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== 岩津松平家の発祥 ==
﹃三河物語﹄によれば、松平氏第二代とされる泰親は[[松平郷]]を出て岩津の城を強奪し居城としたという<ref>大久保忠教 原著・小林賢章訳﹃三河物語︵上︶﹄︵教育社、1987年︶59頁</ref>。初代親氏の時に討伐して屈服させたという﹁中山十七名︵中山七名とも︶﹂の一つ、[[加茂郡 (三河国)|加茂郡]]林添︵[[豊田市]]林添︶の藪田氏の残党が松平党を悩ませていたという。泰親は反対これらの勢力の根絶を図る討つべく奧岩戸の岩戸大膳︵岩津大膳・[[中根氏]]︶を夜にの岩津の城を夜間に急襲して攻め落とした。岩津大膳は切腹して果て、泰親がこれに移ったという<ref>泰親の岩津城略取の経緯→参考文献の2、48頁︵新行紀一、﹃三州八代記古伝集﹄の記述による紹介︶。</ref>。これらの伝承について、[[応永]]28年([[1421年]])に武力奪取と推定する説や<ref>参考文献の2、14頁、[[中村孝也]]。</ref>、岡崎市岩津町の若一神社棟札写しの﹁大檀那松平用金﹂の在銘が泰親の法名用金︵ゆうきん︶であることおよびその日付により、この岩津城進出が応永33年︵[[1426年]]︶以前としながらも、この進出は武力ではなく買得によるものと推論する説もある<ref>棟札銘文による親氏・泰親の活動を歴史的事実とした新行氏の評価。参考文献の1、53-54頁。</ref><ref>﹁岩津進出﹂参考文献の1、48-49頁、平野。</ref>。
== 岩津家宗家時代の発展 ==
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