'''佐伯駅'''︵さいきえき︶は、[[大分県]][[佐伯市]]駅前二丁目にある、[[九州旅客鉄道]]︵JR九州︶[[日豊本線]]の[[鉄道駅|駅]]である<ref name="zeneki44"/>。[[事務管理コード|事務管コード]]は▲920544<ref>日本国有鉄道旅客局(1984)﹃鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行﹄。</ref>。
佐伯市の代表駅で全列車が停車し、当駅始終着で博多駅まで運行される特急「[[ソニック (列車)|ソニック]]」が1往復設定されている。 (「ソニック12号」と「ソニック41号」)▼
== 概要 ==
▲佐伯市の代表駅で全列車が停車し、当駅始終着で博多駅まで運行される特急「[[ソニック (列車)|ソニック]]」が1往復設定されている。(「ソニック12号」と「ソニック41号」)
2018年3月のダイヤ改正以前は博多駅まで運行される「ソニック」は[[JR九州883系電車|883系]]と[[JR九州885系電車|885系]]がそれぞれ早朝発、夜間着1往復ずつ計2往復設定されていた。
夜間は[[JR九州787系電車|787系]]や885系など複数の列車が留置されている。
現在は前述の「ソニック12号」以外は17時台と19時台に佐伯を発車する「にちりんシーガイア20号」と「にちりんシーガイア24号」が大分駅での乗り換えなしで博多駅まで運行される。それ以外の時間帯に小倉・博多方面に向かうためには約1時間に1本の割合で発車する「にちりん」を使い大分駅で「ソニック」に乗り換えが必要である。
大分駅ではダイヤが乱れない限り到着ホームと同一ホームでの対面乗り換えになる。
但し接続している「ソニック」の発車時間は大分駅到着後3分から5分ほどであり、ホーム上の自動販売機で飲料水を買ったり喫煙所でタバコを吸う場合は注意が必要で数分遅れて到着した場合は、「ソニック」への乗り換え客が乗車すると直ぐに発車する。
博多駅から大分駅で乗り換えなしの下り特急列車は前述の佐伯駅終着の「ソニック41号」の他には、博多駅始発(宮崎空港行き)の「にちりんシーガイア7号」がある。また小倉駅始発(宮崎空港行き)の「にちりん3号」も大分駅での乗り換えはない。
「にちりん」等の特急列車は延岡方面も大分方面も基本的に1番のりばから発車する。(ただし当駅で特急列車同士の行き違いの場合は延岡方面へ向かう下り特急列車が1番のりば、大分方面へ向かう上り特急列車が2番のりばから発車する)
大分方面から当駅止まりで折り返しの普通列車は3番のりばから発車することが多い。
1日1本早朝に設定されている始発であり最終である佐伯発延岡行き普通列車は1番のりばから発車する。
[[2009年]]3月14日のダイヤ改正より普通列車は延岡方面からの上り1本を除き当駅で運行系統が分断され、臼杵・大分方面へは日中を除き毎時1本程度あるものの、延岡方面へは1日に1本しか運転されない<ref name="zeneki44" />。また、延岡方面の普通列車は2009年10月1日から全列車[[JR九州200系気動車|気動車]]による運転となっていた<ref name="zeneki44" />が、[[2018年]]3月17日のダイヤ改正から延岡行きは[[JR九州787系電車|787系]]、重岡行きは[[JR九州815系電車|815系]]による運行となり、815系のみワンマン運転となる。
前述のダイヤ改正より、佐伯始発の延岡行き普通列車は早朝の1日1本のみとなり車両は787系が使用される。<ref>[https://railf.jp/news/2018/03/18/192000.html]</ref>、延岡方面から佐伯方面への列車は1日2本である。下りの普通列車の残り2本は重岡止まりとなっている。また、長らく大分・臼杵方面からの最終列車の当駅終着時刻が日付を越えた後に設定されていたが、大分駅発車時刻の大幅繰り上げで当日中の到着となった。
[[ワンマン運転|ワンマン列車]]においては[[小倉駅 (福岡県)|小倉駅]]から当駅まではワンマン運転時の車内精算は行わない。当駅から[[重岡駅|重岡]]、[[延岡駅|延岡]]〜[[国分駅 (鹿児島県)|国分駅]]までは車内精算を行う。
当駅から延岡駅までは前述のとおり普通列車は早朝始発の1日1本しか設定されていないため、「[[青春18きっぷ|青春18きっぷ]]」の利用時期は大分方面から普通列車に乗ってきた「青春18きっぷ」利用者が窓口で当駅から延岡駅までの間の「乗車券」と「自由席特急券」を購入し、当駅から延岡駅の区間のみ「にちりん」等の特急列車に乗車する人が増える。
駅の改札口は[[自動改札機]]が'''導入されておらず'''、駅員に切符を渡すため[[SUGOCA]]等の[[交通系ICカード全国相互利用サービス|交通系ICカード]]の'''利用が出来ない'''が(SUGOCAの「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」の利用範囲は幸崎駅まで<ref>{{Cite web|url=http://www.jrkyushu.co.jp/sugoca/area/index.html|title=JR九州[SUGOCA] | 利用可能・発売エリア|accessdate=2018-11-13|website=www.jrkyushu.co.jp}}</ref>)、駅内外の飲料水自動販売機の一部はSUGOCAを含む交通系ICカードの'''利用が出来る'''。
交通系ICカード対応の自動改札機を導入していないので、従って駅自動券売機もSUGOCAの販売、チャージ等が一切できない。
本来の駅(鉄道)では交通系ICカードが'''利用できない'''ものの、佐伯市内のマクドナルドなどの主なファストフード店、大手コンビニエンスストア等の多数の店舗では交通系ICカードでの商品購入、現金チャージが'''利用できる'''「'''逆転現象'''」が発生している。
同様に交通系ICカードが駅では利用できないが、市内の大手コンビニエンスストア等で利用できる「'''逆転現象'''」は大分県内の主な駅(自治体)では久大本線の日田駅(日田市)、豊後森駅(玖珠町)、豊後中村駅(九重町)、由布院駅(由布市)、日豊本線の臼杵駅(臼杵市)、津久見駅(津久見市)、豊肥本線の豊後竹田駅(竹田市)、三重町駅(豊後大野市)などで発生している。
== 歴史 ==
待合室には廃校になった学校から寄贈された黒板を利用した伝言板、テレビと飲料水自動販売機が設置されている。
2019年に駅隣にファミリーマートが開業した。
駅正面横には佐伯市出身の幕内力士「[[嘉風雅継|嘉風]]」ののぼり旗が数本掲揚されている。
ここ数年、7月の土曜夜に1日限定ではあるが、1番のりばを利用し「'''ビアホール'''」ならぬ「'''ビアホーム'''」が開かれている。
=== のりば ===
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