嵩峰龍二
嵩峰龍二︵たかみね りゅうじ、1963年 - ︶は、愛知県犬山市生まれの小説家、SF作家、ファンタジー作家。本名、西尾康博。血液型はB型。名古屋大学卒業。
大学在学中から、オカルティックなファンタジーやSF作品をライトノベル系文庫で発表してきた。
作風は、占星術や呪術などのオカルト理論を細部まで綿密に詰め、作中の神話や架空言語まで構築するほどのハイファンタジー志向で、トールキンに近い姿勢である。その作品群は、同じレーベルで発表されている他作品からはかけ離れており、主要登場人物であっても容赦なく死んでいくという非情かつハードな雰囲気を持つ。エログロで陰惨な展開も多く、特に﹁アドナ妖戦記﹂シリーズではその色が濃い。
現在は、﹁ソルジャー・クイーン﹂シリーズの﹃遙かなる大地︵テラ︶の伝説 中﹄を発表したところで、最終巻を残して病気のために筆を止めている。
著作リスト
- 「ソルジャー・クイーン」 シリーズ (スペースオペラ:巻1-6+外伝1-3:ソノラマ文庫:未完)
- 『若き竜王の伝説』
- 『大いなる宝の星の伝説 上』
- 『大いなる宝の星の伝説 下』
- 『悪しき闇の斧の伝説』
- 『熱き男たちの伝説 上』(外伝)
- 『熱き男たちの伝説 中』(外伝)
- 『熱き男たちの伝説 下』(外伝)
- 『遙かなる大地の伝説 上』
- 『遙かなる大地の伝説 中』
- 「アドナ妖戦記」シリーズ (ファンタジー:全6巻:ソノラマ文庫)
- 『月神の魔女戦士』
- 『暗黒神殿の王子』
- 『舞姫と呪いの仮面』
- 『狂える氷の妖魔』
- 『地の涯の妖精の島』
- 『天に轟く神々の詩』
- 「雷(いかづち)の娘シェクティ」シリーズ (ファンタジー:全7巻:富士見ファンタジア文庫)
- 『天雷の剣』
- 『黒銀の公子』
- 『黄金の封印』
- 『流離の傭兵』
- 『妖精王の死』
- 『皇帝の亡霊』
- 『世界の再生』
- 「ルニセク群雄伝」シリーズ (ファンタジー:巻1:角川スニーカー文庫:未完)
- 『清風飛翔編』
- 未刊行作品
- 『アマゾニスの息子』 (「雷の娘シェクティ」シリーズの外伝的作品)
- 『閃光の剣』 (タイトルのみ予告、青心社より出版される予定だった)