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{{混同|井頭公園|x1=栃木県にある}}
{{Redirect|井の頭公園|[[京王電鉄|京王]][[京王井の頭線|井の頭線]]の駅|井の頭公園駅}}
{{複数の問題
| 出典の明記 = 2017年8月
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}}
{{公園
| 名称 = 都立<br />井の頭恩賜公園<ref name="kokuji681">2014年(平成26年)4月24日東京都告示第681号「都立公園の位置、区域及び面積の変更」</ref>
| 英語名称 = Inokashira Park
| 画像 = [[ファイル:Mitaka Inokashira Park In Spring 1.JPG|250px]]
| 画像キャプション = 春の井の頭恩賜公園(2012年4月)
| 国 = {{JPN}}
| 都市 = [[東京都]][[
| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 42 | 緯度秒 = 3
| 経度度 = 139 |経度分 = 34 | 経度秒 = 27
| 分類 =
| 面積 =
| 設備・遊具 = 競技場(400mトラック)、テニスコート(6面)、野外ステージ、ボート場
| 駐車場 = 60台
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| 告示 = [[1917年]][[5月1日]]<br />2014年4月24日東京都告示第681号
| 事務所 = 井の頭恩賜公園管理所
| 事務所所在地 = [[東京都]][[武蔵野市]][[御殿山 (武蔵野市)|御殿山]]
| 公式サイト = [https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/index.html 井の頭恩賜公園]
| map = Japan Western Tokyo
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[[ファイル:Inokasirakoen-2.JPG|thumb|井の頭公園の桜]]
'''都立井の頭恩賜公園'''<ref name="kokuji681" />︵とりつ いのかしらおんしこうえん<ref group="注釈">﹁井の頭﹂は[[第二次世界大戦]]後しばらくまで漢字で﹁井之頭﹂と書かれて、一つの単語として﹁いのがしら﹂と読まれていたが、﹁井の頭﹂と書かれるようになってから井と頭の結び付きが弱くなって、﹁いのかしら﹂と読むようになった。付近では特に、現在でも﹁いのがしら﹂('''が'''は[[鼻濁音]]の'''[[か゚]]''')と発音する人々は多い。</ref>、Inokashira Park︶は、[[東京都]][[武蔵野市]]と[[ [[1917年]]︵[[大正]]6年︶[[5月1日]]開園。[[三宝寺池]]︵[[石神井公園]]︶および[[善福寺池]]と並び、[[武蔵野]]三大[[湧水]][[池]]として知られる井の頭池を中心とした公園である。[[東京都西部公園緑地事務所]]が管理している。[[日本さくら名所100選]]に選定されている。 60 ⟶ 59行目:
9月半ばから3月にかけて、[[井の頭池]]には[[オナガガモ]]、[[キンクロハジロ]]、[[ハシビロガモ]]など、何種類もの渡りのカモが集まってくる。この時期以外に見かけるのは、定住している[[カルガモ]]である<ref>[[安田知代]]﹃[[井の頭公園まるごとガイドブック]]﹄[[株式会社文伸]]2008年初版、24頁より引用</ref>。 [[井の頭池]]には、カモ以外にも[[ゴイサギ]]、[[カイツブリ]]、[[カワセミ]]など、色々な種類の鳥がいる。園内の森では、夏には[[オオルリ]]、[[キビタキ]]、冬には[[ルリビタキ]]、[[ジョウビタキ]]等の様々な野鳥が見られ、バードウォッチャーに人気の公園である。 近年、[[カワウ]]が定住、営巣するようになった。人通りの多い七井橋付近の樹上に巣を構えるため、フンよけのテントが設置されている。
園内では、野生の[[ヘビ|蛇]]を見かけることもある。▼
▲園内では、[[アオダイショウ]]、[[ヒバカリ]]等の野生の[[ヘビ|蛇]]を見かけることもある。
== 歴史 ==
井の頭池は豊かな[[湧水]]を誇っている。園内武蔵野市側の御殿山遺跡からは[[縄文時代]]の[[竪穴 井の頭池西端の島に現存する井の頭弁財天︵[[別当寺]]は[[天台宗]][[大盛寺]]︶の起源は、伝承によれば、[[平安時代]]中期に[[源経基|六孫王経基]]が[[最澄]]︵伝教大師︶作の[[弁才天|弁財天女像]]を安置するため、この地に建てた堂であるとされる。弁財天の縁起には、その後[[治承・寿永の乱|源平合戦]]の頃、[[源頼朝]]が東国平定を祈願し、その大願成就ののちに改築されたことが伝えられている。その後、[[鎌倉時代]]末期の[[元弘の乱]]の際に、[[新田義貞]]と[[北条泰家]]との対戦の兵火で弁財天が焼失した。数百年の間放置された後、[[江戸幕府]]三代将軍[[徳川家光]]により弁財天が再建された。 井の頭という名称は一説には家光によってこの[[神田上水]][[水源]]が﹁井之頭﹂と名づけられたものと伝えられ、自ら小刀で弁財天の傍らの[[コブシ|こぶし]]の木にその名を刻んだとも伝えられる。現在、その場所にはその伝承を記した[[石碑]]が建てられている。 井の頭という名称の由来についてはそれ以外にも、「えんかしら、この水の美しさ」と家光が驚嘆したことがその後に転じて「いのかしら」になった、とする説もある。
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* [[1953年]](昭和28年)5月 - 池中央に中の橋を再建し、七井橋と命名する<ref name="前島"/>。
* [[1956年]](昭和31年)[[11月3日]] - 野外ステージ完成<ref name="前島"/>。
* [[1973年]](昭和48年)3月 - 西園地区を買収<ref name="前島"/>。[[杉山金太郎|杉山産業科学研究所跡地]]で広さはおよそ1.7ヘクタール。井の頭恩賜公園第二公園と称される。
* [[1974年]](昭和49年)[[6月1日]] - 西園に有料施設として、多目的運動広場、庭球場6面を開園<ref>昭和49年東京都告示第569号</ref>。
* [[1993年]]([[平成]]5年)[[3月30日]] - 井の頭恩賜公園連絡橋が完成<ref name="前島"/>。
* [[1998年]](平成20年)「都立井の頭恩賜公園(開園100周年に向けての取組み)」が、[[手づくり郷土賞]]受賞[https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/tedukuri/pdf/Part23_H20/H20_ippan_04.pdf]。
* [[2013年]](平成25年)[[5月1日]] - 園内の親之井稲荷尊神社の[[祠]]が不審火により全焼<ref>[http://www.asahi.com/national/update/0502/TKY201305020227.html 井の頭公園の稲荷神社全焼 放火容疑で捜査 東京・三鷹] 『[[朝日新聞]]』2013年5月2日</ref>。
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これらの問題を解決すべく、周辺の公立小・中学校に[[ポスター]]を配布してマナーを守るよう呼びかけたり、児童生徒がゴミ拾いをしたりするなどの活動を行っている。また現在では、橋の欄干から見える池の中に、自然を守るためエサを与えないようにと呼びかける立看板も設置されている。 井の頭池はかつて1日1万トンあった湧水が、周辺の市街地化と[[地下水]]汲み上げにより激減し、1960年代から水が濁り始めた。池底が見えなくなると、ゴミの不法投棄や外来生物の密放流が相次いだ。東京都は1980年代から池底の泥土を取り除いたり、水の浄化装置を設置したりしたが、汚染に追いつかなかった。2004年10月の大雨による湧水量増加で池が一時的に澄んだことをきっかけに、抜本的な池再生の機運が高まり、[[浸透ます]]の設置に補助金制度ができた<ref name="山田">『オオカミがいないと、なぜウサギが滅びるのか』山田健(2015)p.178</ref>。2006年に東京都と地元住民などが設立した井の頭恩賜公園100年実行委員会の目玉事業の一つである池の[[掻い掘り]]へと繋がった<ref name="#1">【100歳の井の頭公園⑤】澄んだ池 次の世代へ『[[読売新聞]]』朝刊2017年5月5日都民(都内)版</ref>。
[[2009年]]︵平成21年︶[[2月28日]]には、井の頭恩賜公園100年実行委員会の主催による﹁よみがえれ!!井の頭池!井の頭恩賜公園水質浄化セミナー&ワークショップ﹂が開催された。この活動は、井の頭池の水質浄化のためには多くの[[市民]]の理解と参画が重要であるとして企画されたものであり、多くの市民の参加の下、井の頭池の水質の浄化について考える機会が持たれた。﹁よみがえれ!!井の頭池!﹂運動は、井の頭恩賜公園100周年を迎える2017年までに池をきれいにするのが目的である<ref>よみがえれ!! 井の頭池!! http://kansatsukai.net/_src/sc705/chirasi1.pdf</ref>。 [[2014年]]︵平成26年︶[[1月]]-[[3月]]、井の頭池︵お茶の水池、ボート池︶の水を抜いて池底を天日に晒し、水質の浄化を図る第一回目の掻い掘り︵﹁かいぼり25﹂︶が行われた際には、[[ブルーギル]]や[[オオクチバス]]などの外来生物の駆除が行われたほか、不法投棄された大量の[[自転車]]などが撤去された。水の透明度は大幅に高まり、第二回目の掻い掘り︵2015年11月-2016年3月、﹁かいぼり27﹂、井の頭池全域︶後の2016年春には、1957年に発見・命名された後に野生では絶滅したと見られていた藻類﹁イノカシラフラスコモ﹂が再生した<ref>[https://www.metro.tokyo.lg.jp/INET/OSHIRASE/2016/06/20q6n200.htm 絶滅危惧種の水草﹁イノカシラフラスコモ﹂が復活|東京都]</ref>。2017年︵開園100周年︶暮れ、3回目となる[[掻い掘り]]︵﹁かいぼり29﹂︶のための排水に着手<ref 掻い掘りに際して、約1.5メートルの池底から垂直に立っている護岸沿いに杭を打ち込んで砂を流し込み、浅場5カ所︵水面ギリギリから水深30センチメートル程度︶が設けられた。浅場には池底で採取された種から育てて移植した水生植物が定着し、[[エビ]]や小魚が住み、それらの動植物を餌とする水鳥も多く見られるようになった<ref>﹁浅場効果 水鳥間近に/井の頭池 水生植物根づき集まる﹂﹃読売新聞﹄朝刊2019年1月16日︵都民面︶。</ref>。 168 ⟶ 170行目:
それ以外にも、[[2009年]]︵平成21年︶[[4月]]より[[エフエムむさしの|むさしのFM]]にて﹁井の頭公園ノート﹂を放送している︵[[月曜日]]11:30 - 11:35、再放送‥土曜日8:55 - 9:00︶。同番組では公園の歴史と現在について音声で発信しており、[[インターネット]]でも聴くことができる。 開園100周年記念として[[映画]]﹁[[PARKS パークス]]﹂が制作され、2017年4月に公開された<ref>{{ == 事件 ==
; [[井の頭公園バラバラ殺人事件]]
: [[1994年]](平成6年)[[
== アクセス ==
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{reflist}}
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* [[あさみちゆき]] - 公園で定期的にライブを行うことが多い。
* [[いせや総本店]] - 吉祥寺にある焼き鳥店。公園店がある。
*[[御殿山遺跡]]
*[[幾田りら]] - 中学生から高校生にかけて野外ライブを行っていた。
== 外部リンク ==
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{{Commonscat|Inokashira Pond|井の頭池}}
* [https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/index.html 井の頭恩賜公園] - 東京都西部公園緑地事務所
* [http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index044.html 井の頭恩賜公園
* [
{{東京都立公園}}
{{吉祥寺}}
{{日本さくら名所100選}}
{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:いのかしらおんしこうえん}}
[[Category:東京都の公園]]
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