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'''武内 俊子'''︵たけうち としこ、[[1905年]][[9月10日]] - [[1945年]][[4月7日]]︶は　、[[童謡]][[詩人]]、童謡[[作詞家]]、[[童話]]作家。僧侶であり世界探険家の渡辺哲信は叔父にあたる<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=郷土三原ゆかりの人たち　武内俊子︵たけうち　としこ︶ |url=https://www.city.mihara.hiroshima.jp/site/kyouiku/yukari20.html |website=www.city.mihara.hiroshima.jp |access-date=2022-06-05 |publisher=[[三原市]]}}</ref>。[[広島県]][[福山市]]の[[勝願寺]]住職[[足利瑞義]]の姪。
 
== 経歴・人物 ==
[[1905年]]︵[[明治]]38年︶[[広島県]][[三原市]]西町の浄念寺に生まれる。[[1912年]]4月[[広島市]]に転居、学齢期の6歳から土手町︵現在の[[南区 (広島市)|南区]]比治山町︶で育った。広島県立高等女学校︵現在の[[広島県立広島皆実高等学校|広島皆実高校]]︶を経て、広島女子専門学校︵現在の[[広島県立大学]]︶に進学したが中途で退学。その後、結婚して[[東京]]の[[世田谷区|世田谷]]に居住。[[1929年]]︵昭和4年︶頃から、童謡や童話の創作を始める。女性の社会進出が困難を伴った昭和初期にあって、四人の子供の育児と両立させ創作に励んだお母さん詩人だった。赤ん坊におっぱいを飲ませながら、アイデアを書き留めたという。[[1933年]]︵昭和8年︶の処女詩集﹃風﹄にその思いが綴られている。(言葉に溢れてゐる童心から強い刺激を受け)(母のみ知る悦びを謡ふ)(子どもと共に風の子となって謡ひたい)。
[[1905年]]（[[明治]]38年）[[広島県]][[三原市]]西町の浄念寺に生まれる<ref name=":0" />。
 
[[1912年]]4月[[広島市]]に転居、学齢期の6歳から土手町︵現在の[[南区 (広島市)|南区]]比治山町︶で育った。広島県立第一高等女学校︵現在の[[広島県立広島皆実高等学校|広島皆実高校]]︶を経て、広島女子専門学校︵現在の[[広島県立大学]]︶に進学したが中途で退学<ref name=":0" />。
子どもの視点から心の清らかさを歌うやさしい詩が詩人の[[野口雨情]]に認められ、当時の主要児童誌『コドモノクニ』や『幼年倶楽部』につぎつぎと作品を発表。[[1937年]]（昭和12年）5月、[[キングレコード]]の童謡シリーズの一曲として、「'''かもめの水兵さん'''」が作詞俊子、作曲河村光陽、歌・光陽の娘11歳の順子で発売され、戦前の童謡の中では最大のヒットを記録した。{{要出典|「最大のヒット」の裏づけとなる出典を示してください。|2007年10月11日}}その後も河村光陽らのすぐれた作曲で「赤い帽子・白い帽子」、「リンゴのヒトリゴト」、「船頭さん」などのヒットを連発し一時代を築き、これらの歌は広く日本全国の子どもたちに愛唱されるようになった。▼
 
その後、結婚して[[東京]]の[[世田谷区|世田谷]]に居住<ref name=":0" />。[[1929年]]︵昭和4年︶頃から、童謡や童話の創作を始める<ref name=":0" />。女性の社会進出が困難を伴った昭和初期にあって、4人の子供の育児と両立させ創作に励んだ詩人だった。赤ん坊におっぱいを飲ませながら、アイデアを書き留めたという。
特に﹁かもめの水兵さん﹂は小学校のお遊戯などで盛んに使われて広まり、日本だけではなくアメリカやフランス、ドイツ、韓国などでも歌われ、陽気に童心を歌ったこの歌は、今も国境や世代の壁を越えて広がっている。{{要出典|日本以外の国々でも歌われているとしている典拠を示してください。|2007年10月11日}}▼
 
[[1933年]]（昭和8年）の処女詩集『風』にその思いが綴られている。(言葉に溢れてゐる童心から強い刺激を受け)(母のみ知る悦びを謡ふ)(子どもと共に風の子となって謡ひたい)。
[[1945年]]（昭和20年）終戦間近の4月、東京の自宅で病死。39歳であった。▼
 
▲子どもの視点から、心の清らかさを歌うやさしい詩が詩人の[[野口雨情]]に認められ<ref name=":0" />、当時の主要児童誌﹃[[コドモノクニ]]﹄や﹃幼年倶楽部﹄につぎつぎと作品を発表。[[1937年]]︵昭和12年︶5月、[[キングレコード]]の童謡シリーズの一1曲として、﹁'''[[かもめの水兵さん''']]﹂が作詞俊子、の作曲詞、[[河村光陽、歌・光陽の娘11歳]]の作曲、[[河村順子で]]の歌によって発売され、戦前の童謡の中では最大級のヒットを記録した。{{要出典|﹁最大<ref name=":0" /><ref>讀賣新聞文化部 ﹃愛唱歌ものヒット﹂がたり﹄　岩波書店、2003年、44-45頁</ref><ref>長田暁二　﹃心にの裏づけとなこる出典を示してください。|日本の歌101選﹄　ヤマハミュージックメディア、2007年10月11日}}、65頁</ref>。その後も河村光陽らのすぐれた作曲で﹁赤い帽子・白い帽子﹂、﹁リンゴ[[りんごのヒトリゴトひとりごと]]﹂、﹁[[船頭さん]]﹂などのヒットを連発し一時代を築き、これらの歌は広く日本全国の子どもたちに愛唱されるようになった<ref name=":0" />。
著書には、前述の作品以外に﹃武内俊子童謡集﹄などがある。墓は広島市[[中区 (広島市)|中区]][[江波地区 (広島市中区)|江波︵えば︶]]二本松の慈仙寺に、また三原市宮浦公園には﹁かもめの水兵さん﹂の童謡の碑が建てられている。尚、僧侶であり世界探険家の渡辺哲信は俊子の叔父にあたる。▼
 
▲特に﹁かもめの水兵さん﹂は小学校のお遊戯などで盛んに使われて広まり、日本だけではなく[[アメリカ]]や[[フランス]]、[[ドイツ]]、[[韓国]]などでも歌われ、た。陽気に童心を歌ったこの歌は、今も国境や世代の壁を越えて広がっている。{{要出典|日本以外<ref>讀賣新聞文化部　﹃愛唱歌もの国々でも歌われているとしている典拠を示してくださいがたり﹄　岩波書店、2003年、44-45頁</ref>。|2007年10月11日}}
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[[Category:日本の詩人]]▼
▲[[1945年]]（昭和20年）終戦間近の4月、東京の自宅で病死。39歳であった。
 
▲著書には、前述の作品以外に﹃武内俊子童謡集﹄などがある。墓は広島市[[中区 (広島市)|中区]][[江波地区 (広島市中区)|江波︵えば︶]]二本松の慈仙寺に、またある。三原市宮浦公園ならびに横浜市[[山下公園]]には﹁かもめの水兵さん﹂の童謡の碑が建てられている。尚、僧侶であり世界探険家の渡辺哲信は俊子の叔父にあたる<ref name=":0" />。
 
== 主な作品 ==
* [[かもめの水兵さん]] (作曲[[河村光陽]])（横浜港からハワイに向かう叔父[[足利瑞義]]の見送りの時に見た風景をうたったもの）
* [[船頭さん]] (作曲[[河村光陽]])
* 赤い帽子・白い帽子(作曲[[河村光陽]])（娘の小学校入学が作詞のきっかけだった。）
* [[りんごのひとりごと]](作曲[[河村光陽]])（猩紅熱で入院中に作詞。柳井堯夫にレコード化を持ちかけられた際、作曲者には長妻完至を望んだが、結局は河村光陽に依頼された。）
*手まり歌(作曲[[松島彝]])
*真珠(作曲[[松島彝]])
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 参考文献 ==
* 讀賣新聞文化部　『愛唱歌ものがたり』　[[岩波書店]]、2003年。
* [[長田暁二]]著　『心にのこる日本の歌101選』　[[ヤマハミュージックメディア]]、2007年。
 
{{Normdaten}}
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▲{{DEFAULTSORT:たけうち としこ}}
[[Category:20世紀日本の詩人]]
▲[[Category:日本の女性詩人]]
[[Category:日本の女性作詞家]]
[[Category:20世紀日本の児童文学作家]]
[[Category:日本の女性児童文学作家]]
[[Category:広島県立広島皆実高等学校出身の人物]]
[[Category:広島県出身の人物]]
[[Category:1905年生]]
[[Category:1945年没]]
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