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マラリアはメスの[[ハマダラカ]]が吸血時、ヒトに[[マラリア原虫]]を媒介することによって発症する感染症であり、[[結核]]、[[後天性免疫不全症候群|AIDS]]とともに三大感染症のひとつとされている<ref name="感染症の歴史学162">[[#感染症の歴史学|飯島︵2024︶p.162.]]</ref>。ヒトが感染するマラリアには三日熱(''P. vivax'')、四日熱(''P. malariae'')、熱帯熱(''P. falciparum'')、卵型(''P. ovale'')、サル・マラリア(''P. knowlesi'')の5種類が知られている<ref name="感染症の歴史学162" />。かつて日本では広く三日熱マラリアが発生していて、[[沖縄県]]の[[宮古諸島]]、[[八重山諸島]]では三日熱、四日熱、熱帯熱の3種類のマラリアが発生していた<ref name="日本に於けるマラリアの疫学的研究70">[[#日本に於けるマラリアの疫学的研究|森下︵1969︶p.70.]]</ref><ref name="環境開発の置き土産151">[[#環境開発の置き土産|和田︵2000︶p.151.]]</ref>。 日本では古くからマラリアが発生していたと推測されていて、瘧(おこり)、(わらはやみ)、(えやみ)、(さむやみ)などと呼ばれていた。これらの病名は[[源氏物語]]、[[宇治拾遺物語]]、[[十六夜日記]]、そして[[藤原定家]]の日記である[[明月記]]などに記されている<ref name="環境開発の置き土産151" />。明治時代にはマラリアは全国的に流行しており、資料不足のため正確な数は明らかではないものの、推定では1903年の患者数は全国で約20万人のマラリア患者が発生していた<ref name="日本に於けるマラリアの疫学的研究106">[[#日本に於けるマラリアの疫学的研究|森下(1969)p.106.]]</ref>。
=== 媒介蚊について ===
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