ヘンリー四世 第2部
材源 編集
シェイクスピアが﹃ヘンリー四世 第2部﹄で主に材源としたのは、他の史劇同様、ラファエル・ホリンシェッド︵Raphael Holinshed︶の﹃年代記︵Chronicles︶﹄︵1587年出版の第2版︶で、それが劇に﹁terminus ad quem︵目標︶﹂を与えた。エドワード・ホール︵Edward Hall︶の﹃ランカスター、ヨーク両名家の統一︵The Union of the Two Illustrious Families of Lancaster and York︶﹄︵1542年︶も参考にしたようで[1]、研究者たちは他にも、サミュエル・ダニエル︵Samuel Daniel︶の薔薇戦争を題材とした詩にシェイクスピアは通じていたのではと示唆している[1]。
ヘンリー五世︵ハル王子︶
若い女性を口説くフォルスタッフ︵Eduard von Grüt zner画、1884年︶
●噂︵RUMOUR︶ - 口上役。
●王ヘンリー四世︵KING HENRY the Fourth︶
●ハル王子︵HENRY, PRINCE OF WALES︶、のちにヘンリー五世 - ヘンリー四世の子。
●クラレンス公トマス︵THOMAS, DUKE OF CLARENCE︶ - ヘンリー四世の子。
●ランカスター公ジョン︵PRINCE JOHN OF LANCASTER︶ - ヘンリー四世の子。
●グロスター公ハンフリー︵PRINCE HUMPHREY OF GLOUCESTER︶ - ヘンリー四世の子。
●ウォリック伯︵EARL OF WARWICK︶
●ウェストモーランド伯︵EARL OF WESTMORELAND︶.
●サリー伯︵EARL OF SURREY︶
●ガワー︵GOWER︶
●ハーコート︵HARCOURT︶
●ブラント︵BLUNT︶
●王座裁判所の首席裁判官︵Lord Chief Justice of the King's Bench︶
●首席裁判官の従者︵A Servant of the Chief-Justice︶
●ノーサンバランド伯︵EARL OF NORTHUMBERLAND︶
●ヨーク大司教スクループ︵SCROOP, ARCHBISHOP OF YORK︶
●モーブレー卿︵LORD MOWBRAY︶
●ヘースティングス卿︵LORD HASTINGS︶
●バードルフ卿︵LORD BARDOLPH︶
●サー・ジョン・コルヴィル︵SIR JOHN COLEVILLE︶
●トラヴァーズ︵TRAVERS︶とモートン︵MORTON︶ - ノーサンバランドの家来。
●サー・ジョン・フォルスタッフ︵SIR JOHN FALSTAFF︶
●その小姓︵His Page︶
●バードルフ︵BARDOLPH︶
●ピストル︵PISTOL︶
●ポインズ︵POINS︶
●ピートー︵PETO︶
●シャロー︵SHALLOW︶とサイレンス︵SILENCE︶ - 地方判事。
●デーヴィー︵DAVY︶ - シャローの召使い。
●モールディー︵MOULDY︶、シャドー︵SHADOW︶、ウォート︵WART︶、フィーブル︵FEEBLE︶、ブルカーフ︵BULLCALF︶ - 新募集者。
●ファング︵FANG︶とスネア︵SNARE︶ - 警吏。
●ノーサンバランド夫人︵LADY NORTHUMBERLAND︶
●パーシー夫人︵LADY PERCY︶
●クィックリー夫人︵MISTRESS QUICKLY︶ - イーストチープのボアーズヘッド亭の女将。
●ドル・ティアシート︵DOLL TEARSHEET︶
●貴族たち、従者たち、Porter、給仕たち、Beadles、Grooms、他
●踊り手︵締め口上の語り手︶