﹁沖﹂︵おき︶は、俳誌。1970年10月、千葉県市川市から能村登四郎主宰、林翔編集で創刊。師系・水原秋桜子。誌名は登四郎の代表作﹁火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ﹂による。伝統に根ざした新しさを目指し、実作と論評の両輪で活動。また新人育成に力を入れ多数の若手俳人を輩出している。2001年4月より登四郎の息子能村研三が主宰を継承︵登四郎は同年5月に死去︶。2012年に通巻500号を達成。
- 今瀬剛一 「沖」 『現代俳句大事典』普及版、三省堂、2008年、116頁
- 阿部誠文 「沖」 『現代俳句ハンドブック』 雄山閣、1995年、132頁