「紀伝体」の版間の差分
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== 特徴 ==
このような記述形式であるから、同じ事柄が重複する事もよくあるが、個人や一つの国に関しての情報がまとめて紹介されるためにその人物や国に関しては理解しやすい。これに対して全てを年毎に並べていく方法を[[編年体]]といい、こちらは全体としての流れがつかみやすいと [[中国]]では﹃[[春秋]]﹄と云う名作があったために最初は編年体が主流だったが、[[司馬遷]]の﹃[[史記]]﹄以降は紀伝体が主流になり、[[二十四史]]は全て紀伝体である。ただし、[[中華人民共和国]]が編纂中の﹃[[清史稿#清史︵中華人民共和国︶|清史]]﹄は本紀を廃し、代わりに編年体の通紀を入れている。これは、本紀が政権全体の時間の流れを書くために持っている編年体的特徴を強めたものである。また、[[日本]]の﹃[[大日本史]]﹄も紀伝体で書かれている。一方、編年体の代表としては春秋の他に[[司馬光]]の﹃[[資治通鑑]]﹄がある。 |