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{{ホール概要
|名称=神奈川県民ホール
| 外国語名称 = KANAGAWA KENMIN HALL
|画像=
| 地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=300|type=point}}
|通称=県民ホール
|正式名称=神奈川県立県民ホール本館
|完成年=
|完成月= 9
|完成日=
|開館年= 1975
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|開館日= 17
|開館公演=
|収容人数=
|延床面積= 28,446.60
|設備= 美術・照明バトン、オーケストラピット、音響反
|用途= コンサート全般、オペラ、バレエ、オーケストラ、一般利用 他
|設計=岩崎孝彦,山本博,石原直次,谷口節,桂川潤次郎,三菅勝男
|運営= [[財団法人#公益財団法人|公益財団法人]]
|所在地= [[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]][[山下町 (横浜市)|山下町]]3-1
| 地図国コード = JP
|郵便番号=231-0023
|アクセス= [[横浜高速鉄道みなとみらい線|みなとみらい線]][[日本大通り駅]]より徒歩約8分<br />[[根岸線]]・[[横浜市営地下鉄ブルーライン|市営地下鉄]][[関内駅]]より徒歩15分
}}
{{ホール概要
|名称=KAAT神奈川芸術劇場
|画像= [[ファイル:Kanagawa Arts Theatre and NHK Yokohama 20100619-001.jpg|300px|神奈川芸術劇場・NHK横浜放送会館合同施設]]
|通称= KAAT
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|開館月= 1
|開館日= 11
|開館公演=
|収容人数= (ホール・大スタジオ合計)1,478
|延床面積=
|設備= スクリーン、映写室、リハーサル室、テレビ・FM放送スタジオなど
|用途= 演劇・ミュージカル、放送局
|運営= [[財団法人#公益財団法人|公益財団法人]]
|所在地= [[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]][[山下町 (横浜市)|山下町]]281
|アクセス= [[根岸線]]・[[横浜市営地下鉄ブルーライン|市営地下鉄]][[関内駅]]から徒歩15分<br />[[横浜高速鉄道みなとみらい線|みなとみらい線]][[日本大通り駅]]から徒歩5分
|サイト= [http://www.kaat.jp/ 神奈川芸術劇場]
| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 26 | 緯度秒 = 43.7 | N(北緯)及びS(南緯) = N
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| 地図国コード = JP
}}
'''神奈川県立県民ホール'''︵かながわけんりつけんみんホール、''Kanagawa Kenmin Hall''︶は、[[神奈川県]][[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]][[山下町 (横浜市)|山下町]]にある県営の複合文化施設の総称である<ref>[https://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/29100.pdf 神奈川県立県民ホール条例]</ref>。'''神奈川県民ホール本館'''と'''KAAT神奈川芸術劇場'''︵ == 概要 ==
=== 神奈川県民ホール(本館) ===
県民の文化芸術の振興および福祉の増進を図るための施設として[[1975年]]に開館。[[2010年]]11月1日より「本館」という表記が正式名称に追加された。{{要出典範囲|date=2018年8月|開館時から現在まで80パーセント以上の施設稼働率を維持し続けている}}
施設の安全性と快適性の向上を図るために、2013年12月から2014年9月にかけて改修を行い、同年10月、リニューアルオープンした<ref>「[http://www.hamakei.com/headline/9078/ 「神奈川県民ホール」がリニューアルオープン-来年開館40周年]」『ヨコハマ経済新聞』2014年10月04日。</ref>。2017年7月3日から電気設備・舞台機構の改修工事実施のため休館。2018年4月1日(大ホールは6月1日)再開。しかし2025年から無期限休館予定<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kanagawa-kenminhall.com/news_detail/2236 |title=施設老朽化に伴う休館について |access-date=2023-06-08}}</ref>
=== 神奈川芸術劇場(KAAT) ===
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==== KAAT建設までの経緯(横浜21世紀座/かながわドームシアター) ====
元々同地には神奈川県山下町分庁舎があり、その跡地にドーム型仮設劇場として[[2000年]]12月に'''横浜21世紀座'''がオープンしたことが同地の劇場開発の始まりとなっている。同館の収容人数は1,100で客席数は1,000、当時の芸術監督は[[坂東玉三郎 (5代目)|坂東玉三郎]]が務め、[[こけら落とし]]は[[連獅子]]が公演された。しかし、開館当初から敷地に面した道路の走行音が場内に聞こえてくるなどのハード面での問題点が指摘され、翌[[2001年]]には玉三郎も芸術監督を辞任した。▼
▲元々同地には神奈川県山下町分庁舎があり、その跡地にドーム型仮設劇場として[[2000年]]12月に'''横浜21世紀座'''がオープンしたことが同地の劇場開発の始まりとなっている。同館の収容人数は1,100で客席数は1,000、当時の芸術監督は[[坂東玉三郎 (5代目)|坂東玉三郎]]が務め、[[こけら落とし]]は連獅子が公演された。しかし、開館当初から敷地に面した道路の走行音が場内に聞こえてくるなどのハード面での問題点が指摘され、翌[[2001年]]には玉三郎も芸術監督を辞任した。 [[神奈川県]]は同施設を運営会社である株式会社横浜21世紀座から買収し、同年7月'''かながわドームシアター'''として再出発させた。同館は[[神奈川県立青少年センター]]の改修工事期間中における仮ホールとして使用の後、正式な施設への建て替えのため[[2005年]][[9月30日]]をもって閉館した。[[2007年]]12月より現在の'''KAAT'''が着工され、[[2010年]]12月に竣工した。敷地の一角には、[[1883年]]築で横浜最古の煉瓦造建築である、[[旧居留地48番館]]が保存されているほか、KAAT建設に先立つ発掘調査で出土した旧山下遺留地の遺構が中華街側外壁に展示されている。 84 ⟶ 80行目:
==== KAAT芸術監督 ====
* [[宮本亜門]](2010年4月
* [[白井晃]](2014年4月
* [[長塚圭史]](2021年4月 - )
=== 本館およびKAATの一体運営 ===
両施設はワークピア横浜を挟んで背中合わせに建っており、それぞれ独立したプロモーションが行われているものの、公演ジャンルの棲み分けがなされ、一体運営が行われている。本館が大ホール、音楽小ホール、ギャラリーを有し音楽、美術、式典などの公演を中心とし、KAATが中ホール、小劇場兼スタジオ群を有し舞台芸術の公演を担う。神奈川国際芸術フェスティバル(1994~2016)、Dance Dance Dance@YOKOHAMA(横浜市との共催公演)、オープンシアターなど、両館同時開催の催事も年数回行われる。また、貸館公演でも[[宝塚歌劇団]]、[[劇団四季]]などが両館を使い分けて公演を行っている。
== 公演設備(本館) ==
=== 大ホール ===
本館最大の劇場。[[NHKホール]]をモデルとしている。立見席は1階席最後部にある。{{仮リンク|オーケストラピット|en|Orchestra pit}}や脇花道、舞台奥に格納される[[反響板|音響反射板]]、2基の大迫︵せり︶を持つ。2階席以上のロビーからは大さん橋やみなとみらい地区、ベイブリッジ、晴れた日には東京タワーや東京スカイツリーを望むことができる。 * 本館2階~6階、3層構造(1階席後方から上はスタジアム形式)
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* 主な催しジャンル:ポップス、オーケストラコンサート、オペラ、バレエ、企業の大会、学会、学校の発表会、県民の一般利用など
* 楽屋8、リハーサル室1
* 固定の車椅子エリアの他に、外すことで車椅子用に転用可能な可動席エリアがある。
* ロビー設備
** ロビーは1階席前方、後方、2階席、3階席前方、後方の5層構造だが、エレベーターやエスカレーターなどは設置されていない。ただし公演によっては3階席直通のエレベーターおよび入口が開設されることがある。その場合、会議室や英一番館(レストラン)、駐車場に向かうためのエレベーターが1台、転用のため減少する。 ** 化粧室は各フロアにあるが、2階席は全て個室化され、客層によって男女を切り替えている。
** 多目的トイレは1階席前方のロビーに2ヶ所ある。
** コインロッカーは1階席前方のロビーと、建物1階にある。
* 客席内のユニバーサルデザイン
** 傾斜のきつい2階席と3階席の階段に、上り下りを補助する手掛け棒が設置されている。
** 1階席の壁際に白いラインを引いて、床と壁の境目を強調している。視力に困難のある人が、壁にぶつからないための配慮である。
** 1階席のカーペットには、「
=== 小ホール ===
公共ホールにおいて日本初となる[[オルガン|パイプオルガン]]で知られる。開館当初は大ホール同様プロセニアム形式のホールだったが、[[1990年]]の開館15周年を機に室内楽に特化したホールに改装された。その際、舞台上手にあったパイプオルガンが中央に移され、撤去された緞帳は大ホール入口に展示されている。 * 本館2階(入口)・3階(ホール)、客席はワンフロア
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KAAT最大の劇場。本館には無い'''中ホール'''にあたる<ref>﹁[http://www.kaat.jp/about/integrated_management 神奈川県民ホールとの一体運営]﹂﹃神奈川芸術劇場﹄。</ref>。 1階席の1列目~19列目までを公演のジャンルに合わせ1列ずつ上下に動かすことができ、{{仮リンク|オーケストラピット|en|Orchestra pit}}や広大な前舞台の設置はもちろんのこと、本来段差がある1階席前方をフラットに近くすることや、より段差を急にし2階席と繋げること、さらにその2つを組み合わせて800席程度の本花道つき劇場にすることも可能である。さらには、19列目までの全ての座席を取り外すことも物理的には可能であり、客席を一切使用せず仮設の客席を組む公演も少数だが行われている。 * KAAT5階~10階、3層構造(スタジアム形式)
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KAAT1階に2店舗分、飲食店用のテナントスペースがあるが、[[2016年]]1月現在どちらも利用されていない。
== その他 ==
* かつて本館小ホールで使われていた[[緞帳]]は、棟方志功の[[版画]]作品﹁宇宙讃︵神奈雅和の柵︶﹂を基に制作されている<ref>[http://www.kanagawa-arts.or.jp/info_detail?id=1001 棟方志功作品︵神奈川県民ホール小ホール緞帳の原画︶について]神奈川芸術文化財団︵2017年4月17日︶</ref>。この原画は、神奈川県が購入。神奈川芸術文化財団が管理し、[[神奈川県立近代美術館]]に貸し出されていたが、2014年にカラーコピーにすり替えられていることが判明。偽物と判明した2014年当時、神奈川芸術文化財団から県の担当者に連絡されたが、課長ら上層部へは情報共有されず、約3年が経過。2017年4月、財団の幹部が異動する引き継ぎの過程で、初めて問題視された。原画は行方不明となっている<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASK4K5SLWK4KULOB02P.html 棟方志功の版画盗難か 知らぬ間にコピーと入れ替わり] 朝日新聞デジタル︵2017年4月17日︶2017年4月17日閲覧</ref><ref>東京新聞 2017年4月18日 朝刊</ref>。 == 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
== 外部
{{ウィキポータルリンク|横浜市|[[画像:Emblem of Yokohama, Kanagawa.svg|45px|Portal:横浜市]]}}
{{commonscat|Kanagawa Prefectural Civic Hall}}
* [
* [
* [
* [https://web.archive.org/web/20050829213745/http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/dome/ かながわドームシアター]<small>([[インターネットアーカイブ]])</small> {{関内}}
{{Pref-stub|pref=神奈川県}}
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{{DEFAULTSORT:かなかわけんりつけんみんほおる}}
[[Category:
[[Category:神奈川県のコンサートホール]]
[[Category:神奈川県のコンサート会場]]
[[Category:横浜市中区のホール]]
[[Category:関内]]
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