「ラテン文学」の版間の差分

'''ラテン文学'''とは、[[ラテン語]]による文学のことである。

==特徴 共和政期 ==

* [[プビリウス・テレンティウス・アフェル|テレンティウス]]（紀元前190年 - 159年） - 喜劇『アンドロス島の女』『兄弟』　

* [[マルクス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]（紀元前106年 - 43年） - カエサルの政敵。ラテン散文の完成者。『[[国家について|国家論]]』『法律』『友情について』『[[大カトー・老年について|老年について]]』

* [[ガイウス・ユリウス・カエサル|カエサル]]（紀元前100年 - 44年頃） - 将軍であり、政治家。『[[ガリア戦記]]』『[[内乱記』『アレクサンドリア戦記]]』

* [[サルスティウス]]（紀元前86年 - 35年頃） - カエサル派の将軍。歴史書『カティリナ戦記』『ユグルタ戦記』

== 帝政期 ==

=== 黄金時代 ===

* [[オウィディウス]]（紀元前43年 - 紀元後17年） - 詩人。『転身譜（[[変身物語]]）』

* [[ティトゥス・リウィウス]]（紀元前59年 - 紀元後17年） - 歴史家。『[[ローマ建国史]]』

=== 白銀時代 ===

* [[セネカ]]（紀元前4年頃 - 65年頃） - [[ストア派]]哲学者。皇帝[[ネロ]]の師。『幸福論』　

* [[ペトロニウス]]（紀元後? - 55年/66年） - [[ネロ]]の寵臣。小説『[[サテュリコン]]』

* [[シリウス・イタリクス]]（26年 - 101年頃） - 詩人。叙事詩『ポエニ戦役』

* [[タキトゥス]]（55年頃 - 120年頃） - 歴史家・政治家。『[[ゲルマニア (書物)|ゲルマニア]]』『年代記』『同時代史』『アグリコラ』

* [[マルティアーリス]]（40年頃 - 104年頃） - 詩人。寸鉄詩『エピグランマタ（寸鉄詩集）』　

* [[スエトニウス]]（70年頃 - ?） - 伝記作者。『皇帝伝』『名士伝』

== 分裂以降 ==

* [[アウグスティヌス]]（354年 - 430年） - 北アフリカの[[アンナバ|ヒッポ]]の司教、[[ラテン教父]]。『告白』『神の国』

* [[ボエーティウス]]（480年頃 - 524年頃） - 東ゴート王[[テオドリック (東ゴート王)|テオドリック]]に仕える。『[[哲学の慰め]]』『音楽教程』　

* [[トゥールのグレゴリウス]]（530年頃 - 594年頃） - [[フランク王国]]の司教、歴史家。[[メロヴィング朝]]の歴史書『歴史十書（フランク史）』。

*[[ フォルトゥナトゥス]]（530年頃 - 610年頃） - [[ラヴェンナ]]の宗教詩人。のち[[ポワティチエ]]司教。『詩集』11巻『聖マルタン伝』

== 参考文献 ==

*[[高津春繁]]・[[斎藤忍随]]『ギリシア・ローマ古典文学案内』岩波書店、[[岩波文庫]]別冊、1963年、改版1992年

== 関連項目 ==

* [[キギリスト教シア文学]]

* [[Category:ラテン文学|*詩]]