桶
容器の一種
桶(おけ)とは、容器の一種である。 木製の桶とプラスチック製の桶が最も一般的である。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e5/Fujimi_Fuji_view_field_in_the_Owari_province.jpg/280px-Fujimi_Fuji_view_field_in_the_Owari_province.jpg)
樽と桶の区別について
桶の歴史
日本ではビン、陶磁器、漆器などに代わる容器として木製の桶が発明され、平安時代には一般に広まった。これは、﹁曲物﹂︵まげもの︶とも呼ばれ、薄い板を円状に曲げ接着されたものであった。
中国から輸入された桶に影響を受け誕生したものが﹁結桶﹂︵ゆいおけ︶と呼ばれる、現在の木製の桶である。細長い板を円状に並べ、竹などをらせん状に束ねた﹁たが﹂で結う構造となっており、接着剤等は使用しない。江戸時代には各家庭に必ずあるものになった。この桶は江戸時代の食料などの保存・運搬に多大な影響を与えた。
現代日本では運搬や保存の用途で桶が用いられる機会は減り、日常的に用いられるのは風呂桶︵バスタブ︶や湯桶︵ゆおけ。用途によっては洗面器とも︶程度である。広告媒体を兼ねて銭湯に置かれるケロリン桶が有名である。
慣用句
- たがが弛む
- 風が吹けば桶屋が儲かる