大塚弥之助
日本の地質学者 (1903-1950)
大塚弥之助︵1903年7月11日―1950年8月7日︶は日本の地質学者であり教授である。[1][2]
大塚弥之助は東京日本橋で生まれ、東京高等師範学校付属中学校から静岡県立静岡中学校(現在の静岡県立静岡高等学校)を経て、東京帝国大学理学部地質学教室を1929︵明治4︶年に卒業した。
在学中は小沢儀明から地史学の方法を、辻村太郎から地形学の方法を、徳永重康からは新生代生物層序の方法を学んだ。
卒業後は同大学地震研究所の助手として勤務した。大塚の地球科学における研究は広い範囲におよび、地形学・地球物理学・層位学・古生物学・地史学・構造地質学にわたっている。在学中に四国の四万十川の曲流地形を調査し、地理学評論に論文を発表した。
地震研究所では専ら日本列島の新生界の調査研究に専念し、1937︵昭和14︶年に東京帝国大学理学部地質学鉱物学教室の講師として新生代層位学の教授に任命され、また東京文理科大学の自然地理学の教授も兼任した。
- ^ a b c d Sugimura, Arata (1992). “My two teachers: Katsumi Mochizuki and Yanosuke Otsuka”. Geology News 455: 4-21.
- ^ Ōmori, Masae (2004). “Geological idea of Yanosuke Otuka, who built the foundation of neotectonics (geoscientist)”. Earth Science 58 (4): 256-259. doi:10.15080/agcjchikyukagaku.58.4_256.
| 大塚弥之助 | |
|---|---|
 大塚弥之助 Template:1940年ごろ | |
| 生誕 |
1903年7月11日 東京, 日本 |
| 死没 | 1950年8月7日（47歳没） |
| 国籍 | 日本 |
| 研究分野 | 地質学 |
| 配偶者 | 大塚千枝子[1] |
| 子供 |
大塚義之[1] 大塚南津子[1] |
| プロジェクト:人物伝 | |