「岡田彰布」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
出典張り替え、Rテンプレート使用 |
El Condor Pasa0223 (会話 | 投稿記録) |
||
| (100人を超える利用者による、間の426版が非表示) | |||
1行目:
{{pp-vandalism|small=yes}}
{{Infobox baseball player
| 選手名 = 岡田 彰布
| 所属球団 = 阪神タイガース
| 役職 = 監督
| 背番号 = 80
| 選手写真ファイル名 =
| 写真サイズ
| 写真のコメント =
| 国籍 = {{JPN}}
| 出身地 = [[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]]
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1957|11|25}}
| 没年月日 =
| 身長 = 175
| 体重 = 77
| 利き腕 = 右
| 打席 = 右
| 守備位置 = [[二塁手]]、[[三塁手]]、[[一塁手]]、[[外野手]]
| プロ入り年度 = {{NPBドラフト|1979}}
| ドラフト順位 = ドラフト1位
| 初出場 = 1980年4月11日
| 最終出場 = 1995年10月2日（公式戦）<br />1996年3月26日（現役引退試合）
|
* [[関西大学北陽中学校・高等学校|北陽高等学校]]
* [[早稲田大学野球部|早稲田大学]]
* [[阪神タイガース]] (1980 - 1993)
* [[オリックス・バファローズ|オリックス・ブルーウェーブ]] (1994 - 1995)
| 経歴補足題 = 監督・コーチ歴
| 経歴補足 =
* オリックス・ブルーウェーブ (1996 - 1997)
* 阪神タイガース (1998 - 2008)
* オリックス・バファローズ (2010 - 2012)
* 阪神タイガース (2023 - )
}}
'''岡田 彰布'''︵おかだ あきのぶ、[[1957年]][[11月25日]]<ref>{{Cite book |和書 |date=2023年11月12日発行 |title=阪神タイガース リーグ優勝！プロ野球2023シーズン総括BOOK |publisher=コスミック出版 |page=21 |isbn=978-4-7747-4319-6}}</ref> - ︶は、[[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]]出身の元[[プロ野球選手]]︵[[内野手]]・[[外野手]]、右投右打︶、[[プロ野球監督]]。愛称は﹁'''どんでん'''﹂<ref name="東スポWABどんでん">{{Cite news |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/243677?page=1#goog_rewarded |title=︻阪神︼岡田新監督に広告業界も熱視線 〝アレ〟達成なら﹁どんでん様﹂高額ギャラで復活も |newspaper=東スポWEB |date=2022-11-02 |accessdate=2024-04-22}}</ref><ref name="朝デジどんでん">{{Cite news |url=https://www.asahi.com/articles/ASR9D5VB3R9CULFA041.html |title=お笑い芸人と撮った緊張のCM 岡田監督の愛称﹁どんでん﹂の謎 |newspaper=朝日新聞DAGITAL |date=2023-09-13 |accessdate=2024-04-22}}</ref><ref name="TOKYOＷebどんでん">{{Cite news |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/211489 |title=便利な﹁アレ﹂の正しい使い方 2010年には実際に﹁アレしてもうた﹂ |newspaper=東京新聞TOKYOＷeb |date=2022-11-02 |accessdate=2024-04-22}}</ref>。[[阪神タイガース]]第30代及び第35代監督、[[オリックス・バファローズ]]第25代監督。 == 経歴 ==
=== 幼少期からタイガースと共に ===
[[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[玉造 (大阪市)|玉造]]で﹁大阪紙工所﹂という町工場を経営していた父親は阪神の[[パトロン|有力後援者]]で、[[村山実]]・[[藤本勝巳]]らと親交があったことから幼少時よりタイガースと縁深く育った<ref name="sponichi20120327">{{Cite news |和書 |url= {{by|1972年}}、[[明星中学校・高等学校 (大阪府)|明星中学校]]3年生時に中学野球大阪府大会で優勝 岡田はプロ入りせずに一般入試で[[早稲田大学]]に合格し<ref>{{Cite web |url=https://weekly-jitsuwa.jp/archives/131659 |title=“二刀流”を先取りしていた阪神・岡田監督～島田洋七﹃お笑い“がばい”交遊録﹄ |website=週刊実話WEB |publisher=日本ジャーナル出版 |date=2024-02-21 |accessdate=2024-02-22}}</ref>、その後[[早稲田大学野球部]]の[[セレクション]]を受験、15打数14安打14[[本塁打]]︵自著では10スイング中、7スイングがフェンス超えだったという<ref>﹃オリの中の虎﹄P159</ref>︶という驚異的な打撃力を見せて一発合格を果たす。3学年上に松本匡、吉沢俊幸、八木茂、2学年上に佐藤清、[[難波秀哉]]と[[山倉和博]]のバッテリー、1学年上に金森栄治らがいた。[[東京六大学野球連盟|東京六大学 岡田の === 阪神入団～ブレイザーとの確執 ===
上記のように、東京六大学野球史に残る記録を次々に樹立したためにプロ野球各球団の岡田獲得競争は一気に過熱、[[1979年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|ドラフト会議]]の目玉となった。岡田は10月29日のプロ入り表明会見の席において希望球団を問われ、﹁︵地元の︶阪神だったら最高ですが、[[オリックス・バファローズ|阪急︵ブレーブス︶]]などの在阪球団を希望している。その他の球団ならば、指名時に考えてみる。しかし、フロントがしっかりして優勝を争える球団なら行きたい<ref>[[朝日新聞]]1979年10月30日付。</ref>﹂﹁[[読売ジャイアンツ|巨人]]、[[埼玉西武ライオンズ|西武]]も優勝を狙えるし、良いですね<ref>[[スポーツニッポン]]1979年10月30日付。その発言を受けた当日の同紙の一面見出しは﹁﹃巨人もOK﹄岡田﹂であった。</ref>﹂と答えた。しかし、後年のインタビューでは﹁僕が一人っ子だったことで母が﹃関西に帰ってきて {{by|1980年}}春季キャンプで監督の[[ドン・ブラッシンゲーム|ドン・ブレイザー]]は﹁オカダはまだ新人。じっくり鍛えたほうが良い﹂という考えで、 オープン戦で本塁打を2本放つ活躍をしたが<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/03/22/0016169748.shtml |title=阪神は巨人に敗れ3連敗 ドラ1森下がOP戦3号も先発西純が5回5失点 |newspaper=デイリースポーツ online |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2023-03-22 |accessdate=2023-03-22}}</ref><ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2023/03/23/0016170538.shtml |title=阪神・ドラ1森下 岡田超え！OP戦球団新人右打者最多タイ3号 宿敵G撃ち 侍刺激﹁日本を代表する選手に﹂ |newspaper=デイリースポーツ online |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2023-03-23 |accessdate=2023-03-23}}</ref>{{by|1980年}}の先発内野手は、一塁手ヒルトン、二塁手[[加藤博一]]、三塁手[[掛布雅之]]、遊撃手 この年、[[1980年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]の第1戦において22歳7か月で代打本塁打を放ったが<ref>{{Cite web |和書 |url=https://npb.jp/bis/scores/allstargame/linescore1980.html |title=1980年度オールスター・ゲーム 試合結果 |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2021-05-29}}</ref>、これは2015年の第2戦で19歳11か月だった[[森友哉]]が代打本塁打を放つまでオールスターでの代打本塁打の最年少記録だった<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1509332.html 西武森、予告初球弾 清原以来10代球宴2人目] 日刊スポーツ 2015年7月19日紙面から</ref>。 ブレイザー監督とヒルトン退団の遠因となったこの年の岡田のポジションは、 {{by|1981年}}には初めて全130試合に出場し、20本塁打を {{by|1982年}}には[[安藤統男]]監督が就任し、 {{by|1983年}}も開幕から79試合で18本塁打を記録し、本塁打王争いにも加わっていたが、7月10日の対広島戦で右大腿二頭筋を断裂し、残りのシーズンを棒に振る<ref>[https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/164575 <第18回>吉田さんはイメージと違う腹の据わった監督だった｜野球｜日刊ゲンダイDIGITAL]</ref><ref>[https://www.youtube.com/watch?v=U6MWb6s0rPI ︻阪神祭り開催︼阪神OBを回る旅第1弾！岡田彰布さん登場﹁ぶっちゃけ阪神の監督の話来てるだろ？﹂慶彦さんいきなりぶっこみます！︻プロ野球OB︼︻阪神タイガース︼︻広島カープ︼ - YouTube]</ref>。以後、脚部の負傷に悩まされることになる<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB10H04_Q5A210C1AA1P00/ 堅守支えた名参謀 阪神タイガース、天地を行く︵2︶]</ref>。岡田が離脱した二塁手に遊撃手だった {{by|1984年}}、春季キャンプには参加したが<ref>[https://megalodon.jp/2023-0801-1229-26/https://www.kochinews.co.jp:443/article/detail/605527 ︻魚拓︼︻復刻︼サード岡田 早くも特訓 １９８８秋季―岡田彰布監督で振り返る阪神安芸キャンプ(3) | 高知新聞]</ref>、実戦復帰はずれ込んで5月19日対広島戦から先発に復帰した。当初二塁手を中心に[[ランディ・バース]]の帰国時などに時折一塁手も守るという形だったが、後半戦は主に[[右翼手]]で起用された<ref>{{Cite web |和書 |url=https://hochi.news/articles/20210326-OHT1T50315.html?page=1 |title=岡田彰布をなぜブレイザー監督が使わなかったか…阪神入団60年・安藤統男の球界見聞録＜７＞ |publisher=スポーツ報知 |date=2021-04-01 |accessdate=2021-08-01}}</ref>。打撃は打率.297、本塁打15本、51打点と、故障明けとしては悪くない成績を残している。 {{by|1985年}}、[[吉田義男]]監督が就任し、真弓と入れ替わり、再び二塁手に戻る<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB06H3S_W5A200C1AA1P00/ 30年前の熱気よ、もう一度 阪神タイガース、天地を行く︵1︶]</ref>。シーズンは5番を通して活躍した<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/10/15/0015726292.shtml |title=阪神 岡田彰布氏の監督就任を正式発表 ２００８年以来の復帰 |publisher=デイリースポーツ online |date=2022-10-15 |accessdate=2022-10-15}}</ref>。4月17日、甲子園での対巨人戦で、バース・掛布に続き[[バックスクリーン3連発]]の締めを打った。この時、バース・掛布と続いた後の岡田の打席にかかるプレッシャーは大きく、﹁ヒットで良いという考えはなかった。こうなったらホームランを狙うしかないやろう。絶対、スライダーしかないな！﹂と後に振り返っている。また、バックスクリーン3連発前日の対巨人戦でも、1-2で迎えた4回裏二死、四球で出塁した岡田は、[[佐野仙好]]が放った平凡なフライを遊撃手[[河埜和正]]が落球する間に一塁から一気に本塁生還し、大量7点の猛攻へと繋げる活躍を見せている。監督の[[吉田義男]]も﹁あの岡田の全力疾走が大きかった﹂と評価した。 同年8月12日、当時の球団社長だった[[中埜肇 (実業家)|中埜肇]]が[[日本航空123便墜落事故]]で死亡するという悲劇が起こった。特に阪神ナインの中でも中埜に目をかけてもらい、自らも“飛行機派”と称していた岡田の受けたショックは大きかったという。8月は[[打率]].429・10本塁打・31[[打点]]の活躍でプロ入り初の[[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]を受賞。更に9月15日の甲子園での対中日戦ではサヨナラ2点本塁打、翌16日にもサヨナラ中前打を放ち、2試合連続サヨナラ打を記録する。最終的に選手会長兼5番打者として、バースに次ぐリーグ2位の打率.342 {{by|1986年}}は前年と同じく5番打者、二塁手で開幕戦に先発出場すると、4月後半に掛布が故障離脱したのに伴い4番打者に抜擢された。5月半ばに掛布が復帰すると5番に戻るが、この年の掛布は再離脱を繰り返したため8月末以降はシーズン終了まで4番打者を務めた。9月3日に父を亡くしたが、翌9月4日の対大洋戦に出場して本塁打を放った<ref>[https://www.sankei.com/west/news/130327/wst1303270055-n3.html ﹁オヤジ、打ったぞ！﹂岡田、父に捧げる涙の追悼弾︵水本義政︶]</ref>。前年よりは数字を落としたが、打率.268、本塁打26本、打点70と主軸打者に相応しい成績を残した。 {{by|1987年}}は打率2割5分台・本塁打14本とチームの不振を語るような成績になるが、その後は3年連続20本塁打を記録した。
79 ⟶ 74行目:
{{by|1988年}}に[[村山実]]監督が就任し、開幕時は5番二塁手で、5月以降は4番二塁手で起用された。打率.267、本塁打23本、打点72と打撃成績が復調した。 {{by|1989年}}、掛布の引退に伴い、大学時代に守っていた三塁手にコンバートされた<ref>[https://archive.is/AIK4C ︻復刻︼サード岡田 早くも特訓 １９８８秋季―岡田彰布監督で振り返る阪神安芸キャンプ(3) | 高知新聞]</ref>。6月25日の甲子園での対巨人戦、1-4で迎えた8回裏二死満塁で、[[ビル・ガリクソン]]から左翼ポール際へ劇的な逆転満塁本塁打を放った。奇しくも30年前の[[天覧試合]]と同じ日で、スコアも5-4と裏返しとなり、天覧試合勝利投手の巨人監督・[[藤田元司]]の目の前で、敗戦投手だった[[村山実]]の仇討ちを果たした。イニングの最初にスコアボードを見て﹁2アウト満塁なら自分まで回ってくる﹂と思っていたら本当に回ってきたと後に語っており、ヒーローインタビューでも﹁3点差だったので満塁で回ってきたらホームランしかないと思った﹂と胸を張った。この本塁打を含めて月間8本塁打などの活躍で、同じく9本塁打のチームメイトの[[セシル・フィルダー]]を抑えて、プロ入り2度目の[[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]を受賞した。 {{by|1990年}}から
{{by|1991年}}は規定打席到達では自己ワーストの打率、安打、打点に終わる。
{{by|1992年}}、[[日本プロ野球選手会]]会長として[[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA]]制度導入に尽力する。選手としてはこの年から二塁を[[和田豊]]に譲り、[[一塁手|一塁]]にコンバートされる。シーズンでは[[新庄剛志]]や[[亀山努]]の台頭に加えて、打率1割台と深刻な打撃不振に陥り、先発出場は激減。4月25日の試合では[[代打]]に亀山を送られた場面もあった<ref>﹃阪神タイガース 暗黒ダメ虎史 あのとき虎は弱かった﹄p.106</ref>。この夜、遠征先の宿舎で食事中に亀山が謝りに来たのに対し﹁お前はなんも悪ないやろ﹂と答えたが、その模様を他の若い選手が見て見ぬふりをしているのに気づき、自分に周囲が気を遣っていると感じていた<ref>﹃頑固力﹄pp. 110 - 111</ref>。この年のオフ、一部で翌年の戦力構想から外れ、本人が[[トレード]]志願との一報が出る。一時は[[福岡ソフトバンクホークス|ダイエー]]移籍の可能性が高いとも報じられた<ref>[[スポーツニッポン]] 1992年10月12日3面</ref>が、一転して球団が慰留に務め、残留に合意した<ref>スポーツニッポン 1992年10月15日4面</ref>。 {{by|1993年}}、再び外野手として起用されるようになるが出場機会は前年よりさらに少なく、﹁体力の衰え﹂という理由で阪神を自由契約になる<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/professional_bbd0710/kiji/K20101001Z00003150.html ︻10月18日︼1993年(平5) 自分で作ってＦＡ第1号？岡田彰布 さらば阪神タイガース]</ref>。 === オリックス時代 ===
{{by|1994年}}のキャンプイン直前に[[仰木彬]]が率いる[[オリックス・バファローズ|オリックス・ブルーウェーブ]]に入団。その会見では﹁これからも[[阪神ファン]]であり続ける…﹂と涙ながらにタイガースとの別れを惜しんだ。その直前、週刊誌上で不倫スキャンダルを暴露され、そのまま現役引退の危機に晒されるが、調査によってスキャンダル自体が自称﹁愛人﹂の女が金銭目当てにでっち上げた作り話と判明、さらには岡田が恐喝され200万円を脅し取られる被害を受けていたことが明らかとなり、警察の[[強制捜査]]に発展し、最終的にはこの女が[[恐喝罪|恐喝]]容疑で逮捕されて一件落着となった。この際には、豊富な技術と経験を持つ岡田を諦めきれないオリックスが、 1994年の春のキャンプ中、オリックスに89年1位で入団しながら伸び悩んだ[[パンチ佐藤]]が[[フジテレビ]]﹁[[プロ野球ニュース]]﹂のカメラの前で﹁今年、復活に賭ける男﹂と宣言。この年阪神から移籍した岡田を見つけると﹁岡田さん、一緒に写って下さい。一緒にカメラの前で、今年復活にかける、と言いましょう!﹂と力強く誘ったが、岡田は引きつった笑みを見せながらあからさまに嫌がり﹁復活って、俺はそうやが、お前、ええ時あったんか﹂と返した。なおも﹁いや、これでもお立ち台に立ったこともあるんです。今年にとにかく賭けてるんです。一緒に写りましょう!﹂と食い下がったが、一流選手としてのプライドが高いことで有名な岡田が呆れ返り﹁復活って、お前、何もないやないか﹂﹁一緒にすんなよ﹂とあくまで拒否。パンチにとって吉兆とはいえない現役最後のシーズンの始まりであった。[[オープン戦]]では打席に立ったときに阪神ファンからも応援される光景が観られた。 {{by|1995年}}、出場機会も減り、10年ぶりの優勝をオリックスで経験したのを花道に、 {{by|1996年}}3月26日、古巣・阪神と 現役中はスポーツ用品メーカーである[[エスエスケイ|SSK]]のアドバイザリースタッフを務めた<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=mu6IPrJbxfA 【ドラフト裏話】6球団から指名された岡田さん「一番厄介だった球団は〇〇でした…」【プロ野球OB】【阪神タイガース】【広島カープ】 - YouTube]</ref>。
=== コーチ時代 ===
109 ⟶ 104行目:
{{by|2000年}}から{{by|2002年}}までは二軍監督︵専任︶。1999年と2002年には[[ファーム日本選手権]]で優勝し、2度、日本一となった。後の一軍監督退任時に思い出として﹁二軍で若手が育っていくのが楽しみで、それが︵一軍監督時よりも︶思い出に残る﹂と語っている。 {{by|2003年}}に一軍内野守備走塁コーチへ配置転換。三塁ベースコーチを担当した。三塁ベースコーチとしての状況判断は正確無比であった<ref>[https://www.sanspo.com/ === 第1次阪神監督時代 ===
2003年オフ、[[星野仙一]]が健康問題のために監督を勇退したのを受け、後任として一軍監督に就任。球団史上初の大阪府出身の監督となった{{R|sponichi20120327}}。背番号は'''80 '''。就任時の挨拶は﹁期待してもらって結構です﹂。監督初年度の{{by|2004年}}は[[井川慶]]ら優勝に貢献した選手の不調に加え[[伊良部秀輝]]のセットポジションの欠点、[[ジョージ・アリアス]]の好不調の波の激しさ、[[マイク・キンケード]]の度重なる[[死球]]によるけが、さらに[[ジェロッド・リガン]]の負傷やその年に開催の[[2004年アテネオリンピック {{by|2005年}}9月7日[[ナゴヤドーム]]、[[JFK (阪神タイガース)|JFK]]といわれる投手起用を行うようになる<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/10/05/0015696641.shtml |title=岡田次期監督なら鉄壁の虎 第2のＪＦＫ＆強固なセンターライン確立か 番記者が占う心の内 |date=2022-10-05 |accessdate=2022-10-05}}</ref>。中日との2ゲーム差での首位決戦において、9回表の微妙な本塁クロスプレーでアウトの判定が伏線になり︵本塁憤死した走者は奇しくも[[中村豊 (野球)|中村豊]]︶、その直後の9回裏本塁セーフの判定に激昂し、選手全員を一時引き揚げさせ抗議。その後試合は再開するも、[[赤星憲広]]の落球で一打[[サヨナラゲーム|サヨナラ]]負けのピンチになる。ここで監督就任後初めてマウンドへ向かい、[[リリーフ|クローザー]]・[[久保田智之]]にかけた言葉は﹁'''もう打たれろ!打たれてもお前は悪ないからな。オレが責任持つからもうムチャクチャほうったれ︵投げたれ︶!'''﹂というものだった。久保田は後続の[[渡邉博幸]]、[[タイロン・ウッズ]]を連続[[三振]]で抑え、11回表の この一見投げやりにも取れる言葉の裏には、たとえこの試合に負け、さらには優勝を逃したとしても全責任を自分が背負うという強い覚悟が込められていた。試合終了後、中日監督の[[落合博満]]に﹁'''今日は監督の差で負けた'''﹂とまで言わしめた。結果的にこの戦いを境に阪神は連勝を重ね、亡き父の誕生日に当たる9月29日、甲子園球場での対巨人戦でリーグ優勝を達成した。 しかし、[[2005年の日本シリーズ|日本シリーズ]]は[[千葉ロッテマリーンズ]]に4戦4敗のストレート負けとなった。また、その際にリードされているからという理由で僅差の展開となった第4戦を除き、[[JFK (阪神タイガース)|JFK]]︵[[ジェフ・ウィリアムス]]、[[藤川球児]]、久保田智之。このうち藤川は第3戦にも登板︶を起用しなか 11月19日、甲子園球場で開催されたファン感謝デーのイベント﹁夢のOB交流戦﹂という紅白戦で、岡田は白組の[[選手兼任監督|プレイングマネージャー]]として出場。試合の最後に﹁代打、オレ﹂で打席に立ち、サヨナラ2点本塁打を打ちMVPに輝いた。 124 ⟶ 119行目:
{{by|2006年}}3月6日、絶滅が危惧されている野生の[[トラ]]を保護するため、トラ保護基金に2006年シーズンの公式勝利数と同じ数のトラ保護レンジャー用の装備を寄付すると表明。そして、2006年の勝利数と同じ84個分の装備品の代金75万6,000円︵1セット約9,000円︶を寄付した。この活動が評価され、12月12日にインド政府から﹁阪神の最後まで諦めない姿勢に勇気づけられた。支援に非常に感謝している﹂などと記された感謝のメッセージを受け取っている。 {{by|2007年}}6月8日の対オリックス戦︵甲子園球場︶の8回裏、打者[[鳥谷敬]]の守備妨害を巡り[[球審]]の[[谷博]]に抗議を行った際に谷の胸を突き飛ばし、現役・コーチ及び監督生活を通じて初めての退場処分を受ける。8月16日の対中日戦︵京セラドーム︶では、8回裏に一塁走者が二塁でアウトになったことをめぐり二塁[[塁審]]の[[井野修]]に抗議して胸を突き飛ばしたため、2度目の退場となった。なお、同じシーズン中に2度退場になった監督は他にも複数いるが、阪神では岡田が初であり、[[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]日本人監督でも初めてであった<ref>[http://osaka.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/p-ot-tp0-20070817-242946.html ﹁過去いないセ日本人監督シーズン二度﹂] 日刊スポーツ</ref> {{by|2008年}}、チームは開幕からスタートダッシュに成功し首位を独走していたが、[[2008年北京オリンピック|北京オリンピック]]の[[北京オリンピック野球日本代表|野球日本代表]]に主力である[[新井貴浩]]・[[矢野燿大|矢野輝弘]]・藤川球児を派遣して以後、チーム状態が空転し始め、打撃陣の不振や故障者の続出などで、一時は13ゲーム差をつけていた巨人に終盤で逆転されペナントレース優勝を逃した。この責任を取る形でこのシーズン限りでの辞任を発表した。[[2008年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]第1ステージ最終戦で敗退したことでこのシリーズが最後の指揮となった。試合終了後、選手会長の赤星憲広の発案により、選手・コーチから監督を務めた年数と同じ5回胴上げされた。 === 阪神監督退任後 ===
2008年11月、デイリースポーツ新聞社と客員野球評論家として契約を結び、自伝コラムを年末にかけて執筆。{{by|2009年}}2月1日の[[朝日放送テレビ|朝日放送]]﹁[[虎バン]]﹂で解説者としてデビューし、日本テレビ・[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]・朝日放送・[[サンテレビジョン|サンテレビ]]・[[スカイ・エー|スカイ・A]]を中心に在阪局でプロ野球解説者として出演した。 4月12日の 評論家活動とは別に、2009年シーズン開幕前に岡田は日本プロ野球機構から﹁調査委員会﹂の委員として任命され、8月にメンバーの[[熊﨑勝彦]]︵元・東京地検特捜部長︶、石塚久︵弁護士︶と顔を合わせた<ref>{{Cite book |title=Ori no naka no tora : aisuru taigāsu e saigo ni hoeru |url=https://www.worldcat.org/oclc/464746943 |publisher=Bēsubōrumagajinsha |date=2009 |location=Tōkyō |isbn=978-4-583-10231-3 |oclc=464746943 |first=Akinobu |last=Okada |last2=岡田彰布.}}</ref>。通常の任期は2年だが、後述のオリックス監督就任に伴い1年の任期を残して退任している。 === オリックス監督時代 ===
[[File:Okada akinobu.jpg|200px|thumb|オリックス監督時代<br />（2011年8月6日 QVCマリンフィールドにて]]
{{by|2009年}}10月13日、翌シーズンから[[オリックス・バファローズ]]の監督就任が発表された。契約内容は3年契約の1億円、背番号は阪神監督時代と同じ'''80'''。チーム編成、広報面などで全権を任されており実質GM兼任となる<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20091002-550638.html オリ監督内定岡田氏、モノ言う監督になる] 日刊スポーツ 2009年10月2日</ref>。岡田自身は10月14日に就任記者会見を行った。これにより岡田は旧・ブルーウェーブ時代の球団OBとして初のオリックス・バファローズ監督となった。阪急・オリックス球団におけるOB監督は{{by|1980年}}シーズンの[[梶本隆夫]]以来実に30年ぶりである。 {{by|2010年}}3月31日、対[[北海道日本ハムファイターズ]]戦︵東京ドーム︶で、[[T-岡田]]が勝ち越し本塁打を放ち勝利。阪神監督時代から通算400勝目を達成した。6月8日に投手コーチである[[星野伸之]]が休養に入り、後任には[[小林宏 (野球)|小林宏]]が就任したが小林の経験の少なさから、投手起用についても自身が決定することを明言し、投手コーチも兼任することとなった<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20100609-639571.html 非常事態に岡田監督“兼任”投手コーチ]</ref>。このシーズンは交流戦で優勝を飾り、T-岡田や投手の[[金子千尋]]の躍進があったが、後半に入って敗戦が増え、最終的には5位に終わった。 143 ⟶ 138行目:
{{by|2011年}}シーズン序盤はチーム打率が2割を切るなどの極度の打撃不振に陥り一時は最下位となった。交流戦に入ると調子を取り戻し15勝7敗2分の2位と躍進したが、その後は大型連勝と連敗を繰り返し、好不調の波が激しかった。7月2日・3日に[[福岡ソフトバンクホークス]]に2日連続のサヨナラ勝ち、そして5日には[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]にもサヨナラ勝ちを収め、阪神監督時代の2008年9月9日 - 11日に[[東京ヤクルトスワローズ]]相手に3試合連続サヨナラ勝ちして以来、2回目の3試合連続サヨナラ勝ちを達成したプロ野球史上唯一の監督となり、8月7日の対[[千葉ロッテマリーンズ]]戦で監督通算500勝を達成した。しかし、引き分けでも[[クライマックスシリーズ]]︵CS︶進出だった最終戦に敗れて1毛差で[[埼玉西武ライオンズ]]に3位を奪われ、チームとして3年ぶりのCS進出・Aクラスを逃した。また、この年は不振に見舞われたキャプテンの[[後藤光尊]]や[[アーロム・バルディリス]]、さらに中盤には4番のT-岡田といった主力選手を次々に二軍落ちさせるなど、阪神監督時代では余り見られなかった一軍と二軍との選手入れ替えを頻繁に行う采配が見受けられた。自身の幕のなかったポストシーズンには巨人の内紛について評論、サッカー日本代表が野球の陰に隠れてしまうことを憂う一面を見せた<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111112-862291.html 岡田監督﹁サッカー関係者が怒りよるよ﹂]</ref>。 {{by|2012年}}は前年オフに大型補強をおこない、﹁優勝﹂を口にするほどであった<ref>[http://www.daily.co.jp/baseball/2011/12/16/0004686286.shtml 岡田監督﹁絶対はないけど絶対優勝する﹂] デイリースポーツ2011年12月16日</ref>。しかしシーズンでは主力選手の相次ぐ故障離脱もあり開幕早々から低迷。4月に1度だけ勝率を5割に戻したことはあったものの貯金を作ることは1度もできず、パ・リーグでいち早くBクラスが確定。さらに3年契約が期間満了を迎えることを受け、9月22日に球団から契約を更新しないことを告げられ、シーズン終了をもって正式に退任することが発表された<ref>[https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/2663.html 岡田彰布監督任期満了のお知らせ] オリックス・バファローズ 2012年9月22日</ref>。退任発表時、球団側はシーズン終了まで指揮を執らせる方針であったが、シーズン最下位が確定した翌日の9月25日、﹁来シーズンを見据えたスタートをいち早く切りたい﹂という理由で方針転換<ref>[https://gendai. === オリックス監督退任後 ===
[[File:Akinobu Okada IMG 5495-1 20190203.jpg|thumb|150px|[[生田神社]]豆まき神事にて（2019年2月3日）]]
{{by|2013年}}からは、デイリースポーツの野球評論家に復帰。同紙では1月から、自身の経験を基に球界の旬の話題などを独特の見解で定義付けるコラム「岡田辞典」<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2021/08/13/0014587184.shtml |title=岡田彰布氏 阪神は最初の２カードをどう取っていけるかがポイント |publisher=デイリースポーツ |date=2021-08-13 |accessdate=2021-08-13}}</ref>の連載を開始した。また、[[#人物・交友関係|「そらそうよ」（『それはそうですよ』という意味の関西弁）]]をよく口にしていることを踏まえて、「阪神元監督OKADA流野球論 岡田彰布のそらそうよ」という連載コラムを『[[週刊ベースボール]]』で担当。[[朝日放送テレビ|朝日放送]]・[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]・[[Tigers-ai]]を中心にプロ野球中継での解説も再開している（ラジオに関してはABCの事実上専属出演である）。
2017年からは、大学の後輩にあたる[[江尻慎太郎]]と共に、[[東日本放送]]の[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]の公式戦中継やスポーツ番組で解説を務めていた。
=== 第2次阪神監督時代 ===
2022年シーズン中より、同年限りでの退任を表明していた[[矢野燿大]]の後任となる阪神監督候補として名前が報じられるようになる<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/307552 |title=阪神次期監督・岡田彰布氏で“すんなり決定”にはならない﹁特殊球団﹂と在阪メディアの事情 |newspaper=日刊ゲンダイ |date=2022-06-30 |accessdate=2022-10-17}}</ref>。9月下旬に阪神球団がLINEでマスコミ各社に﹁報道規制﹂を依頼したとする報道もなされたが<ref>{{Cite news |和書 |url=https://bunshun.jp/articles/-/57507 |title=﹁次期監督を報じたら取材拒否﹂ 阪神の“メディア圧力通達”を入手 |newspaper=文春オンライン |date=2022-09-20 |accessdate=2022-10-17}}</ref>、9月27日には[[サンケイスポーツ]]が﹁岡田が次期監督に内定﹂と報じる事態となった<ref>{{Cite news |和書 |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/854745 |title=草茂みベースボールの道白し︿阪神・岡田新監督有力﹀ポスト矢野が残り3試合になるまで全く報道されなかった理由は コロナ禍のメディア統制が示す野球界の未来 |author=小西斗真 |newspaper=Number Web |date=2022-09-27 |accessdate=2022-10-17}}</ref>。 最終的に、10月15日に阪神監督への就任が正式に発表された<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC152UL0V11C22A0000000/ |title=阪神、岡田彰布氏の監督就任発表 15年ぶり復帰 |newspaper=日本経済新聞 |date=2022-10-15 |accessdate=2022-10-17}}</ref>。背番号は第一次監督時代、およびオリックス監督時代と同じ'''80'''。 2023年9月14日、自身4度目、阪神タイガースとしては18年ぶり6度目となるリーグ優勝を達成した。奇しくも監督就任発表から[[阪神タイガース#33-4|334日目]]であることも話題になった。65歳での優勝監督は、パ・リーグも含めると[[2013年の東北楽天ゴールデンイーグルス|2013年]]の[[星野仙一]]と並びタイ記録の最年長、セ・リーグでは最年長記録を更新した︵それまでは[[2000年の読売ジャイアンツ|2000年]]の[[長嶋茂雄]]の64歳︶<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309150000143.html |title=︻阪神︼65歳岡田監督、セ最年長監督Ｖ 同一球団監督では最長ブランク／歴代年度別成績 |newspaper=日刊スポーツ |publisher=日刊スポーツ新聞社 |date=2023-09-14 |accessdate=2023-09-14}}</ref>。阪神の監督として2度のリーグ優勝を達成するのは、[[1962年の阪神タイガース|1962年]]・[[1964年の阪神タイガース|1964年]]に優勝した[[藤本定義]]監督以来59年ぶりとなった。 広島と対戦した[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]ファイナルステージに4勝0敗（うち1勝はレギュラーシーズン優勝によるアドバンテージ）の成績で優勝を収め、岡田にとって18年ぶりとなる日本シリーズ出場が決定した<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.sanspo.com/article/20231021-D7OZE43HABLJLJR7YCO3RTUZRE/2/?outputType=theme_tigers |title=岡田阪神、３連倒で決めた！９年ぶり日本Ｓ 次は３８年ぶり日本一や「もうひとつ上のステージで勝ち上がれるよう、がんばる」 |newspaper=サンケイスポーツ |date=2023-10-21 |accessdate=2023-10-21}}</ref>。
かつて選手や監督として在籍した古巣・オリックスとの[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]は第7戦までもつれ込んだが、4勝3敗の結果でオリックスを破り、阪神タイガースとして1985年以来となる38年ぶり2度目の日本一を達成した<ref name="asahi20231105">{{Cite news |和書 |url=https://www.asahi.com/articles/ASRC56VTBRC1OXIE03S.html |title=阪神、38年ぶり2度目の日本一 ノイジー2試合連続アーチで決めた |newspaper=朝日新聞 |date=2023-11-05 |accessdate=2023-11-7}}</ref>。岡田は、1985年には選手として、2023年には監督として、阪神タイガースにおける2度の日本一を経験することとなった{{R|asahi20231105}}{{Efn|2023年の阪神の指導者ではほかに[[平田勝男]]と[[嶋田宗彦]]が1985年の日本一を選手として経験している<ref>{{Cite news |和書 |url=https://hochi.news/articles/20231106-OHT1T51008.html?page=1 |title=︻阪神︼平田勝男ヘッド、64歳！ビールかけ﹁宴も竹中直人﹂﹁おつかれ生です﹂親父ギャグで中締め |newspaper=スポーツ報知 |date=2023-11-06 |accessdate=2023-11-07}}</ref><ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310310001514.html |title=︻阪神︼森下翔太が岡田監督﹁再教育﹂に応えた 日本Ｓ初打点の右前2点適時打﹁絶対つなごう﹂ |newspaper=日刊スポーツ |date=2023-11-01 |accessdate=2023-11-07}}</ref>。}}。 == 選手としての特徴 ==
=== 打撃 ===
打撃はインコースを捌くことができる貴重な選手であり、低めの球を得意とした<ref>{{Citation |title=【伝説のバックスクリーン3連発‼】岡田彰布が語る至極の打撃理論【マサNOTE】 |url=https://www.youtube.com/watch?v=wQIO5F-PIRM |language=ja-JP |access-date=2023-04-26 |publisher=YouTube}}</ref>。選球は相手投手の配球を読んで打つもので、現役時代の大半は初球打ちをしなかったという<ref name="sponichi20221029">{{Cite web |和書 |title=【内田雅也の追球】得点増への阪神・岡田監督の「考え方」 狙い球を絞り四球を増やす |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/10/29/kiji/20221029s00001173065000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2022-10-29 |access-date=2022-11-26 |language=ja}}</ref>。これは「初球は何がくるかわからない。2ストライク後なら真っすぐか決め球が来る。狙い球を絞りやすい」という考えのものであり、2ストライクに追い込まれてから打つことを得意としていた{{R|sponichi20221029}}。また、選球眼に長けており、三振が少なく四球の多い打者であった{{R|sponichi20221029}}。
長く阪神の主力としてクリーンアップを担い、プロ入り後は12シーズン連続で2桁本塁打を記録するなどスラッガーとして活躍したが、意外にもシーズン30本以上を記録したのは優勝した85年シーズンのみであり、打率3割達成も通算で2回のみと打撃タイトル獲得までには至っていない(新人王は獲得)。優勝した85年シーズンはいずれもキャリアハイとなる打率.342、本塁打35、打点101と、三冠王を取ってもおかしくない成績を残したものの、チームメイトのランディ・バースがそれ以上の成績を残したため、タイトル獲得とはならなかった（打率はバースに次ぐ2位だった）。また、90年シーズンも開幕から好調を維持し、両リーグ通じて本塁打10号一番乗りを達成したものの、その後は数字を伸ばすことができずに20本塁打で終わっている。本人は打撃タイトルよりもチームの成績に重きをおいている部分が見受けられ、チーム状況に応じた打撃を心掛けていたとされる<ref name="MiddleEdge20161125">{{Cite web |和書 |title=猛虎打線の一人【岡田彰布】は人望も厚く、関西に期待された人物だった。 |url=https://middle-edge.jp/articles/bu2nE |website=Middle Edge（ミドルエッジ） |date=2016-11-25 |accessdate=2021-09-26}}</ref>。
川上哲治が言ったとされる「ヒット1本、フォアボール1個で首位打者」を打撃の励みにしたという<ref>[https://www.sanspo.com/article/20230509-FN5NDHTUMBJKPM6JR7M7OCBWGQ/?outputType=theme_tigers 阪神・岡田彰布監督が佐藤輝明へ贈る 打撃の神様・川上哲治氏の格言「ヒット１本、フォアボール１個で首位打者やで」 ノッてる５月、さらに加速させる！]</ref>。
=== 守備 ===
大学時代は主にサードを守っていたが、プロ入り後はサードには掛布がいたことからセカンドに定着する。しかし、1983年シーズン途中に右大腿二頭筋の断裂という重傷を負うと、当時の安藤統男監督が怪我をした下半身への負担を考慮したことにより、復帰後は外野(ライト)で起用されている。その後、吉田義男監督が就任すると再びセカンドにコンバートされ、掛布引退後はサードやファーストでの出場が多かった。内野守備の名手であり、リーグ優勝・日本一に輝いた1985年には二塁手部門で[[ダイヤモンドグラブ賞]]を受賞{{R|MiddleEdge20161125}}。1985年優勝時は、ショートの平田との細やかな連携を見せている。2003年、星野監督の元では内野守備コーチとして三塁ベースコーチも務め、打撃が売りの選手であったが、守備の経験と実績も豊富な選手である。 == 監督として ==
監督としては堅実を重視するスタンスである。岡田は著書で﹁こと野球に関してはマイナスから考えるのだ。常に最悪の事態を想定してゲームを進める。これが自分の監督論といえる﹂と記している<ref>﹃頑固力﹄p. 164</ref>。 [[藤田平]]からも認められており、﹁チームを率いる能力、素質を持ち合わせている。﹂と評価している<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/10/25/0015751283.shtml |title=︻藤田平氏の眼︼阪神・岡田監督の優れた﹁先を読む力﹂と選手へ配慮する﹁柔軟性﹂ |publisher=デイリースポーツ online |date=2022-10-25 |accessdate=2022-10-25}}</ref>。 メジャーリーグで開発された確率論を根底にする[[セイバーメトリクス]]に近い考え方をベースにしたチーム作りを理想とする。岡田は著書で、セイバーメトリクスに関する本を読んだことはなく、文献や理論の存在を知ったのもあとからであって、自分の実践した野球が﹁少し、セイバーメトリクスを使った野球に重なっていた﹂と記し、﹁セイバーメトリクスの戦略を用いている﹂という巷間の噂は﹁正しく言えば、それは間違いである﹂としている<ref>﹃頑固力﹄pp. 61 - 62</ref>。 163 ⟶ 186行目:
自らが現役時代に首位打者まであと一歩に迫りながら逃した経験から、選手起用において個人記録を重視しており、﹁チームの勝利が最優先であることが大原則﹂という条件つきながら﹁監督として手助けできることがあれば最大限に手を貸したつもりである﹂と述べている<ref>﹃頑固力﹄p. 99</ref>。金本の連続試合フルイニング出場、鳥谷敬の連続試合出場の記録更新、[[坂口智隆]]の首位打者争いなどにも全面的に協力する姿勢を貫いていた。 阪神一軍監督時代の2008年 第一次阪神監督時代は、[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]や[[クライマックスシリーズ]]などの短期決戦で行われるポストシーズンゲームでは、{{要出典範囲|その時の選手のコンディションよりもシーズン当初からのチームの理想形にこだわったとされ、|date=2023-10}}成績は芳しくなかった。阪神監督に復帰した[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|2023年のクライマックスシリーズ]]では、初戦と2戦目ではレギュラーシーズン中の「四球待ち」ではなく初球からの積極的なヒッティングを指示し、「王手」をかけた3戦目では広島がストライクを取りづらいと判断して再び待球作戦に切り替えるなど<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202310180001832.html |title=【阪神】岡田監督「最初から打っていいて言ってた」早めの好球必打で新井カープ撃破 |newspaper=日刊スポーツ |date=2023-10-18 |accessdate=2023-10-21}}</ref><ref name="asahi20231021">{{Cite news |和書 |url=https://www.asahi.com/articles/ASRBP00JTRBNPTQP014.html |title=不動の阪神、「一番大事なところで出た」 3連勝で9年ぶり日本Sへ |newspaper=朝日新聞 |date=2023-10-21 |accessdate=2023-10-21}}</ref>、スタメン自体はレギュラーシーズンと変えない中で{{R|asahi20231021}}、「相手が手を打ってきたら、それを上回る手を打をしっかり用意している」（[[大矢明彦]]）とも評される手法で4勝0敗（リーグ優勝のアドバンテージ1勝を含む）で勝利した<ref>{{Cite news |和書 |url=https://baseballking.jp/ns/397656 |title=「待球をする、ボール球を振らない」CSでも炸裂した“岡田野球”に解説陣も脱帽 |newspaper=BASEBALL KING |date=2023-10-21 |accessdate=2023-10-21}}</ref>。
チームの方針としては﹁優勝﹂を目指したチーム作りであるが、シーズン中での﹁優勝﹂と明言することは避けている一面をもつ。2009年にオリックス監督に就任した際にも﹁優勝てよう言わないです。怖いです。そんな簡単に優勝できるとは思ってないです。﹂とまで発言していた。
* 例として、2010年のオリックス監督時にチームはセ・パ交流戦優勝を狙えるポジションにいた。しかし岡田は選手へ優勝を意識させない為にあえて﹁優勝﹂という言葉を封印し、報道陣には﹁'''アレ'''﹂という言い回しを多用した<ref>{{Cite web |和書 |url=https://bunshun.jp/articles/-/65734 |title=︽発掘秘話︾阪神・岡田彰布監督が﹁優勝﹂ではなく﹁アレ﹂と言い続けた“納得の理由” |date= |work=文春オンライン |accessdate=2023-09-14 |quote=︻オリックス監督時代︼報道陣と岡田の会話でも﹁アレ﹂が頻出し、決して﹁優勝﹂のワードを出さなかった |archiveurl= |archivedate= |url-status=live}}</ref>。するとチームは交流戦首位に立ち、オーナーの[[宮内義彦]]に﹁僕も﹃アレ﹄としか言いません﹂とまで言わせた<ref>﹃[[中日スポーツ]]﹄2010年6月13日付紙面</ref>。そしてチームが交流戦優勝を果たし、チームは記念グッズとして﹁アレしてもうた﹂の言葉が入ったシャツやタオルを販売することとなった<ref> * 2022年10月の阪神監督復帰就任の記者会見でも﹁﹃優勝します﹄とかよう言わないですけど、ずっと優勝は﹃アレ﹄しか僕は言ってなかったんで。はっきり﹃優勝します﹄とかよう言わないですけど、シーズン終わる頃には楽しみにしてもらったら僕はいいと思いますね﹂と発言し<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210160000691.html |title=︻阪神︼岡田彰布新監督いきなり出た﹁アレ﹂発言﹁はっきり﹃優勝します﹄とかよう言わない﹂ |newspaper=日刊スポーツ |date=2022-10-16 |accessdate=2022-10-30}}</ref>、同月の秋季練習時には選手にも﹁アレ﹂の使用が﹁浸透している﹂と報じられた<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/10/24/0015750215.shtml |title=岡田阪神“アレ”はや浸透 テルが岩崎が呼応、ファン﹁流行語が決まった﹂﹁アカン阪神アレしてまう﹂ |newspaper=デイリースポーツ |date=2022-10-24 |accessdate=2022-10-30}}</ref>。この結果、2023年のスローガンが﹁'''A.R.E. (Aim! Respect! Empower!)'''﹂︵読みは﹁エー・アール・イー﹂︶と﹁アレ﹂にちなんだものとなっている<ref>{{Cite web |和書 |title=阪神新スローガン、そらＡＲＥよ “岡田の考え”反映﹁まあアレアレって言ってるから︵笑︶﹂ |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/12/18/0015899464.shtml |date=2022-12-18 |accessdate=2023-12-23}}</ref>︵いわゆる[[バクロニム]]︶。 * 阪神は岡田の復帰まで17年間、優勝争いを展開しながらも勝負弱さが目立って僅差で優勝を逃すシーズンが続いていたこともあって、過度に優勝を意識しすぎない効果を図ったこの表現は[[阪神ファン]]からも支持を集め、リーグ優勝が間近となった2023年シーズンの終盤には在阪メディアを中心としたマスコミの間にも一気に浸透し、﹁優勝﹂ではなく、﹁アレ﹂と言い換えた上で優勝の瞬間を心待ちにしている事例が多数あった<ref>{{Cite web |和書 |title=優勝目前の阪神、飛び交う言葉は﹁アレ﹂ばかり……いったいなぜ？ |url=https://www.asahi.com/articles/ASR9F41Y9R9FOXIE008.html |website=朝日新聞 |date=2023-09-13 |access-date=2023-09-14}}</ref><ref>{{Cite web |和書 |title=阪神の﹁アレ﹂、テレビも知事も 苦い歴史﹁優勝﹂は禁句 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF126HR0S3A910C2000000/ |website=日本経済新聞 |date=2023-09-14 |access-date=2023-09-14}}</ref>。 * 2023年シーズン、阪神がリーグ優勝、日本一を達成したこともあり、このスローガンは、﹁アレ︵A.R.E.︶﹂として2023年の[[新語・流行語大賞]]の大賞を受賞した。岡田は流行語大賞を受賞した壇上で﹁アレ﹂である理由について﹁﹃コレ﹄はすぐ手が届く。﹃アチラ﹄は遠い。﹃アレ﹄はもう少しでたどりつく﹂と解説し、就任前は2、3位が多かった阪神にとって﹁ちょうどいい﹂とした<ref>{{Cite web |和書 |title=新語・流行語大賞﹁アレ︵Ａ．Ｒ．Ｅ．︶﹂英語各文字には意味が…阪神・岡田監督﹁嫁さんが考えた。すごいなと﹂ |url=https://hochi.news/articles/20231201-OHT1T51211.html?page=1 |website=スポーツ報知 |date=2023-12-01 |access-date=2023-12-31 |language=ja}}</ref>。なお、﹁A.R.E﹂に続く各単語は岡田の妻が考案している。 2010年のセ・パ交流戦では[[指名打者]]制を使用できないビジターゲーム12試合のうち、11試合で投手を8番に置いた。
[[プロ野球ドラフト会議|ドラフト会議]]ではこれまでのところ、指名重複した場合の抽選でくじ運に恵まれていない。2008年までの阪神監督時代は[[髙濱卓也]]を引き当てたのみで通算1勝3敗と外れが先行し === 野球関係者からの評価 ===
185 ⟶ 211行目:
== 人物・交友関係 ==
愛称は「'''オカ'''」<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=RTp3Xt1ECnY 【阪神昔ばなし特別編 その32】ゲスト岡田彰布さん！！ - YouTube]</ref><ref>[https://www.youtube.com/watch?v=18-19PVbjOE 【阪神優勝】1985年開幕投手に選ばれた親さんを襲った悲劇とは？【広島カープ達川光男さん】【慶彦ごめんなさいシリーズ】【高橋慶彦】【池田親興】] - YouTube</ref>、「'''どんでん'''」<ref name="jprime20221007">{{Cite web |和書 |title=「期待してもらって結構です」阪神・次期監督岡田彰布氏の“どんでん語録”がチャーミングすぎる! 優勝のカギは“通訳者”の有無か |url=https://www.jprime.jp/articles/-/25318 |website=週刊女性PRIME |date=2022-10-07 |access-date=2022-11-08 |language=ja}}</ref>。「どんでん」は、当時販売されていた家庭用調味料製品「[[ほんだし]]関西名物うどんおでんだし（通称=どんでん<ref name="東スポWABどんでん"/><ref name="朝デジどんでん"/>）」（[[味の素]]）<ref>{{Cite news |url=https://news.nissyoku.co.jp/foodsnews/nss-8070-0074#:~:text=%E3%80%8C%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%97%E9%96%A2%E8%A5%BF%E5%90%8D%E7%89%A9%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%8A%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%97%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%80%81%E5%8E%B3%E9%81%B8%E3%81%95%E3%82%8C,%E3%81%A0%E3%81%97%E3%80%8D%E3%81%8C%E6%89%8B%E8%BB%BD%E3%81%AB%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%82 |title=味の素、厳選原料で「ほんだし関西名物うどんおでんだし」など８月21日から発売 |newspaper=日本食糧新聞 |date=1996-07-19 |accessdate=2024-04-22}}</ref>のCMに、1998年から1999年にかけて[[坂田利夫]]と共に出演した際{{R|jprime20221007}}、坂田の「うどんのおつゆなんでんねん？」という問いかけに、岡田が「どんでんでんねん」、「おつゆはどんでん」などと答えた流麗なやりとりが大きな話題となり、以降「どんでん」が岡田の愛称として定着する<ref name="東スポWABどんでん"/><ref name="朝デジどんでん"/>。また指示語や省略が目立つ岡田の発する言葉は愛称の「どんでん」にちなんで「どん語」、コメントを「どんコメ」と称されることがある{{R|jprime20221007}}<ref name="TOKYOＷebどんでん"/>。
座右の銘は﹁道一筋﹂で、周囲の不理解や反対があっても、自分の信じた道を突き進めという意味。これは岡田の父親と親交のあった村山実 口癖は﹁'''そらそうよ'''﹂。そらそうよの商標権は株式会社阪神タイガースが所有しており︵登録商標 第6710506号︶、これに由来する﹁[[そらそーよ]]﹂という[[焼酎]]も発売され、﹁そら、そうよ﹂として自身の著書のタイトルにもなった。2023年にタイガースの監督に復帰した際には、球団公式グッズとして、﹁そらそうよタオル﹂(シークレット全20種)も発売され、運が良ければ岡田本人の顔写真が入っている。また、何を指しているのか分かりにくい﹁アレ﹂を多用する癖があり︵前述の﹁優勝﹂を指す言い換えのようにあえて用いることもある︶、阪神監督時代は、何に対して指摘されているのか分からなかった若手選手のために、当時レギュラー選手の赤星憲広が﹁翻訳﹂していたこともあった<ref>[ 現役時代に務めた[[日本プロ野球選手会]]会長時代より一貫して1リーグ8球団制の提唱者である。野球のルール、日程、ドラフトに関してセとパの意見が一致しないため1リーグ制にした上で、さらに独立リーグに将来の展望がないことから独立リーグをなくして三軍制にし、三軍は地域性を重視してすべての都道府県にプロ球団を置く構想を持っている<ref>{{Cite book |和書 |author=岡田彰布 |authorlink=岡田彰布 |title=オリの中の虎 愛するタイガースへ最後に吠える |publisher=ベースボール・マガジン社 |series=ベースボール・マガジン新書 |date=2009 |isbn=978-4-583-10231-3 |oclc=464746943}}{{要ページ番号 |date=2022-1}}</ref>。
クライマックスシリーズについては、﹁そこで敗れ、日本シリーズ出場ができないと、144試合もの長いシーズンを戦った努力と、過程と評価の価値を否定されることになる﹂として否定的である<ref>﹃頑固力﹄pp. 151 - 152</ref>。また、数球団を渡り歩く外国人選手が、年俸を高騰させて球団経営を圧迫したり若手日本人選手の働き場所を奪っているとして、外国人出場選手枠の減少︵場合によってはゼロ︶を、プロ野球改革の試案として示している<ref>﹃頑固力﹄pp. 153 - 154. もっとも同書の別の箇所では阪神が今後﹁他球団でそこそこの数字を残し、日本の野球に対応できる可能性を秘めた外国人を、獲得していくのが賢明﹂︵p. 169︶と記しており、長期的な球界改革案とは違う考えを示している。</ref>。 著書ではストレス解消法として飲酒（現在は[[焼酎]]党）、[[カラオケ]]、[[手品]]や[[ニンテンドーDS]]の[[東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング|脳トレ]]を挙げている<ref>『頑固力』pp. 159 - 161</ref>。大の紙巻たばこの愛煙家である<ref>{{Cite web |title=【阪神】開幕惨敗…岡田監督を襲った東京ドームの〝変化〟「ええ！使えないってどういうことや！」（東スポWEB） |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/b5438f5f8f7812dcaf819259cecbe968852ff1a6 |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-03-31 |language=ja}}</ref>。また、[[吉本興業|吉本]]系などのお笑い番組もリラックスするときはよく見ており、夫人が録画したビデオテープをリビングに置いてくれたこともあった<ref>『頑固力』pp. 156 - 157</ref>。[[西村京太郎トラベルミステリー]]など[[推理ドラマ]]や[[数独]]も好むとのこと<ref>{{Cite web |和書 |title=【内田雅也の追球】阪神・岡田監督にとって3月3日は“考える”原点を思い返す日 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/03/04/kiji/20230304s00001173069000c.html |website=スポニチ |date=2023-03-04 |access-date=2023-04-07 |language=ja}}</ref>。
小学校低学年の頃から[[将棋]]を趣味としており、2008年1月24日に[[日本将棋連盟]]からアマ三段の免状を授与された<ref>雑誌「週刊ベースボール」（ベースボール・マガジン社刊）2008年6月30日号20-23ページ「5年目岡田野球の変貌」</ref>。将棋を覚えたランディ・バースとは、[[川藤幸三]]とともにその相手を務めていた<ref>『頑固力』p. 95</ref>。
岡田が北陽高に在籍していた当時は、いわゆる[[校内暴力]]が非常に盛んだった時期でもあり、校舎の窓ガラスの大半が割られていたが、﹁半分はやんちゃな人、もう半分が岡田さんがホームランで割った﹂という伝説が残っているという<ref>[https://www.sanspo.com/article/20221112-YEIGRYS4GRL5ZHXXI2O2JQCVEY/ ︻﹃アレ﹄頼んまっせ︼月亭八光、阪神・岡田監督にお願い 熱狂的虎党である親父・八方の﹁3回目の涙﹂頼んます] - サンケイスポーツ・2022年11月22日</ref>。高校の1年後輩に[[前田日明]]がいる。ちなみに関西では﹁前田と[[赤井英和]]が電車の中で喧嘩して、見かねた岡田が仲裁に入った﹂という話が広まっているが、これについては前田が﹁赤井くんとは沿線が違い、当時は会ったこともなかった﹂と否定している<ref>[https://smart-flash.jp/sports/140953/1/1/ 前田日明のケンカ武勇伝﹁電車でヤンキーの顔に蹴り﹂﹁猪木に初対面で目突き﹂] - SmartFLASH・2021年5月3日</ref>。 ルーキーの頃に、[[プロレスラー]]の[[アブドーラ・ザ・ブッチャー]]が﹁コイツは、絶対に大物になる﹂と岡田に賛辞を送って以来、ブッチャーとは交友がある。岡田の後援会・岡田会は当時、ブッチャーの後援会もしていた。岡田は今でも恩を感じており、2005年の阪神のリーグ優勝の際には祝勝会にブッチャーを招待するプランもあったが、実現はしなかった<ref>﹃デイリースポーツ﹄2007年3月9日付﹁ブッチャー 旧友岡田監督に毒針エール﹂</ref>。 [[シンガーソングライター]]の[[吉田拓郎]]が岡田のファンとされるが<ref name="daily20230911">{{Cite news |和書 |author=改発博明 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/toranoshippo/2023/09/11/0016799506.shtml |title=吉田拓郎は今の阪神・岡田監督を見てどう思っているのだろう︻24︼ |newspaper=デイリースポーツ online |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2023-09-11 |accessdate=2023年9月19日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20230919142443/https://www.daily.co.jp/tigers/toranoshippo/2023/09/11/0016799506.shtml |archivedate=2023年9月19日}}</ref>、岡田自身は[[フォークソング]]に全く興味がないという{{R|daily20230911}}。 元[[サッカー日本代表]]監督の[[岡田武史]]とは同じ大阪市出身、同姓、早稲田大学の同級生、プロスポーツ監督と共通点も多い。また、共にタイガースファンである。武史の方が1歳上であるが、武史は1年浪人しており、そのため彰布と同級生であり、同時期に野球部とサッカー部の主将をそれぞれ務めた。両者の直接的な接点はなかったが、2009年に雑誌﹁[[Sports Graphic Number]]﹂<ref>2009年6月4日号、通巻729号。</ref>の﹁早稲田力﹂特集で初対面の両者による対談が行われ、以後交友を持った。また、元サッカー選手で現在サッカー解説者の[[長谷川治久]]は高校の同級生にあたり、こちらも現在でも親交がある{{Efn|2009年5月27日の日本対[[サッカーチリ代表|チリ]]戦では、彰布が会場の[[長居陸上競技場]]を訪れ、長谷川と共に武史が指揮を執る日本代表を応援した<ref>[https://web.archive.org/web/20090530150152/http://www.sponichi.co.jp/osaka/socc/200905/28/socc220719.html 阪神の前監督・岡田氏“同級生”岡田監督を応援] - [[スポーツニッポン]]2009年5月28日︵大阪版︶{{リンク切れ|date=2023-11}}</ref><ref>[[中日スポーツ]]2010年6月16日</ref>。}}。 1982年12月11日に結婚式を挙げる<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.daily.co.jp/tigers/2022/12/11/0015881488.shtml |title=“素の岡田彰布”でやってくれ 早大野球部同級生・宇佐美秀文氏﹁僕、岡田に強いんです﹂ |newspaper=デイリースポーツ online |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2022-12-11 |accessdate=2022-12-11}}</ref>。また、同年には実母が[[ニッスイ]]のちくわのCMに出演している︵ちくわ入りの八宝菜を作り岡田に呼びかける内容となっている︶。 2023年現在は[[西宮市]]在住であり、2023年11月27日に西宮市の六湛寺公園で開催された﹁阪神タイガース日本一西宮市民報告会﹂において、﹁︵市役所に︶この間も期日前投票に来ました。ちゃんとしていますから。マイナンバー︵カード︶も取りに来ましたから﹂などと語っている<ref>{{Cite news |和書 |url=https://hochi.news/articles/20231127-OHT1T51091.html?page=1 |title=︻阪神︼岡田彰布監督が地元・西宮で爆笑トーク﹁期日前投票に来ました﹂﹁マイナンバーも取りに来た﹂報告会に出席 |newspaper=スポーツ報知 |date=2023-11-27 |accessdate=2023-12-23}}</ref>。 2023年に再度阪神監督就任後に度々[[パインアメ]]を食べていることが話題となった<ref>{{Cite news |和書 |url=https://www.sanspo.com/article/20230914-Q3VKICQXXJLEFP5ZIS4LKEQ3L4/ |title=阪神・岡田彰布監督の﹁アレ﹂とは…﹁パインアメ﹂とは |newspaper=サンケイスポーツ |publisher=株式会社サンケイスポーツ |date=2023-9-14 |accessdate=2023-9-15}}</ref>。製造元の[[パイン_(企業)|パイン株式会社]]は、阪神タイガースとコラボし2023年の阪神のチームスローガンである﹁ARE﹂にちなんだ﹁パインアレ﹂書かれたタオルやパインアメ24粒入の巾着などのグッズなどが販売された<ref>{{Cite web |和書 |url=https://hanshintigers.jp/news/topics/info_8943.html |title=阪神タイガース×パインアメ コラボの﹃パインアレ﹄販売について |publisher=阪神タイガース公式サイト |date=2023-10-10 |accessdate=2023-11-27}}</ref>。 {{See also|パイン_(企業)#主なコラボレーション商品・企画}}
== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{| {{年度別打撃成績|リーグ=日本
|-
|style="text-align:
|rowspan="14" style="text-align:
|108||403||376||44||109||19||0||18||182||54||4||2||1||0||23||6||3||45||6||.290||.336||.484||.820
|-
|style="text-align:
|130||524||485||70||140||23||3||20||229||76||1||0||2||4||28||3||5||43||13||.289||.331||.472||.804
|-
|style="text-align:
|129||521||466||57||140||22||1||14||206||69||10||5||2||5||44||12||4||30||13||.300||.362||.442||.804
|-
|style="text-align:
|79||289||246||44||71||9||0||18||134||44||7||3||1||5||36||5||1||23||3||.289||.375||.545||.920
|-
|style="text-align:
|115||366||323||38||96||14||2||15||159||51||3||1||0||7||33||4||3||41||13||.297||.361||.492||.853
|-
|style="text-align:
|127||532||459||80||157||24||3||35||292||101||7||3||0||6||64||3||3||41||11||.342||.421||.636||1.057
|-
|style="text-align:
|129||551||474||67||127||21||0||26||226||70||11||3||0||4||70||5||3||57||14||.268||.363||.477||.840
|-
|style="text-align:
|130||518||474||54||121||24||3||14||193||58||5||2||0||2||40||2||2||75||12||.255||.315||.407||.722
|-
|style="text-align:
|127||524||454||65||121||22||1||23||214||72||10||5||0||5||63||6||2||75||16||.267||.355||.471||.826
|-
|style="text-align:
|130||557||492||66||138||20||1||24||232||76||8||3||0||7||57||3||1||81||15||.280||.352||.472||.823
|-
|style="text-align:
|130||571||486||75||129||27||0||20||216||75||7||2||0||4||74||5||7||87||12||.265||.368||.444||.812
|-
|style="text-align:
|108||428||383||45||92||11||0||15||148||50||1||3||0||3||40||3||2||68||9||.240||.313||.386||.700
|-
|style="text-align:
|70||212||185||9||35||11||0||2||52||19||1||0||0||3||22||1||2||48||3||.189||.278||.281||.559
|-
|style="text-align:
|42||62||53||2||9||1||0||1||13||7||0||0||0||0||9||1||0||24||0||.170||.290||.245||.536
|-
|style="text-align:
|rowspan="2" style="text-align:
|53||117||101||10||28||3||0||2||37||12||1||1||0||1||14||0||1||20||3||.277||.368||.366||.734
|-
|style="text-align:
|32||46||39||3||7||0||0||0||7||2||0||0||0||0||7||0||0||9||1||.179||.304||.179||.484
|-
267 ⟶ 301行目:
=== 年度別監督成績 ===
; レギュラーシーズン
{| class="wikitable" style="text-align:
|-style="line-height:1.25em;"
![[年度|年<br /><br />度]]!![[日本プロ野球|球<br /><br />団]]!!順<br /><br />位!!試<br /><br />合!![[勝利|勝<br /><br />利]]!![[敗戦|敗<br /><br />戦]]!![[引き分け|引<br /><br />分]]!![[勝率|勝<br /><br />率]]!![[ゲーム差|ゲ<br />｜<br />ム<br />差]]!!本<br />塁<br />打!!打<br /><br />率!!防<br />御<br />率!![[年齢|年<br /><br />齡]]
|-
|style="text-align:center;"|[[2004年の阪神タイガース|2004]]
|rowspan="5" style="text-align:
|4位||138||66||70||2||.485||13.5||142||.273||4.08||
|-
|style="text-align:center;"|[[2005年の阪神タイガース|2005]]
|1位||146||87||54||5||.617||-||140||.274||3.24||
|-
|style="text-align:center;"|[[2006年の阪神タイガース|2006]]
|2位||146||84||58||4||.592||3.5||133||.267||3.13||
|-
|style="text-align:center;"|[[2007年の阪神タイガース|2007]]
|3位||144||74||66||4||.529||4.5||111||.255||3.56||
|-
|style="text-align:center;"|[[2008年の阪神タイガース|2008]]
|2位||144||82||59||3||.582||2.0||83||.268||3.29||
|-
|style="text-align:center;"|[[2010年のオリックス・バファローズ|2010]]
|rowspan="3" style="text-align:
|5位||144||69||71||4||.493||7.5||146||.271||3.97||
|-
|style="text-align:center;"|[[2011年のオリックス・バファローズ|2011]]
|4位||144||69||68||7||.504||20.5||76||.248||3.33||
|-
|style="text-align:center;"|[[2012年のオリックス・バファローズ|2012]]
|6位||144||57||77||10||.425||17.5||73||.241||3.34||
|-
|style="text-align:center;"|[[2023年の阪神タイガース|2023]]
|style="text-align:center; white-space:nowrap;"|阪神
|'''1位'''||143||85||53||5||.616||-||84||.247||2.66||66歳
|-
!colspan="3"|通算：9年
|1284||666||574||44||.537||colspan="5" style="text-align:center;"|Aクラス5回、Bクラス4回
|}
: ※1
: ※2 2012年の欠場した9試合（7勝2敗）は監督成績に含まない。
: ※3 '''太字'''は日本一
; ポストシーズン
{| class="wikitable" style="text-align:
!年度!!チーム!!大会名!!対戦相手!!勝敗
|-
|
|rowspan=" |-
|style="text-align:center;"|2007
|[[2007年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|セ・リーグ クライマックスシリーズ<br />1stステージ]]||style="text-align:left; white-space:nowrap;"|[[中日ドラゴンズ]]（セ・リーグ2位）||0勝2敗＝敗退
|-
|style="text-align:center;"|2008
|[[2008年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|セ・リーグ クライマックスシリーズ<br />1stステージ]]||style="text-align:left; white-space:nowrap;"|中日ドラゴンズ（セ・リーグ3位）||1勝2敗＝敗退
|-
|rowspan="2" style="text-align:center;"|2023
|[[2023年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|セ・リーグ クライマックスシリーズ<br />ファイナルステージ]]||style="text-align:left; white-space:nowrap;"|[[広島東洋カープ]]（セ・リーグ2位）||'''3勝0敗'''＝日本シリーズ出場
|-
|[[2023年の日本シリーズ|日本シリーズ]]||style="text-align:left; white-space:nowrap;"|[[オリックス・バファローズ]]||'''4勝3敗'''=日本一
|}
=== 表彰 ===
* [[最優秀新人 (日本プロ野球)|新人王]]
* [[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]：1回
* [[ゴールデングラブ賞|ダイヤモンドグラブ賞]]：1回
* [[正力松太郎賞]]：1回（2023年）
* [[月間MVP (日本プロ野球)|月間MVP]]：2回 * [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]MVP：2回
* [[セントラル・リーグ|セ・リーグ]] 特別表彰：2回（最優秀監督賞
=== 記録 ===
; 初記録
* 初出場：1980年4月11日、対[[横浜DeNAベイスターズ|横浜大洋ホエールズ]]1回戦（[[阪神甲子園球場]]）、9回裏に[[深沢恵雄]]の代打で出場
* 初打席：同上、9回裏に[[平松政次]]の前に三振
* 初先発出場：1980年4月22日、対横浜大洋ホエールズ3回戦（[[横浜スタジアム]]）、8番・[[三塁手]]として先発出場
* 初安打・初打点：同上、8回表に[[加藤英美]]から左前適時打
* 初本塁打：1980年5月1日、対[[読売ジャイアンツ]]5回戦（阪神甲子園球場）、2回裏に[[新浦壽夫]]から左中間
; 節目の記録
* 100本塁打：1985年7月13日、対読売ジャイアンツ15回戦（[[後楽園球場]]）、9回表に[[木戸克彦]]の代打で出場、[[西本聖]]から左越ソロ
* 150本塁打：1987年6月27日、対[[広島東洋カープ]]12回戦（阪神甲子園球場）、6回裏に[[長冨浩志]]から左越2ラン
* 1000安打：1988年5月26日、対[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]7回戦（[[明治神宮野球場]]）、10回表に[[伊東昭光]]から左前適時打
* 1000試合出場：1988年6月22日、対ヤクルトスワローズ10回戦（明治神宮野球場）、4番・[[二塁手]]として先発出場
* 200本塁打：1989年8月3日、対横浜大洋ホエールズ15回戦（阪神甲子園球場）、1回裏に[[遠藤一彦]]から左越ソロ
* 1500試合出場：1992年8月9日、対[[広島東洋カープ]]18回戦（[[広島市民球場 (初代)|広島市民球場]]）、12回表に[[弓長起浩]]の代打で出場
* 1500安打：1994年
; その他の記録
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場：8回
; 監督としての節目の記録
* 500勝：2011年8月7日、対[[千葉ロッテマリーンズ]]14回戦（[[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]]）、7-2で勝利 ※史上28人目<ref>{{Cite news |和書 |title=岡田監督500勝 長男の前で史上28人目 |url=https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/p-bb-tp0-20110808-817340.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2011-08-08 |accessdate=2023-05-13}}</ref>
* 600勝：2023年5月13日、対横浜DeNAベイスターズ7回戦（阪神甲子園球場）、7-2で勝利 ※史上25人目<ref>{{Cite news |和書 |title=【阪神】DeNAに並んだ！逆転勝ちで21日ぶり首位 岡田彰布監督通算600勝 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202305130000784.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2023-05-13 |accessdate=2023-05-13}}</ref>
* 同一球団で500勝：2024年5月19日、対[[東京ヤクルトスワローズ]]9回戦（阪神甲子園球場）、7-2で勝利 ※阪神球団史上2人目<ref>{{Cite news |title=【阪神】岡田監督が虎監督通算500勝！才木浩人に“伝言”送りＶ押し出し四球 藤本定義氏まで14勝 |url=https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202405190000943_m.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2024-05-19 |accessdate=2024-05-19}}</ref>
=== 背番号 ===
* '''16'''
* '''10'''
* '''85'''
* '''80'''
== 関連情報 ==
=== 野球以外での表彰 ===
* [[ベスト・ファーザー イエローリボン賞#ベスト・ファーザー賞 in 関西|ベスト・プラウド・ファーザー賞 in 関西]]（2013年）
* [[ユーキャン新語・流行語大賞]] 年間大賞（2023年、「アレ（A.R.E.）」）
* [[Yahoo!検索大賞]]2023 スペシャル部門（2023年）<ref>{{Cite web |和書 |url=https://news.mynavi.jp/article/20231205-2832092/ |title=大谷翔平、「Yahoo!検索大賞2023」でW受賞 俳優部門1位は山田裕貴 |website=マイナビニュース |publisher=マイナビ |date=2023-12-05 |accessdate=2023-12-05}}</ref>
=== 出演番組 ===
野球解説者時代のレギュラー番組に限定。
* [[DRAMATIC BASEBALL]] - [[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]]における、[[プロ野球中継]]の現行タイトル。
* [[ABCフレッシュアップベースボール]]（[[朝日放送ラジオ]]）
** 阪神の一軍監督へ復帰した2023年以降は、「タイガース（戦）聴くなら『ABCフレッシュアップベースボール』 '''そらそうよ'''」というフレーズで声を吹き込んだ音源が、[[スポットCM]]や阪神戦中継内の[[サウンドステッカー|ジングル]]に使われている。
* 熱視線KHB[[スーパーベースボール (テレビ朝日系列)|スーパーベースボール]]﹁[[オリックス・バファローズ|オリックス]]×[[東北楽天ゴールデンイーグルス|楽天]]︵[[東日本放送]]、2017年 - ︶- 野球解説。 * [[もえスポ]]（[[東日本放送]]、2018年 - ）- 野球解説（番組上の肩書きは「最高顧問」となっている。）
=== 歌 ===
いずれも現役時代にリリース。
* 逢えば涙になるけれど（1982年、ミノルフォンレコード、KA-2032）
: 阪神タイガースのマスコットガールだった岡田真弓（元ラブ・ウィンクスの平田和子）とデュエット
* [[ビクトリー (細川たかしの曲)|ビクトリー]]（1984年4月1日発売、メインボーカルは[[細川たかし]]）
: [[原辰徳]]・[[高橋慶彦]]・[[宇野勝]]・[[遠藤一彦]]・[[荒木大輔]]とともにコーラス参加。
=== 連載コラム ===
* 『[[週刊ベースボール]]』「岡田彰布のそらそうよ」
** 野球解説者時代の2009年8月 - 11月および、2014年12月 - 2022年10月に「阪神'''元'''監督OKADA野球論 岡田彰布のそらそうよ」というタイトルで週に1回連載。「そらそうよ」というタイトルに加えて、本人の口癖が本文の随所に表れている。
** 阪神一軍監督への復帰が決まった2022年11月以降も、﹁阪神'''新'''監督OKADA野球論 岡田彰布のそらそうよ﹂に改題したうえで、執筆と連載を続けている。監督としての活動を本格的に再開した2023年の2月︵春季キャンプ期間︶以降は、シーズン中を含めて月1回の連載へ移行する代わりに、ページ数を﹁阪神元監督﹂時代の2ページから4ページに増やすことで対応。 === 著書 ===
==== 単著 ====
* 『頑固力 〜ブレないリーダー哲学』 角川・エス・エス・コミュニケーションズ〈角川SSC新書〉、2008年11月28日第1版発行（11月13日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.kadokawa.co.jp/product/200810000251/ |title=頑固力 〜ブレないリーダー哲学 |publisher=KADOKAWA |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>）、{{ISBN2|978-4-8275-5051-1}}
* 『オリの中の虎 〜愛するタイガースへ最後に吼える』 ベースボール・マガジン
* 『動くが負け 〜0勝144敗から考える監督論』 幻冬舎〈幻冬舎新書〉、2010年
* 『なぜ阪神はV字回復したのか？』 角川書店〈角川ONEテーマ21〉、2013年9月12日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321304000207/ |title=なぜ阪神はV字回復したのか？ |publisher=宝島社 |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>、{{ISBN2|978-4-04-110532-0}}
* 『そら、そうよ 勝つ理由、負ける理由』 宝島社、2014年3月21日第1刷発行（3月7日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://tkj.jp/book/?cd=02179601 |title=そら、そうよ 勝つ理由、負ける理由 |publisher=宝島社 |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>）、{{ISBN2|978-4-800-21796-7}}
* 『プロ野球構造改革論』 宝島社、2014年8月23日第1刷発行（8月9日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://tkj.jp/book/?cd=02288201 |title=プロ野球構造改革論 |publisher=宝島社 |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>）、{{ISBN2|978-4-8002-2882-6}}
* 『金本・阪神 猛虎復活の処方箋』 宝島社、2017年4月24日第1刷発行（4月10日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://tkj.jp/book/?cd=02675601 |title=金本・阪神 猛虎復活の処方箋論 |publisher=宝島社 |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>）、{{ISBN2|978-4-8002-6756-6}}
* 『幸せな虎、そらそうよ』 ベースボール・マガジン社、2023年11月30日第1版第1刷発行、{{ISBN2|978-4-583-11655-6}}
==== 共著 ====
* 江夏豊・岡田彰布 『なぜ阪神は勝てないのか？ 〜タイガース再建への提言』 角川書店〈角川ONEテーマ21〉、2009年9月10日初版発行（9月9日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.kadokawa.co.jp/product/200905000550/ |title=なぜ阪神は勝てないのか？ 〜タイガース再建への提言 |publisher=KADOKAWA |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>）、{{ISBN2|978-4-04-710206-4}}
* 張本勲、江本孟紀、岡田彰布、福本豊ほか 『プロ野球史上最高の選手は誰だ？ レジェンドOBが選ぶ「実力ナンバーワン」決定戦』 宝島社、2019年7月11日第1刷発行（6月27日発売<ref>{{Cite web |和書 |url=https://tkj.jp/book/?cd=TD296160 |title=プロ野球史上最高の選手は誰だ？ レジェンドOBが選ぶ「実力ナンバーワン」決定戦 |publisher=宝島社 |date= |accessdate=2023-10-18}}</ref>）、{{ISBN2|978-4-8002-9616-0}}
=== CM ===
* [[日本サンガリアベバレッジカンパニー]]（現役時代）
* [[味の素]] [[ほんだし]] うどんおでんだし（オリックスコーチ時代、[[坂田利夫]]と共演。「どんでんでんねん」の台詞が話題となる。'''どんでん'''の愛称はこれに由来）
* [[オリックス自動車]] [[カーシェアリング]]事業「プチレンタ」（オリックス監督時代の2010年。[[大阪府]]・[[兵庫県]]での駅や電車の掲示広告）
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
381 ⟶ 456行目:
* [[阪神タイガースの選手一覧]]
* [[オリックス・バファローズの選手一覧]]
* [[コンバットマーチ]] - 阪神現役時代の岡田彰布の応援歌の原曲。
== 外部リンク ==
{{NPB|31333861}}
{{BASEBALLstats|brjpn=okada-001aki}}
* [https://sp.baseball.findfriends.jp/player/19570004/ 選手情報] - 週刊ベースボールONLINE
{{阪神タイガースの選手・スタッフ}}
{{Navboxes|title=監督歴
|list1=
{{オリックス・バファローズ歴代監督|オリックス・バファローズ|2010 - 2012.9.24}}
{{阪神タイガース歴代監督|阪神タイガース|2004 - 2008、2023 - }}
}}
{{Navboxes|title=業績
|list1=
{{正力松太郎賞}}
{{日本プロ野球選手会会長}}
{{日本シリーズ優勝監督}}
{{セントラル・リーグ優勝監督}}
{{日本プロ野球オールスターゲームMVP}}
{{セントラル・リーグ新人王}}
{{セントラル・リーグ ベストナイン (二塁手)}}
{{セントラル・リーグ ベストナイン|1985}}
{{セントラル・リーグ ゴールデングラブ (二塁手)|ダイヤモンドグラブ}}
{{セントラル・リーグ ゴールデングラブ|1985}}
{{歴代の新語・流行語大賞の受賞者 (年間大賞選定以後・2011-2030)}}
}}
{{Navboxes|title={{Flagicon|JPN}} 野球日本代表
|titlestyle=background-color:#006;color:#fff;
|list1=
{{1978年日米大学野球選手権大会日本代表}}
{{1979年日米大学野球選手権大会日本代表}}
}}
{{阪神タイガース1979年ドラフト指名選手}}
{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:おかた あきのふ}}
[[Category:岡田彰布|*]]
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:関西大学北陽高等学校出身の野球選手]]
| |||