Wikipedia

「稲田昌植」の版間の差分

履歴の双方向閲覧
← 古い編集
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
編集の要約なし
編集の要約なし
 
(10人の利用者による、間の17版が非表示)
1行目:
{{脚注の不足|date=2018年2月11日 (日) 08:54 (UTC)}}
'''稲田 昌植'''︵いなだ まさたね、[[1890年]]︵[[明治]]23年︶[[8月28日]] - [[1968年]]︵[[昭和]]43年︶[[11月28日]]︶は、[[大正]]時代から昭和時代の[[農学者]]、[[政治家]]。稲田家17代当主。[[男爵]]。16代当主[[稲田邦植]]の子。妻は[[有馬頼寧]]の次女久米。▼
[[File:Inada Masatane.jpg|thumb|180px|稲田昌植]]
▲'''稲田 昌植'''︵いなだ まさたね、[[1890年]]︵[[明治]]23年︶[[8月28日]]{{R|平成}} - [[1968年]]︵[[昭和]]43年︶[[11月28日]]<ref name=貴参>﹃議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑﹄64頁。</ref>︶は、[[大正]]時代から[[昭和]]時代の[[農学者]]、・[[政治家]]。[[稲田家]]17代当主。[[男爵]]。[[北海道大学#沿革|北海道帝国大学]]初代総長[[佐藤昌介]]の二男{{R|平成}}で、稲田家16代当主・伯父[[稲田邦植]]の養子<ref name=平成>﹃平成新修旧華族家系大成 上巻﹄178-179頁。妻は[[有馬頼寧]]の次女久米</ref>。
 
== 経歴 ==
[[北海道]][[札幌市]]出身。[[札幌農学校|東北帝国大学農科大学]]︵現[[北海道大学]]︶卒業。在学中の[[1912年]]︵明治45年︶[[三瓶勝美]]中尉や[[中澤治平]]中尉の[[スキー]]講習会に参加し、大学にスキー部を創部した。1920年︵大正9年︶に[[東京外国語学校 (旧制)|東京外国語学校]][[教授]]となり、その後[[東京農業大学]]教授となった。[[1925年]]︵大正14年︶[[全日本スキー連盟]]︵当時は大日本スキー連盟︶初代会長に就任︵~昭和20年︶。
 
伯父・[[稲田邦植]]の養子となり、その隠居に伴い、[[1920年]]︵[[大正]]9年︶[[3月10日]]に男爵を襲爵{{R|平成}}<ref>﹃官報﹄第2279号、大正9年3月11日。</ref>。同年に[[東京外国語学校 (旧制)|東京外国語学校]][[教授]]となり、その後[[東京農業大学]]教授となった。[[1925年]]︵大正14年︶[[全日本スキー連盟]]︵当時は大日本スキー連盟︶初代会長に就任︵~昭和20年︶。
1925年3月、[[貴族院 (日本)#華族議員|貴族院男爵議員]]に選出され、[[公正会]]に属し[[1947年]]︵昭和22年︶5月に貴族院が廃止されるまで在任。1933年6月10日、貴族院議員視察団の一員として横浜港より﹁橫濱丸﹂で出帆し、サイパン、ヤップ、パラオ、フィリピンなどを視察し、これを﹁南遊記﹂にまとめている。[[1936年]]︵昭和11年︶、[[廣田内閣]]で[[拓務省|拓務]][[政務次官]]を務めた。[[太平洋戦争]]後は[[日本大学]]教授となる。昭和43年に78歳で没した。▼
 
▲1925年3︵大正14年︶3月14日、補欠選挙で[[貴族院 (日本)#華族議員|貴族院男爵議員]]に選出され<ref>﹃貴族院要覧︵丙︶﹄昭和21年12月増訂、32頁。</ref>、[[公正会]]に属し[[1947年]]︵昭和22年︶5︶[[5月2日]]に[[貴族院 (日本)|貴族院]]が廃止されるまで在任{{R|貴参}}。[[1933年6]]︵昭和8年︶6月10日、貴族院議員視察団の一員として横浜港より﹁橫濱丸﹂で出帆し、[[サイパン島|サイパン]]、[[ヤップ島|ヤップ]]、[[パラオ]]、[[フィリピン]]などを視察し、これを﹁南遊記﹂にまとめている。[[1936年]]︵昭和11年︶、[[廣田内閣]]で[[拓務省|拓務]][[政務次官]]を務めた。[[太平洋戦争]]後は[[日本大学]]教授となる。昭和431968年に78歳で没した。
 
== 著作 ==
20 ⟶ 24行目:
*続世界農業史論（[[半沢耕貫]]共著、昭和19年、西ヶ原刊行会）
*食糧問題の解決（昭和25年、日本乳製品協会）
*スキー繁昌記（昭和29年、積雪科学館）
 
==親族==
*母 佐藤ヤウ（[[稲田植乗]]女、稲田邦植妹）{{R|平成}}
*妻 稲田久米（[[有馬頼萬]]二女）{{R|平成}}
 
==脚注==
{{Reflist|2}}
 
== 参考文献 ==▼
*『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、[[貴族院 (日本)|貴族院]]事務局、1947年。
*衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』[[大蔵省印刷局]]、1990年。▼
*[[霞会館]]華族家系大成編輯委員会『[[平成新修旧華族家系大成]] 上巻』霞会館、1996年。
*[ {{Wayback|url=http://homepage3.nifty.com/skis/ss_i/rekishi_saj2.htm |title=SAJ歴代会長と追悼碑] |date=20101028015748}}▼
 
== 関連項目 ==
26 ⟶ 43行目:
* [[北の零年]]
 
▲== 参考文献 ==
▲*[http://homepage3.nifty.com/skis/ss_i/rekishi_saj2.htm SAJ歴代会長と追悼碑]
▲*衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』1990年。
 
{{start box}}
{{S-reg|jp}}
{{succession box
| title = 男爵
| years = 稲田家第2代<br />1920年 - 1947年
| before = [[稲田邦植]]
| after = 華族制度廃止
}}
{{end box}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:いなた まさたね}}
[[Category:20世紀日本の農学者]]
[[Category:貴族院男爵議員]]
[[Category:大正時代の貴族院議員]]
[[Category:昭和時代の貴族院議員]]
[[Category:東京外国語大学の教員]]
[[Category:東京農業大学の教員]]
[[Category:日本大学の教員]]
[[Category:北海道出身の人物稲田氏|まさたね]]
[[Category:北海道大学出身の人物]]
[[Category:札幌市出身の人物]]
[[Category:スキーに関する人物]]
[[Category:1890年生]]
[[Category:1968年没]]
「https://ja.wikipedia.org/wiki/稲田昌植」から取得