「国際銀行間通信協会」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎外部リンク: リンク切れを表示
Ahembloom (会話 | 投稿記録)
en:Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication 17:35, 16 February 2022‎ (UTC)より冒頭部翻訳
タグ: ビジュアルエディター 曖昧さ回避ページへのリンク
41行目:
|特記事項=
}}
''''''{{lang-en|Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication}}: {{en|'''SWIFT'''}}''''''''''''[[]][[]][[]]SWIFTNetSWIFT[[ISO 9362]]BIC使]][[]]Swift TransferInternational Money TransferSWIFT[[]]{{||en|La Hulpe}}]]1SWIFT[[|]]
 
2018年現在、世界中の高額なクロスボーダー決済の約半分がSWIFTネットワークを利用しており<ref name=":0">{{Cite web |author=Arnold |first=Martin |date=6 June 2018 |title=Ripple and Swift slug it out over cross-border payments |url=https://www.ft.com/content/631af8cc-47cc-11e8-8c77-ff51caedcde6 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20190927142951/https://www.ft.com/content/631af8cc-47cc-11e8-8c77-ff51caedcde6 |archivedate=27 September 2019 |accessdate=28 October 2019 |website=[[Financial Times]]}}</ref>、2015年には200以上の国や地域の1万1000以上の金融機関を結び、1日平均3200万通以上のメッセージを交換していた(1995年の1日平均240万通と比較)<ref>{{Cite web |date=9 March 2010 |title=Swift Company Information |url=http://www.swift.com/about_swift/company_information/index.page?lang=en |accessdate=7 December 2016 |publisher=[[SWIFT]]}}</ref>。
あらゆる[[手形交換所#手形交換制度|国際決済]]が、スイフトを通じて行われている。証券決済における主要なトラフィックは、[[ユーロクリア]]、[[クリアストリーム]]、そして南アフリカ[[JSE]]の[[:en:JSE Limited#Strate|ストレート]]による。1999年の同協会による発表では、日額約20兆[[フランス・フラン]]を移転したという。
 
SWIFT2018''[[|Financial Times]]''<ref name=":0" />SWIFTGlobal Payments InnovationGPI16530<ref name=":0" />
2016年2月現在、[[ブロックチェーン]]の共同開発に参加している。
 
ベルギー法に基づく[[協同組合]]として、SWIFTは加盟金融機関によって所有されている。本社はベルギーの[[ブリュッセル|ブリュッ]]近郊のラ・フルペにあり、本館はリカルド・ボフィル・タラー・デ・アルキテクチュラの設計で1989年に完成した<ref>{{Cite book|title=Ricardo Bofill Taller de Arquitectura: Architecture in the era of local culture and international experience|date=2009|publisher=RBTA|editor-last=Serena Vergano|page=130}}</ref>。 SWIFTの会長はパキスタンのYawar Shah<ref name="swiftboard">{{Cite web |date=9 December 2015 |title=Board members |url=https://www.swift.com/about-us/organisation-governance/board-members#topic-tabs-menu |accessdate=4 May 2016 |website=SWIFT}}</ref> <ref>{{Cite web |title=Yawar Shah – 1996 – 40 Under Forty – Crain's New York Business |url=http://mycrains.crainsnewyork.com/40under40/profiles/1996/yawar-shah |accessdate=23 February 2014}}</ref>、CEOはスペインの Javier Pérez-Tasso<ref name="swiftmgmt">{{Cite web |date=7 October 2015 |title=SWIFT Management |url=https://www.swift.com/about-us/organisation-governance/swift-management#topic-tabs-menu |accessdate=4 May 2016 |website=SWIFT}}</ref>。SWIFTでは毎年[[Sibos]]という[[金融サービス]]業界向けの特別会議を開催している<ref>{{Cite web |title=Javier Pérez-Tasso |url=https://www.swift.com/about-us/organisation-governance/swift-management/members/javier-perez-tasso |accessdate=15 November 2019 |website=SWIFT}}</ref>。
[[]][[]]201811[[]]<ref>{{Cite web|lang=ru|url=https://inosmi.ru/politic/20201209/248714051.html|title=|author=|website=infosmi.Ru|date=2020-12-09|access-date=2021-03-22}}</ref>
 
==概要==
スイフトは、そもそも[[カストディアン]]を繋ぐ情報処理設備であった。
 
スイフトは、一貫して金融系の通信フォーマットの共通化、[[データ]]処理システムの共有、[[世界]]的ネットワークの設立を目指している。2007年10月、金融メッセージの規格に[[証券保管振替機構]]が[[:en:ISO 20022|ISO 20022]] を採用するよう確約させた。[[全国銀行データ通信システム]]とは、メッセージに互換性がない。2008年、[[NTTデータ]]がメッセージを変換するサービスを開発した。
 
日本では、資金決済でスイフトを利用する機会が比較的少なかったが、外国人労働者の母国への送金や、[[資金決済に関する法律]]の施行により、需要の増える可能性がある。
 
スイフトを利用する証券決済事業は、大規模なものが幾つもある。代表的なもので、
# ユーロクリアグループの共通インターフェース
# クリアストリームを含む欧州8カ国の証券集中保管機関をリンクするハブ的なコンバータ
# [[欧州中央銀行]]の[[:en:TARGET2|資金決済]]・[[:en:T2S|証券口座集約]]・担保管理およびこれら三部門の共通インターフェース。
2. は 1. の独占を阻止する勢力である。しかし、2. のコンバータは、3. の資金決済サービスとDVP決済<ref>従来別々に行われていた証券の引渡しと決済代金の支払を相互に関連づけて行う仕組み。証券決済に係る元本リスクを削減し、かつ資金決済の確実な履行を図る。</ref>のため接続する。1. 3. は[[ロスチャイルド]]の影響を受ける。
 
「swift」は、英語で「速い」「即座の」や「速やかに」などを意味する<ref>[http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=Swift&kind=ej&mode=0&base=1&row=1 英語:swiftの意味]:[[三省堂]]、[[大辞林]]</ref>。金融機関同士の通信は従来[[テレックス]]や[[電報]]によって行われていたが、スイフトは通信速度を飛躍させた。また、その内容や通信文は確実に[[暗号化]]されたものとなっている。しかも、ネットワークに接続する[[コンピュータ]]や[[インテリジェント]][[端末]][[装置]]は[[ハードウエア]]、[[ソフトウエア]]とも協会が認定したものでなければならず、それらを製造する業者は世界中で[[IBM]]など僅か数社しか認定されていない。
 
毎年秋に、ユーザーを対象とした会合[[Sibos]] を開催している。参加者は、資金/証券決済関係の銀行役員が中心である。
 
==沿革==