「仮面舞踏会 (ヴェルディ)」の版間の差分
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60行目:
===第1幕===
====第1場====
ボストン総督リッカルドを賞賛する人々とそれにまぎれた反逆者たちの陰謀の合唱で幕が上がる。そこにリッカルドが現われ、小姓オスカルが差し出す仮面舞踏会の招待客名簿から、密かに思いを寄せるアメリアの名を見つけ、心をときめかせてロマンツァ﹁恍惚とした喜びの中で﹂を歌う。人々が退出して独りになったリッカルドは、物思いにふけりながら﹁アメリア﹂と独白するが、その時アメリアの夫レナートが入ってきて狼狽する。しかしレナートは そこへ判事がやってきて、人心を惑わせる占い師ウルリカの追放を求めるが、 ====第2場====
ウルリカの家では大勢の信者が集まっている。ウルリカはアリア﹁地獄の王よ﹂で不気味な呪文を唱えながら、占いをしている。そこへ漁師に変装したリッカルドがやってくる。占いが始まり、総督に仕える水夫シルヴァーノが自分に出世の芽があるか占ってくれと言う。それに対してウルリカは﹁金と位がすぐ手に入る﹂と予言する。これを聞いたリッカルドは、シルヴァーノを士官に任命する辞令と金をシルヴァーノのポケットに入れる。それを見つけてシルヴァーノは大喜び、人々は占いの的中に驚く。 アメリアの召使が現れ、主人が内密に占ってくれるよう求めるので、ウルリカは人払いを命じる。そこへアメリアが現われ、夫ある身でありながら総督リッカルドを愛してしまい そして、再び人払いをされていた人々が戻るとリッカルドは舟歌﹁告げておくれ…﹂で占いを頼むが、ウルリカは手相から﹁親しいものの手にかかって死ぬ﹂と予言する。さらに﹁最初に握手する者が加害者﹂と聞いて、周囲の人々は握手を求めるリッカルドに誰も応じない。潜んでいた反逆者たちもウルリカの占いの結果に真っ青になる。そこへリッカルドの身を案じるレナートが現われ、何も知らずにリッカルドと握手する。これを見たリッカルドは、私が忠実なレナートに殺されるはずがないと笑う。そこへ、シルヴァーノを先頭に、総督が来ていると気づいた民衆が押しかけ、大騒ぎとなる。しかし、ウルリカだけはこの中に反逆者がいると見破 ===第2幕===
死刑台にヴェールで顔を隠したアメリアが現われ、アリア﹁でも、ひからびた茎から﹂でこの恐ろしい場所で薬草を摘む勇気を!と神に祈る。夜中の12時の鐘におびえるアメリアのもとへ、リッカルドが姿を現し、驚くアメリアに愛を告白し、情熱的に迫る。アメリアもやがて そこへ反逆者たちがやってくるが、総督がすでに逃げたことを知 ===第3幕===
====第1場====
屋敷に戻ったレナートは妻の弁明に耳を貸さず、冷たく死を命じる。死を覚悟 ====第2場====
アメリアとの ====第3場====
華やかな仮面舞踏会の会場に暗殺者3人組が現れる。レナートはオスカルに総督の扮装を聞き、勘のいいオスカルはうまくはぐらかすが、大事な話があるというレナートに結局は教えてしまう。リッカルドが会場に現れるが、アメリアが近寄り、危険だから立ち去るように言う。リッカルドはアメリアに本国に帰るよう言い、別れを告げる。しかし、そこへレナートが近寄ってリッカルドを刺す。 == 聴きどころ ==
103行目:
*アリア「私の最後の願い」(アメリア)
*アリア「おまえこそ心を汚すもの」(レナート)
*:リッカルドへの怒りと
*ロマンツァ「もしも、私が永遠に」(リッカルド)
*:アメリアへの思いを諦める決心を歌う。切々とした思いが伝わる
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