石川啄木賞
概要
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石川啄木賞は、北溟社によって創設された。﹁清貧にして早逝した天才作家石川啄木にちなみ、真摯に文芸に取り組んでいる作家にスポットを当てる﹂事を目的としている。[1]第2回目までは、文芸愛好者用の懸賞コンテストとは異なり、プロの文芸家を発掘する登竜門として設けられていた。第3回目より、公募ではなくなり、自社から出版した本だけを表彰対象とするようになり、賞の性質が変化。エッセイ部門は第2回目より新設。
第2回までは、短歌部門は30首、俳句部門は30句、詩部門は5篇、エッセイ部門は10~20枚が対象。各部門の選者は、大塚寅彦・加藤治郎︵短歌︶、加古宗也・黛まどか︵俳句︶、菊田守・佐藤文夫︵詩︶、中原道夫・小島哲夫︵エッセイ︶。
歴史の浅い賞であったため、募集時期や賞品は一定でなかった。第2回目の賞品は、賞金10万円︵各部門︶・賞状であった[2]。
この賞の短歌部門の前身としては2002年の北溟短歌賞があり、今橋愛︵正賞︶、石川美南︵次席︶、永井祐︵次席︶を輩出した。選考委員は、穂村弘、水原紫苑の2名[3]。
第2回を最後に、以降は開催されていない。
開催年と入賞者
編集北溟短歌賞
編集- 短歌 今橋愛「O脚の膝」
第1回 08年度
編集第2回 09年度
編集脚注
編集- ^ 第2回石川啄木賞作品募集のお知らせ(北溟社)
- ^ 第2回石川啄木賞のご案内(北溟社)
- ^ 北溟短歌賞(短歌ポータル)