夏井睦
日本の医師
夏井 睦(なつい・まこと、1957年 - )は、日本の医師である。「創傷・熱傷の湿潤療法」を広めた人物として知られている[1]
なつい まこと 夏井 睦 | |
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生誕 |
1957年??月??日 日本 秋田県 |
出身校 | 東北大学 |
職業 | 医師 |
人物
権威による思考放棄をしないことを信条としている。実験・実証と科学的思考をもとに、従前からあった湿潤療法の基本概念[3]を発展させ理論構築し、実臨床に応用し、普及させた。従来の湿潤療法は、おせじにも普及しているとは言いがたく、治療用器具も決して多くはなかった。そのため創傷被覆材の開発も自ら行なっている。
ピアノにも造詣が深く、ピアノの楽譜を収集し、インターネットで公開している。[4]
コンピュータ、デジタルガジェット、文具などの小物にこだわりがあり、彼のホームページで、感想を述べている。[5]
大量の映画をジャンルにこだわらず視聴している。なかでも特にいわゆる﹁B級映画﹂の鑑賞も趣味としている。[6]
開発に関与した創傷被覆材
- 「プラスモイストW」・「プラスモイストV」
- 「プラスモイストP」
- 「プラスモイストTOP」
- 「プラスモイストDC」・「プラスモイストDCR」
- 「ズイコウパッド」
など。
略歴
参考文献
- ^ 新しい創傷治療
- ^ http://www.geocities.jp/pressure_ulcer/sub0.htm
- ^ Overview of wound healing in a moist environment, The American Journal of Surgery; 167(1) Suppl 2-6, 1994.
- ^ http://www.wound-treatment.jp/piano-score/piano.htm
- ^ http://www.wound-treatment.jp/next/kaimono0.htm
- ^ http://www.wound-treatment.jp/next/eiga4.htm
著書
- これからの創傷治療(医学書院,2003年7月)ISBN 978-4260122535
- 創傷治療の常識非常識―〈消毒とガーゼ〉撲滅宣言(三輪書店,2003年12月)
- さらば消毒とガーゼ 「うるおい治療」が傷を治す(春秋社,2004年12月)
- 創傷治療の常識非常識〈2〉熱傷と創感染(三輪書店,2006年1月)
- ドクター夏井の外傷治療「裏」マニュアル―すぐに役立つHints&Tips(三輪書店,2007年5月)
- キズ・ヤケドは消毒してはいけない―痛くない!早く治る!「うるおい治療」のすすめ(主婦の友,2008年1月)
- 傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学(光文社新書,2009年6月)ISBN 978-4334035136
- 『ドクター夏井の熱傷治療裏マニュアル』(三輪書店,2011年3月)
外部リンク
- 新しい創傷治療 「消毒とガーゼ」の撲滅を目指して - 湿潤治療の療法、療例、等。