくして中国では評価されなくなり、作品が流入した日本でのみ名声を保ち日本人の画家にも大きな影響を与えた。21世紀現在、牧谿の主要な作品はほとんどが日本に存在する。
 
{{Normdaten}}