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== 先祖 ==
先祖・奥平貞政︵左門、三郎兵衛︶は、[[三河国]]出身で[[日近奥平家|奥平氏]]嫡流の[[奥平定能]]︵定能の逝去後は[[奥平信昌]]︶に仕え、さらに[[慶長]]7年︵[[1602年]]︶本家を離れて[[松平定勝]]に仕えた。[[土佐藩]]の藩譜によれば、貞政は﹁[[松平氏|松平]]﹂姓の使用を許され﹁若狭守﹂を名乗ったという。貞政の次男・[[奥平義政]]︵図書︶は、慶長10年([[1605年]])、[[山内忠義]]の正室・[[阿姫]]が入輿の時、[[松平定勝]]︵隠岐守︶に召抱えられ、奥家老を仰付られ入輿に御供して[[土佐]]に来住<ref name="Osamurai cho" />。客将として一旦、[[土佐藩]]に附属され400石の知行を賜った<ref name="Osamurai cho">﹃御侍中先祖書系圖牒﹄[[土佐山内氏|旧山内侯爵家]]蔵</ref>。この時、姓を﹁[[奥平氏]]﹂より﹁[[小笠原氏]]﹂に改める。のち[[阿姫]]︵皓月様︶の逝去の時、松平定勝の旗下に戻ると功労により[[徳川幕府]]より知行1000石、松平定勝より知行400石を賜った<ref name="Osamurai cho" />。[[寛永]]6年[[4月6日 (旧暦)|4月6日]]([[1629年]][[5月28日]])病死<ref name="Osamurai cho" />。その後、義政の嫡子・権左衛門が松平隠岐守の家中で家督を相続、次男・重政は[[土佐藩]]に召抱えられた。三男・五郎兵衛は長兄と同じく松平隠岐守に召し抱えられ、四男・重次は[[土佐藩]]に召抱えられる<ref name="Osamurai cho" />。土佐藩に召し抱えられた重政は﹁[[小笠原氏]]﹂を称し、重次は﹁[[牧野氏]]﹂を称した。林茂平は養子となって林家を継承したが血統上は重政の子孫で、[[戊辰戦争]]で討死した[[小笠原唯八]](牧野茂敬)や[[小笠原茂連]]は親族にあたる<ref name="Osamurai cho" />。 ==補註==
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