「明石花火大会歩道橋事故」の版間の差分
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|image = [[ファイル:JR West Asagiri Station Bridge.JPG|200px]]
|caption = 事故があった歩道橋
|date = [[2001年]]([[平成]]13年)[[7月21日]]
|time = 20時30分ごろ ([[日本標準時|JST]])
|place = [[兵庫県]][[明石市]]の[[JR神戸線]][[朝霧駅]]南側の歩道橋<br />{{coord|34|38|38.16|N|135|1|2.69|E|region:JP|display=inline,title}}
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== 概要 ==
[[2001年]]︵[[平成]]13年︶[[7月20日]]より[[明石市]][[大蔵海岸]]にて﹁'''第32回明石市民夏まつり花火大会'''﹂が行われた。開催2日目となる[[7月 事故により、11名が全身圧迫による[[急性呼吸窮迫症候群]]︵[[圧死]]︶等により死亡し,183名が傷害を負う<ref name="最高裁"/>被害を出す惨事となった。死亡した11名は [[2005年]]︵平成17年︶11月、この死亡事故を教訓として[[警備業法]]と[[国家公安委員会]][[規則]]が改正され、[[警備業務検定]]に従来の[[常駐警備]]、[[交通警備|交通誘導警備]]等に加え、[[雑踏警備]]が新設された。 51行目:
|反対意見=
|参照法条= 刑法(平成13年法律第138号による改正前のもの)211条前段
|url=https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=80265
}}
{{最高裁判例
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|反対意見=
|参照法条= 刑法60条、刑法(平成13年法律第138号による改正前のもの)211条前段,刑訴法254条2項,刑訴法337条4号,刑訴法(平成16年法律第156号による改正前のもの)250条4号
|url=https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=86020
}}
=== 民事訴訟 ===
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[[2004年]][[12月17日]]、[[神戸地方裁判所]]で兵庫県警察の警察官1名、ニシカン1名に[[禁錮]]2年6月の[[実刑]]、市職員3名に禁錮2年6月・[[執行猶予]]5年の有罪判決が言い渡された。全員が[[控訴]]したが、明石市の次長は翌[[2005年]]2月に控訴を取り下げている。 [[2007年]][[4月6日]]、[[大阪高等裁判所]]は1審の判決を支持し、4[[被告人]]の控訴を[[棄却]]した。[[2010年]][[5月31日]]、[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]は[[上告]]していた2被告の判決を[[棄却]]し、神戸地裁の判断が[[確定判決]]となった<ref name="asahi20100602">{{Cite web ==== 検察審査会による訴追 ====
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[[2010年]][[1月27日]]、改正[[検察審査会法]]に基づき、検察審査会が副署長に対する起訴議決を行い、起訴されることが決定した。同法において強制起訴となった初めての事例になった<ref>﹁検察審査会、初の起訴議決=元副署長、刑事裁判に-明石歩道橋事故﹂[[時事通信社]]、2010年1月27日</ref>。 [[2012年]][[2月22日]]、神戸地方裁判所で元副署長の公判が開始された<ref>﹁当時の署長調書、法廷証言と食い違い 明石歩道橋事故﹂[[朝日新聞]]、2012年2月22日</ref>。[[2013年]][[2月20日]]に出された判決では、﹁元副署長は責任者や担当者でないが、元署長を補佐し、担当者らを指揮監督して元署長の権限を適正に行使させる義務があった。事前の警備計画について元署長の権限行使が適正でなかったと言わざるをえず、元署長を補佐する元副署長の権限行使も不十分だった疑いは否定できない﹂とした上で、﹁元副署長が予想できた事情は抽象的な危惧感に過ぎず、元副署長が事故を予見する義務があったとはいえない。警備計画に不十分な点がなければ必ず事故が発生しなかったということはできない。元副署長の権限行使と事故との因果関係も認められない﹂として上記の共犯関係を否定し、起訴時点の2010年4月には公訴時効である5年を過ぎているとして、[[裁判]]の手続きを打ち切る[[免訴]]︵[[求刑]]・禁錮3年6月︶を言い渡した<ref>{{cite news |url=http://mainichi.jp/select/news/20130220k0000e040164000c.html |title=歩道橋事故:元副署長過失なし 時効成立、免訴 神戸地裁 |publisher=毎日新聞 |date=2013年2月20日 |archiveurl=https://archive.is/T4fdp |archivedate=2013-05-01 |accessdate=2021-04-30}}</ref>。同日<!--2012年[[2月22日]]-->、免訴を不服として検察側指定弁護士は控訴した<ref>{{Cite web [[2014年]][[4月23日]]、[[大阪高等裁判所]]は﹁警備計画の不備と事故が起きたこととの関係は否定されるべきではない﹂と警備計画の不備と事故との因果関係を認めたが、﹁計画の策定に当たって元副署長の権限は限定的で、義務違反はなかった﹂として、また一審と同様に、強制起訴時点で公訴時効が成立しているとして、控訴を棄却した<ref>{{ その後、指定弁護士が[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]に上告<ref>{{Cite web == その後 ==
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この事故で[[ベビーカー]]に覆い被さり[[乳児]]の命を守った犠牲者女性(享年71)に対し、[[社会貢献支援財団]]により「社会貢献者表彰[[日本財団]]賞」が授与された<ref>[https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/00078/contents/002.htm 平成14年度 社会貢献者表彰式典] [[日本財団]]図書館(電子図書館)</ref>。
当時現場で救助や誘導を行った男子大学生は、後年地元に戻って[[消防士]]となり、救助された女児は[[看護師]]となった<ref>{{Cite web == 報道への影響 ==
* この事故の日に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]及び[[フジニュースネットワーク|FNN]]系列各局で放送されていた﹃[[FNS27時間テレビ|FNS ALLSTARS27時間笑いの夢列島]]﹄では、深夜の﹁さんま・中居の今年も眠れない﹂ ** エリア内のフジテレビ系列局である[[関西テレビ]]は、これとは別に独自の臨時ニュースを追加放送した。
* [[テレビ朝日]]系列全国24局ネットで放送した「[[全英オープン (ゴルフ)|全英オープンゴルフ]]」の放送内に緊急報道特番を放送した。
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* [https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/822/006822_hanrei.pdf 神戸地裁の判決文]
* {{NHK放送史|D0009030306_00000|明石花火大会で歩道橋事故}}
* [https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/zattou/tebi_data/all.pdf 雑踏警備の手引き](この事件を教訓として兵庫県警察が作成した防災マニュアル)
{{Disaster-stub}}
{{Pref-stub|pref=兵庫県}}
{{DEFAULTSORT:あかしはなひたいかいほとうきようしこ}}
[[Category:群集事故]]
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