「ホンダ・ジェイド (自動車)」の版間の差分
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| 3枚目画像の説明=2015年2月発売型 日本仕様 HYBRID X
| 3枚目画像名=Honda JADE HYBRID X (FR4) front.JPG
| 販売期間=中国:[[2013年]]9月 -<br/>[[2020年]]6月<br/>日本
| 製造国={{CHN}}<br/>{{JPN}}([[埼玉県]])
| 乗車定員=6名<small>('''2015年2月-2020年7月''')</small><br/>5名<small>('''2018年5月-2020年7月''')</small>
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| トランスミッション=無段変速オートマチック([[無段変速機|CVT]])<br />('''ガソリン車''')<br />7速[[デュアルクラッチトランスミッション|DCT]]<br />('''ハイブリッド車''')
| 駆動方式=[[前輪駆動]]
| 全長=4,650mm<br /><small>('''2015年2月-2018年5月''')</small><br />4,660mm<br /><small>('''2018年5月-2020年7月''')</small>
| 全幅=1,775mm
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| 自由項目1(項目名)=ブレーキ
| 自由項目1(内容)=前:油圧式ベンチレーテッドディスク<br />後:油圧式ディスク(ドラム駐車ブレーキ内蔵)
|製造会社=[[本田技研工業]]|サス後=[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウィッシュボーン式]]|サス前=[[ストラット式サスペンション|マクファーソン式]]}}
'''ジェイド'''(''JADE、傑徳'')は、[[本田技研工業]]が製造・販売していた[[ミニバン]](または[[ステーションワゴン]]に分類)である。[[中華人民共和国]]では[[2013年]]から[[2020年]]まで(現地名:「杰德」)、[[日本]]では[[2015年]]から[[2020年]]まで生産・販売された。
== 概要 ==
ジェイドは[[2012年]]の[[北京モーターショー]]に出展された﹁Concept S﹂の量産車となる車種で、中国市場に主眼を置きつつも他地域への投入も視野に入れて開発された[[世界戦略車|グローバルカー]]である。ホンダの開発担当者は、開発の初期段階から先々代︵3代目︶・先代︵4代目︶[[ホンダ・オデッセイ|オデッセイ]]と[[ホンダ・ストリーム (自動車)|ストリーム]]を統合した車種と位置づけて開発したとしている<ref group>[http://response.jp/article/2015/02/12/244097.html?gp=1_email_20150212 ︻ホンダ ジェイド 発表︼先代 オデッセイ と ストリーム 統合した新ミニバン] - レスポンス 2015年2月13日</ref>。 2015年2月から日本でも販売を開始した。日本仕様車は当初は3列シート車のみの設定で、パワートレインは販売開始当初、[[ホンダ・L型エンジン|LEB型]]エンジンをベースにした「[[
インテリアについては2列目シートのセンター側に固定式の大型アームレストを採用し、左右斜め内側にシートが後退する﹁Vスライド機構﹂を採用した﹁2列目Vスライドキャプテンシート﹂を全車に標準装備している。過去に[[ホンダ・アコードエアロデッキ|アコードエアロデッキ]]や[[ホンダ・アヴァンシア|アヴァンシア]]に採用されたルーフエンドのウィンドウを採用し、デザインに個性を持たせるだけでなく3列目シートの開放感の向上に貢献し、さらに3列目の頭上空間にゆとりをもたせることを実現した。3列目シートは5:5の分割床下格納機構が備わり、ラゲッジスペースを拡げることも可能である。 装備面では安全運転支援システム﹁[[Honda SENSING]]﹂︵ホンダ センシング︶ 同年5月には日本仕様車にガソリン車﹁RS﹂を追加 2018年5月の日本仕様のマイナーモデルチェンジにおいて、中国仕様車に設定されていた2列シート5人仕様が新たに設定された。2列シート5人乗り仕様では、2列目シートが大型リアセンターアームレスト付の6:4分割可倒式ベンチシートとなり、ドリンクホルダーやポケットを備えた反転テーブルも装備される。 == 沿革 ==
; 2012年4月23日
: 2012年[[北京モーターショー]]にてコンセプトモデル﹁Concept S﹂を世界初披露<ref>{{Cite press release|和書|title=2012年北京モーターショーでHondaブランド2機種を世界初披露|publisher=本田技研工業株式会社|date=2012-04-23|url=https://www.honda.co.jp/news/2012/4120423b.html}}</ref>。 ; 2013年9月6日
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; 2015年1月8日
: 日本で発売することを発表し、併せて同社ウェブサイトにて先行公開した<ref>{{Cite press release|和書|title=新型乗用車﹁JADE︵ジェイド︶﹂をホームページで先行公開|publisher=本田技研工業株式会社|date=2015-01-08|url=https://www.honda.co.jp/news/2015/4150108.html}}</ref>。 ; 2015年2月12日
: 日本市場向け﹁ジェイド﹂を発表<ref>{{Cite press release|和書|title=6人乗りの新型乗用車﹁JADE︵ジェイド︶﹂を発売|publisher=本田技研工業株式会社|date=2015-02-12|url=https://www.honda.co.jp/news/2015/4150212-jade.html}}</ref>。︵2月13日発売︶ : ボディカラーは、﹁HYBRID﹂に﹁ホワイトオーキッド・パール︵有料色︶﹂、﹁モダンスティール・メタリック﹂、﹁クリスタルブラック・パール﹂、﹁プレミアムブルーオパール・メタリック︵有料色︶﹂の4色を設定。﹁HYBRID X﹂ではさらに﹁スーパープラチナ・メタリック︵有料色︶﹂、﹁プレミアムディープロッソ・パール︵有料色︶﹂、﹁マンダリンゴールド・メタリック﹂︵新色︶の3色を加えた全7色を設定した<ref>﹁ホンダ ジェイド カタログ﹂、2015年1月発行。151JA-K-1501、本田技研工業株式会社</ref>。 ; 2015年5月21日
: ガソリン車の﹁RS﹂を追加<ref>{{Cite press release|和書|title=﹁JADE︵ジェイド︶﹂にガソリン車﹁JADE RS︵ジェイド アールエス︶﹂を追加し発売 〜1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載〜|publisher=本田技研工業株式会社|date=2015-05-21|url=https://www.honda.co.jp/news/2015/4150521-jade.html}}</ref>。︵5月28日発売︶ : ﹁RS﹂は専用のパワートレインやシャシーセッティングに加え、専用の外内装も採用 : ボディカラーは﹁プレミアムブルーオパール・メタリック︵有料色︶﹂を除く6色が﹁HYBRID X﹂と共通のほか、﹁RS﹂専用色として﹁コバルトブルー・パール﹂を設定し、全7色から選択可能とした<ref>﹁ホンダ ジェイド カタログ﹂、2015年5月発行。B411JA-1550-000 1505、本田技研工業株式会社</ref>。 ; 2017年5月
: ボディカラーの設定を変更。﹁RS﹂、﹁HYBRID X﹂に設定の﹁マンダリンゴールド・メタリック﹂と、ハイブリッド車専用色﹁プレミアムブルーオパール・メタリック︵有料色︶﹂の設定が廃止された<ref>﹁ホンダ ジェイド カタログ﹂、2017年5月発行。B411JA-1551-000 1705、本田技研工業株式会社</ref>。 ; 2018年3月8日
: 同年5月にマイナーモデルチェンジを実施することを発表し、ホームページで先行公開 ; 2018年5月17日
: : キャッチフレーズは「NEW STYLE
: : : 「RS」系
: ボディカラーの設定を変更。﹁ホワイトオーキッド・パール︵有料色︶﹂に替わり﹁プラチナホワイト・パール︵有料色︶﹂、﹁プレミアムディープロッソ・パール︵有料色︶﹂に替わり、﹁プレミアムクリスタルレッド・メタリック︵有料色︶﹂を新設定した : メカニズム面
: なお、今回のマイナーモデルチェンジでハイブリッド車の廉価仕様であった「HYBRID」が廃止された。
; 2020年6月
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: 日本市場において、[[ラストオーダー|一部のグレード、カラーの注文ができない旨が公式ホームページに掲載]]される。
; 2020年7月10日
: 日本市場において、同社の小型セダンの[[ホンダ・グレイス|グレイス]](ただし、[[教習車]]
; 2020年7月31日
: 販売不振のため、同社の小型セダンであるグレイス︵教習車 <gallery>▼
File:Honda JADE HYBRID X (FR4) rear.JPG|2015年2月発売型 日本仕様 HYBRID X<br/>リア▼
File:the frontview of Honda JADE RS (DBA-FR5).jpg|2015年5月発売型 日本仕様 RS▼
File:the rearview of Honda JADE RS (DBA-FR5).jpg|2015年5月発売型 日本仕様 RS<br/>リア▼
File:Honda Jade Modulo Aero Special front - Tokyo Auto Salon 2015.jpg|2015年2月発売型 Modulo Aero Special▼
File:Honda Jade Modulo Aero Special rear - Tokyo Auto Salon 2015.jpg|2015年2月発売型 Modulo Aero Special<br/>リア▼
</gallery>▼
===販売===
*設計上の制約による[[四輪駆動|4WD]]モデルの設定がなかったこと。
*2×3の6人乗りという独特なコンセプトやパッケージング。
*3列目シートがエマージェンシー(緊急)用シート的な扱いであり、その上、足元のニークリアランスが
*販売当初、ユーザーからは背の低いミニバン︵MPV、ピープルムーバー︶というよりむしろ、ステーションワゴン、あるいは[[シューティングブレーク]]的な[[ステレオタイプ|イメージで写ってしまった]]こと。 *1.5Lクラスの車にしては車両価格が高すぎたこと。
*車重が重すぎたために維持費が割高になってしまったこと。
これらの理由が販売不振を招いてしまったといえるが、{{誰範囲2|date=2021年10月|その一方で走行性能に関しては1,775mmの全幅からもたらされたワイドトレッドや、専用設計のリア[[ダブルウィッシュボーン]]のおかげで一定の評価があった}}。
==車名の由来==
ジェイドは[[英語]]で[[翡翠]](ひすい)を意味する。
▲<gallery>
▲File:Honda JADE HYBRID X (FR4) rear.JPG|2015年2月発売型 日本仕様 HYBRID X<br/>リア
▲File:the frontview of Honda JADE RS (DBA-FR5).jpg|2015年5月発売型 日本仕様 RS
▲File:the rearview of Honda JADE RS (DBA-FR5).jpg|2015年5月発売型 日本仕様 RS<br/>リア
▲File:Honda Jade 01 China 2014-05-01.jpg|2013年9月発売型 中国仕様車
▲File:Honda Jade 02 China 2014-05-01.jpg|2013年9月発売型 中国仕様車<br/>リア
▲File:Honda Jade Modulo Aero Special front - Tokyo Auto Salon 2015.jpg|2015年2月発売型 Modulo Aero Special
▲File:Honda Jade Modulo Aero Special rear - Tokyo Auto Salon 2015.jpg|2015年2月発売型 Modulo Aero Special<br/>リア
▲</gallery>
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
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{{Commonscat|Honda Jade}}
* [[本田技研工業]]
* [[ホンダ・アコードエアロデッキ]]
* [[ホンダ・アコードツアラー]]
* [[ホンダ・ストリーム (自動車)|ホンダ・ストリーム]]
* [[ホンダ・オルティア]]
* [[ホンダ・エアウェイブ]]
* [[ホンダ・オデッセイ]]
* [[ホンダ・アヴァンシア]]
* [[ホンダ・フィット]]
* [[ホンダ・フィットアリア]]
* [[ホンダ・フィットハイブリッド]]
* [[ホンダ・フィットシャトル]]
* [[ホンダ・シャトル]]
* [[ホンダ・グレイス]]
* [[ホンダ・ヴェゼル]]
== 外部リンク ==
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