「ヤクシマシャクナゲ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 http:// -> web.archive.org (www.geocities.jp) (Botによる編集) |
辻井 (2006) を元に一部加筆、YList |
||
14行目:
|亜属 = [[シャクナゲ亜属]]<br />''Hymenanthes'' ([[:en:Carl Ludwig Blume|Blume]]) [[:en:Karl Koch (botanist)|K.Koch]]
|種 = '''ヤクシマシャクナゲ'''<br />''R. yakushimanum''
|学名 = {{Snamei||Rhododendron yakushimanum}} {{AU|Nakai}} var. {{Snamei|yakushimanum}} {{small|([[1921年|1921]])}}<ref name="YList">{{YList|id=6589|taxon=Rhododendron yakushimanum Nakai var. yakushimanum ヤクシマシャクナゲ(標準)|accessdate=2024-06-23}}</ref>
|和名 = ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)
|英名 =
|下位分類 = 変種
|}}▼
* オオヤクシマシャクナゲ {{Snamei|Rhododendron yakushimanum}} {{AU|Nakai}} var. {{Snamei|intermedium}} ({{AU|Sugim.}}) {{AU|T.Yamaz.}} {{small|([[1993年|1993]])}}<ref name="YList_1397">{{YList|id=1397|taxon=Rhododendron yakushimanum Nakai var. intermedium (Sugim.) T.Yamaz. オオヤクシマシャクナゲ(標準)|accessdate=2024-06-23}}</ref>
'''ヤクシマシャクナゲ'''︵屋久島石楠花、[[学名 == 特徴 ==
屋久島山岳では5月下旬から6月上旬頃に開花し、[[花冠]]は直径約 標高1600 - 風衝帯より標高の低い樹林帯に自生するものは樹高が約2 - 組織の凍結に対する耐性である耐凍度は標高 {| class="wikitable"
|-
45 ⟶ 47行目:
== 分布 ==
高山性で、[[鹿児島県]][[屋久島]]の標高 ヤクスギランドを経て淀川登山口に通じる安房林道沿いでは紀元杉(標高 == 品種 ==
57 ⟶ 59行目:
成長が遅く、花を咲かせるまでに5-10年程度を要するため[[接ぎ木]]が行われることも多いが、種から育てる[[実生]]の栽培もある。分枝性が良く、横這い性で自然に[[盆栽]]風になる。湿った[[ミズゴケ属|ミズゴケ]]の培地に種を撒き、発芽した本葉が2, 3枚になった頃新しいミズゴケに植え替える。 シャクナゲは[[水素イオン指数|pH]]5.0 - 5.5程度の弱酸性土壌を好むため、越年した幼苗はボラ土、又は[[赤玉土]]に[[ピートモス]]を混ぜた土壌等に植え替える。水はけのよい土を好む反面、乾燥には弱い。肥料は2、3月頃に[[油粕]]を株元に与える<ref>[https://web.archive.org/web/20130323083509/http://www.geocities.jp/yhazukijp/siyakunagemishio.htm 日本産シャクナゲの繁殖法]</ref><ref name="Sogoshizen">屋久島総合自然公園﹁屋久島石楠花の育て方﹂</ref>。 [[群馬県]][[嬬恋村]]・浅間高原のしゃくなげ園にはアズマシャクナゲ等と共にヤクシマシャクナゲも植栽されている。島内でも宮之浦の総合自然公園、尾之間の[[岩崎産業|いわさきホテル]]、栗生の石楠花の森公園などのシャクナゲ園にも植栽されている。屋久島の平地に植えられたものは山岳よりやや早く、4月下旬 == 下位分類 ==
88 ⟶ 90行目:
== 山岳信仰とシャクナゲ ==
シャクナゲは山岳信仰とも密接な関係があった。屋久島では選ばれた青年が宮之浦岳や永田岳などの山に登り、[[益救神社|一品宝珠大権現]]を祀った祠に米、酒などを供える﹁岳参り﹂が旧暦4月と旧暦8月に行われてきた<ref> == 脚注 ==
96 ⟶ 98行目:
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author=梶原忠男・梶原悦子 |title=だれも知らない屋久島 シャクナゲらんまん編|publisher=風景写真出版 |date=2015-05 |isbn=978-4-903772-32-5 |ref=
* {{Cite book|和書|author=神崎真貴雄 |title=世界自然遺産 屋久島の自然図鑑|publisher=メイツ出版 |date=2015-01 |isbn=978-4780415919 |ref=
* {{Cite book|和書|author=川原勝征 |title=屋久島 高地の植物―世界自然遺産の島|publisher=南方新社 |date=2001-08 |isbn=978-4931376526 |ref=
* {{Cite book|和書|editor=熊本営林局屋久島森林環境保全センター |title=屋久島の森林|publisher=林野弘済会 |date=1993 |isbn= |ref=
* {{Cite book|和書|author=太田五雄 |title=屋久島の山岳:近代スポーツ登山65年の歴史と現在|publisher=南方新社 |date=1993 |isbn=978-4861240942 |ref=
* {{Cite book|和書|author =[[辻井達一]]|title =続・日本の樹木|date =2006-02-25|publisher =[[中央公論新社]]|series =中公新書|isbn =4-12-101834-6|ref={{SfnRef|辻井|2006}} }}
== 関連項目 ==
|