「北斗の拳 (テレビアニメ)」の版間の差分
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| タイトル = 北斗の拳
| ジャンル = [[格闘技|格闘]]
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{{Infobox animanga/TVAnime
| タイトル = 北斗の拳<br />北斗の拳2
| 原作 = [[武論尊]]、[[原哲夫]]
|
| キャラクターデザイン = [[須田正己]]
| 音楽 = [[青木望]]
|アニメーション制作=[[東映アニメーション|東映動画]]▼
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|
| 放送局 = フジテレビほか
| 放送
| 放送終了 = 1987年3月5日<br />北斗の拳2:<br />1987年3月12日 - 1988年2月18日
| 話数 = 北斗の拳:全109話<br />北斗の拳2:全43話<br />計152話
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| タイトル = 映画
| コンテンツ =
* [[北斗の拳 (1986年の映画)]]
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| ウィキプロジェクト = [[プロジェクト:アニメ|アニメ]]
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== 作品解説 ==
; 北斗の拳
: 放映期間‥1984年10月11日 - 1987年3月5日。野球中継が雨天中止になった場合は、1週間繰り上げて10月4日からの放送が予定されていた<ref>中国新聞、1984年10月4日。テレビ欄。[[雨傘番組]]としては[[岡山放送]]が本番組を同時ネット予定だった一方、[[テレビ新広島]]は﹃[[全日本女子プロレス中継]]﹄︵フジテレビ・遅れネット︶を、[[テレビ愛媛]]は﹃[[クイズタイムショック]]﹄︵[[テレビ朝日]]・系列外同時ネット︶を編成していた。</ref>{{efn|当初は10月4日開始予定だったが、同日に急遽セントラル・リーグ優勝決定試合の[[横浜DeNAベイスターズ|大洋]]対[[広島東洋カープ|広島]]戦を19:00 - 21:48まで中継したため︵広島が優勝︶、中止時の1週繰り上げというかたちになった。}}。第23話からオープニング︵OP︶でタイトルの前に﹁世紀末救世主伝説﹂と表示されるようになったことから、'''世紀末救世主伝説 北斗の拳'''︵せいきまつきゅうせいしゅでんせつ ほくとのけん︶と呼称されることもある{{efn|allcinemaの紹介ページ<ref>{{ ; 北斗の拳2
: 放映期間:1987年3月12日 - 1988年2月18日。全43話。
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放送元のフジテレビでは残虐な描写のある原作に対して拒否感が強く、[[放送コード]]への配慮から東映動画は制作上、描写をやわらげる必要に迫られた。人体破裂や切断などの過激な暴力・流血描写に関しては[[シルエット]]処理や[[透過光]]、画面の反転などの演出で残虐性をほぼ抑え、敵を[[ゾウ]]のように大きく描くなど原作に見られた誇張表現をより多用し、リアリティを消した<ref name="OOSHITA">[[大下英治]]﹁第八章 残酷シーンも工夫次第﹂﹃日本ジャパニーズヒーローは世界を制す﹄[[角川書店]]、1995年11月24日、ISBN 4-04-883416-9、258-259頁。<br />﹁テレビコードっていったい何だ!?こうなる!!﹃北斗の拳﹄のバイオレンスシーン﹂﹃[[アニメージュ]]﹄1984年11月号、[[徳間書店]]、p.96.</ref>。そのほか、悪党やケンシロウの攻撃的な台詞回しは一部カットするか別のものに変更するなど、ゴールデンタイム帯でのテレビ放映への配慮も払われた。 その結果、懸念された番組への視聴者からのクレームは、東映動画の担当プロデューサー・高見義雄によれば無かったという<ref>﹃[[別冊宝島]]717 僕たちの好きな北斗の拳﹄宝島社、2002年。座談会における高見の発言による。</ref>。当時の﹃週刊少年ジャンプ﹄編集長の[[西村繁男]]も、残酷描写に関するクレームは編集部にはなく、アニメの方へも特になかったはずと証言している<ref>西村繁男﹃まんが編集術﹄[[白夜書房]]、1999年、p.256。</ref>。担当編集者の[[堀江信彦]]もほぼ同様に証言している<ref>宇都宮滋一﹃﹁ダメ!﹂と言われてメガヒット 名作マンガの知られざる制作現場﹄[[東邦出版]]、2003年、p.135.</ref>。ただし、直接のクレームこそなかったものの[[日本PTA全国協議会]]が1986年にまとめた第1回﹁好ましくない番組ワースト10﹂では、第7位に選ばれている<ref> === ナレーション・次回予告など ===
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=== オリジナル要素 ===
主に第1部において、原作では10週で対決するシンとの出会いを引き伸ばし、第22話での対決に至るまでは、シンの一味として多様なオリジナルの敵やストーリーを盛り込んだ。中には南斗人間砲弾や南斗列車砲など原作の世界観から逸脱した設定も見受けられるが、初期にオリジナル脚本を手がけた上原正三によれば、出版社・テレビ局・原作者から漫画の通りのコマ割り、セリフで映像化するようクレームがついたという<ref name="spacesheriff">﹃宇宙刑事ダイナミックガイドブック﹄杉作J太郎・編 徳間書店 p.184。</ref>。上原は抵抗し、原作にまったくないものを書いたが、結局は不本意だったので脚本を降りたとインタビューに答えている<ref name="spacesheriff"/>。事実として第2部以降は原作の世界観から逸脱したオリジナル要素は激減し、ほぼ原作通りの展開が増加した。 == 声の出演 ==
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== スタッフ ==
* 企画 - 岡正(『2』第13話まで)、中尾嘉伸(フジテレビ)
* 原作 - [[武論尊]]、[[原哲夫]](集英社「週刊少年ジャンプ」)
* シリーズディレクター - [[芦田豊雄]]{{efn|全話に芦田の名前がクレジットされているが、本人の談話によると実際には『無印』にて第1話と第23話の演出、第2話 - 第13話の[[絵コンテ]]をチェックしたのみで、それ以外は本作にノータッチとのこと<ref>{{Cite book|author=[[月刊OUT]]|year=1987-6|title=芦田豊雄の人生冗談|publisher=みのり書房|page=120|isbn=}}</ref>。}}▼
* 製作担当 - 菅原吉郎▼
* 音楽 - [[青木望]]
* 草笛演奏 - 大野晄{{efn|雲のジュウザが吹く草笛(第89話 - 第97話)}}
* サウンドプロデュース - [[うじきつよし]](『2』)
▲* 製作担当 - 菅原吉郎
* キャラクターデザイン - [[須田正己]]
* 美術デザイン - [[中村光毅]](『無印』)→ 坂本信人(ビックスタジオ、『2』)
▲* シリーズディレクター - [[芦田豊雄]]{{efn|全話に芦田の名前がクレジットされているが、本人の談話によると実際には『無印』にて第1話と第23話の演出、第2話 - 第13話の[[絵コンテ]]をチェックしたのみで、それ以外は本作にノータッチとのこと<ref>{{Cite book|author=[[月刊OUT]]|year=1987-6|title=芦田豊雄の人生冗談|publisher=[[みのり書房]]|page=120|isbn=}}</ref>。}}
* 編集 - 花井正明(タバック)▼
* 録音 - 今関種吉([[タバック]])▼
▲* 編集 - 花井正明([[タバック]])
* 音響効果 - [[伊藤道廣|伊藤道広]]([[E&Mプランニングセンター|E&M]])
* 選曲 - [[田中英行]](タバック → オーディオ・タナカ)
* オーディオディレクター - [[福永莞爾]](タバック → 独立)
* 現像 - [[東映ラボ・テック|東映化学]]
* 制作 - [[フジテレビ
なお、﹃無印﹄において制作クレジットは第1話を除き、第2話 - 第68話まで﹁東映︵'''上'''︶・フジテレビ︵'''下'''︶﹂のクレジットであった{{efn|﹃[[Dr.スランプ アラレちゃん]]﹄など、同時期にフジ系で放送された東映動画の制作アニメで、両者連名の制作クレジットがこの形式であったのは本作のみ︵本作以前では﹃[[ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第2シリーズ)|ゲゲゲの鬼太郎]]﹄アニメ第2作の前例あり︶。ただ、かつて東映以外のアニメ制作会社が手がけたフジ系アニメでは、制作クレジットにおいて﹁制作会社および広告代理店︵'''上'''︶・フジテレビ︵'''下'''︶﹂という事例がほとんどであり、自社 == 主題歌・挿入歌 ==
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; 北斗の拳
; オープニングテーマ
:; 「[[愛をとりもどせ!!]]」(第1話 - 第82話
:: 作詞 - 中村公晴 / 作曲 - 山下三智夫 / 編曲 - 山下三智夫、[[飛澤宏元|飛沢宏元]] / 歌 - [[クリスタルキング]]
:: 核爆発のシーンから始まり、崩壊した世界を映し[[銀河万丈]]のナレーションで世界観を説明した後に﹁北斗の拳﹂のタイトルロゴ、という流れで始まる。また、シンがオーラを放って歩くカットがあり、第1部のボスという位置づけを演出していた。途中で悪党をケンシロウが倒すシーンやリンやバットのカットが入り、ラストは冒頭で地の底から現れた巨人︵原作やアニメ本編に登場し :: 第2部﹁風雲竜虎編﹂が始まる第23話以降は冒頭のシーンが北斗道場となり、千葉繁のナレーションで北斗神拳について語られたあとで黒一色のバックに白字で﹁世紀末救世主伝説﹂︵ルビ入り︶の文字が入り、タイトルロゴという流れに変更された。また、登場するキャラクターもレイ、[[ジャギ]]、トキ{{efn|本編で主に描かれた白髪姿ではなく、核の灰を浴びて白髪になる前の姿︵黒髪︶で描かれている。}}、そしてシルエットであるが愛馬の黒王に乗るラオウが追加され、それに伴いアニメーションが一部変更された。これによりシンの登場シーンは冒頭の1シーンのみとなった。 :; 「[[SILENT SURVIVOR]]」(第83話 - 第109話
:: 作詞・作曲・編曲 -
:: 第4部よりオープニングとエンディングの歌詞の表記が手書きからゴシック体に変更され、オープニングはスタッフロールもゴシック体である。『2』最終話までこのパターンになる。
:: アニメのオープニングで表示される曲名は、"SILENT SURVIOR"(もしくは"SILENT SURVIVE")となっている。
:: 冒頭で千葉のナレーションが入り、北斗七星が輝く夜空をバックに中国風の鎧を着た二人の男がそれぞれ竜と虎に乗って一騎討ちを行うイメージ映像から、黒地をバックに白い明朝体で大きく書かれた﹁世紀末救世主伝説﹂の文字が右から左へと流れていき、タイトルロゴという流れで始まる。夕日をバックにリン、バットと共にトキの墓前に立つケンシロウがひとりラオウとの決戦に赴くまでの様子が描かれ、決戦の地﹁北斗練気闘座﹂にて最後はケンシロウとラオウが対峙し、互いに闘気を込めた一撃を今まさに放たんとするところで終わる。ケンシロウが決戦の場に赴くまでのイメージ映像でシン、レイ、[[シュウ (北斗の拳)|シュウ]]、サウザーら南斗聖拳の拳士と[[リュウガ]]、トキが登場。 ; エンディングテーマ
:; 「ユリア…永遠に」(第1話 - 第82話
:: 作詞 - 野元英俊、[[田中昌之]] / 作曲 - 今給黎博美 / 編曲 - 今給黎博美、飛沢宏元 / 歌 - クリスタルキング
:: テレビバージョンでは2コーラス目が使用されている。アニメ本編では1コーラス目が挿入歌として使用され、第1部終了となる第22話ではケンシロウがシンを﹁強敵﹂︵とも︶として埋葬するシーンでこの曲が流れたほか、南斗最後の将の正体がユリアであることが明らかになる第96話ラストや[[南斗五車星]]・山のフドウの最期が描かれた第104話ラストでも使用されている。また後述の﹃2﹄の最終話でのエンドロールでも1コーラス目が使用されている。 :: 映像は万年雪をかぶった山々や滝などの自然を映したあとにヒロイン・[[ユリア (北斗の拳)|ユリア]]のカットで終わるというものだった。第1部までは場面が村に移り、ラストは収穫したブドウの入った籠を手にしたユリアが笑顔で迎えるというものだったが、第2部が始まる第23話以降は白いドレスを着たユリアが太陽のように輝く光の中へと消えてゆくシーンから、高山をバックに花が咲き誇るカットで終わる形に変更された。 :; 「DRY YOUR TEARS」(第83話 - 第109話
:: 作詞 - [[勝誠二|KATZ]]&
:: テレビバージョンでは歌詞のフレーズが部分的に省略され全体的にショートカットされたものとなっている。
:: 映像は夜明け前の雨が降る森を映したもので、ラストは雨がやみ朝を迎えるところで終わる。
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; 北斗の拳
:; 「枯れた大地」
:: 作詞 - [[三浦徳子]] / 作曲・編曲 -
:; 「愛は魂(こころ)」
:: 作詞 - 三浦徳子 / 作曲・編曲 - 青木望 / 歌 - 山本百合子
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=== 北斗の拳 ===
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}}
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|-
277 ⟶ 288行目:
|梅澤淳稔||須田正己||大宮久江
|}
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}}
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|-
392 ⟶ 404行目:
|第49話||10月31日||史上最強の戦い
ラオウVSケン! 死ぬのはきさまだ!!
| colspan="2" align="center" |
|-
|第50話||11月7日||死の宣告72時間!
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|又野弘道||青嶋克己||西倉力
|}
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}}
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|-
534 ⟶ 547行目:
|梅澤淳稔||高鉾誠
|}
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|-
631 ⟶ 645行目:
|梅澤淳稔||山崎展義||市谷正夫
|-
|第105話||2月5日||'''南斗慈母星を守れ!'''
'''たとえ五車の生命果てるとも!!'''
|大橋志吉||川端蓮司||金子寛俊||大宮久江
|-
651 ⟶ 665行目:
|大橋志吉||川端蓮司||斉藤浩信||市谷正夫
|}
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=== 北斗の拳2 ===
* 話数は前作からの連番となっている。#は『北斗の拳2』としての話数。
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}}
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|-
707 ⟶ 722行目:
|戸田博史||石田昌久||須田正己||砂川千里
|}
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|-
836 ⟶ 852行目:
|戸田博史||又野弘道||青井清年||市谷正夫
|}
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== 放送局 ==
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CS放送での再放送は、[[東映チャンネル]]および2009年からは[[アニマックス]]でも放送されている。
地上波および[[関東地区]]で == 劇場版 ==▼
放映中のテレビシリーズと同一タイトルで公開された劇場版であり、原作におけるケンシロウとラオウの最初の対決までを劇場用に再構成された。原作やテレビアニメ版では無かったストーリーであり、ラオウ対牙大王、レイ対ウイグル獄長などの対決が描かれている。▼
{{Main|北斗の拳 (1986年の映画)}}
▲1986年3月8日公開。放映中のテレビシリーズと同一タイトルで公開された劇場版であり、原作におけるケンシロウとラオウの最初の対決までを劇場用に再構成された。原作やテレビアニメ版では無かったストーリーであり、ラオウ対牙大王、レイ対ウイグル獄長などの対決が描かれている。 == 脚注 ==
1,034 ⟶ 1,047行目:
* [https://www.allcinema.net/cinema/89310 allcinema 北斗の拳紹介ページ]
* [https://www.allcinema.net/cinema/89213 allcinema 北斗の拳2紹介ページ]
* {{YouTube|gplh7VWmsng|【公式】北斗の拳 第1話「神か悪魔か!? 地獄にあらわれた最強の男」}}
{{前後番組
1,047 ⟶ 1,059行目:
{{東映アニメーション}}
{{リダイレクトの所属カテゴリ
▲|redirect1=北斗の拳2
▲|1-1=1987年のテレビアニメ
}}
{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:ほくとのけん}}
[[Category:北斗の拳のアニメ|*1]]
[[Category:アニメ作品 ほ|くとのけん]]
1,059 ⟶ 1,070行目:
[[Category:フジテレビ系アニメ]]
[[Category:東映アニメーションのアニメ作品]]
[[Category:ジャンプ
[[Category:上原正三のシナリオ作品]]
[[Category:井上敏樹のシナリオ作品]]
[[Category:格闘技アニメ]]
[[Category:アニメ番組のシリーズ]]
[[Category:復讐を題材としたアニメ作品]]
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