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{{Otheruseslist|1970年代から世界各国で結成された政治運動グループ|個別の緑の党|#緑の党一覧|[[東ローマ帝国]]における党派
{{出典の明記|date=2019年3月}}
'''緑の党'''︵みどりのとう︶は、[[環境主義]]、[[多文化主義]]、[[反戦運動|反戦]] {{Green politics sidebar}}
==世界のグリーン勢力==
[[1970年代]]から[[世界]]各国で台頭してきた、[[エコロジー]]、[[脱炭素社会|脱炭素]]、[[原子力撤廃|反原発]]、[[反核運動|反核]]、[[軍縮]]、[[反戦]]、[[人種差別]]撤廃、脱[[物質主義]]、脱[[消費社会]]、脱[[資本主義]]、[[多文化主義]]、[[消費者]]保護、 ﹁緑の党﹂の歴史は、[[1972年]] 緑の党は、環境保護だけでなく[[平和]][[外交]]・人権・[[産業]]構造・[[教育]]・[[社会保障]]・[[労働]]・[[食料]]など幅広い政策をもつオールラウンドな政党であり、平和で[[持続可能性|持続可能]]で[[社会正義]]のある新しいエコロジー社会を目指す。営利企業の自由を最優先する[[新自由主義]]的改革︵およびその[[グローバル化]]︶、[[国民国家]]、[[ナショナリズム]]、軍事・治安国家化には批判的である 現在では[[アメリカ合衆国|アメリカ]]や[[アジア]]を含む多くの国々に緑の党が存在するが、最も強い政治基盤を確立しているのは 他方で、アメリカなどの選挙制度が[[小選挙区制]]の国では、緑の党は国政レベルにほとんど影響力をもてないでいる。そのためこれらの国の緑の党は、選挙制度の[[民主化]]に焦点を当てている。なおアメリカにおいても[[カリフォルニア州]]など市町村議会のレベルでは議席を確保している。 23 ⟶ 21行目:
1.民主主義 2.公正さ 3.気候変動とエネルギー 4.生物多様性 5.持続可能性の諸原則にもとづく経済的グローバリゼーションの抑制 6.人権 7.食糧と水 8.持続可能な計画 9.平和と安全保障 10.グローバルに行動することの行動指針を掲げている。また2004年には、[[欧州連合]]規模の[[欧州緑の党]] (European Green Party)、および北欧グリーンレフト同盟 (Nordic Green Left Alliance) が結成されるなど、世界の各地域で緑の党のネットワークが存在する。 [[2019年]]、[[スウェーデン]]の[[環境活動家]]である[[グレタ・トゥーンベリ]]が火を付けた環境意識は、欧州政治の勢力図に影響力を及ぼし始め、緑の党が支持を伸ばしている<ref>{{Cite web|和書|title=欧州議会選挙で緑の党が躍進、貢献したのは若い女性たち|url=https://www.afpbb.com/articles/-/3227189|website=www.afpbb.com|accessdate=2020-11-06|language=ja}}</ref>。また、同年ドイツでは[[世論調査]]で緑の党が初めて首位に立った<ref>{{Cite web|和書|title=ドイツ、緑の党が支持率首位 二大政党の退潮止まらず(写真=AP)|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45588960S9A600C1FF8000/|website=日本経済新聞 電子版|accessdate=2020-11-06|language=ja}}</ref>。
== 日本での試み ==
[[1981年]]、[[日本労働党]]から[[三橋辰雄|三橋]]派が分裂し[[緑の党 (日本 1981)|緑の党]]を結党。﹁[[平和]]、[[原子力撤廃|脱原発]]、[[人権]]、連帯﹂を掲げる<ref>{{Cite web|和書|title=緑の党|url=http://www.greenparty.gr.jp/index.html|website=www.greenparty.gr.jp|accessdate=2020-11-06}}</ref>。 [[1983年]]、河西善治が西ドイツ︵当時︶緑の党をモデルとした﹁東京緑派﹂(DIE GRUENEN) を結成し、参院選に[[東京都選挙区]]より出馬した。河西は人智学︵シュタイナー思想︶の研究家であり、西ドイツ緑の党が[[ミヒャエル・エンデ]]など多くの人智学者によってできた経緯から、緑の党の思想を[[日本]]に広めることに注力していた。[[参議院比例区|比例区]]では[[MPD・平和と民主運動]]︵後の市民の党︶への投票を呼び掛けた。また、[[重松九州男]]の[[日本世直し党]]も﹁日本版緑の党﹂を名乗っていた。▼ ▲[[1983年]]、河西善治が西ドイツ︵当時︶緑の党をモデルとした﹁東京緑派﹂(DIE GRUENEN) を結成し、参院選に[[東京都選挙区]]より出馬した。河西は[[人智学]]︵[[ルドルフ・シュタイナー]]の思想︶の研究家であり、西ドイツ緑の党が[[ミヒャエル・エンデ]]など多くの人智学者によってできた経緯から、緑の党の思想を[[日本]]に広めることに注力していた。[[参議院比例区|比例区]]では[[MPD・平和と民主運動]]︵後の市民の党︶への投票を呼び掛けた。また、[[重松九州男]]の[[日本世直し党]]も﹁日本版緑の党﹂を名乗っていた。 [[1986年]]、元[[第四インターナショナル]]活動家[[太田竜]]らが﹁日本みどりの党﹂を結成。太田はその後﹁みどりの党﹂離党、﹁日本みどりの連合﹂結党を経て、﹁みどりといのちのネットワーク﹂への再統合を行った。﹁みどりといのちのネットワーク﹂は[[大石武一]]の推薦を受けた。同年、[[水]]の浄化を主な政策とする環境党が結成される。 34行目:
[[1992年]]の参院選では、「みどりといのちのネットワーク」「ちきゅうクラブ」「原発いらない人びと」を統合した環境政党「[[希望 (政党)|希望]]」(代表は[[藤本敏夫]])が立候補した。
[[1995年]]、[[農業]]問題を中心とする[[みどりといのちの市民・農民連合]]と、[[新党護憲リベラル|平和・市民]]から路線対立で分裂した[[憲法みどり農の連帯]]が結成される。﹁希望﹂党員は農民連合と連帯に分裂。 その後、地方政治においては[[市民運動]]出身の[[無所属]]地方議員の連絡組織「[[虹と緑]]の500人リスト運動」、[[新潟県]]の[[地域政党]]「[[緑・にいがた]]」(旧「市民新党にいがた」)などが結成される。
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[[2009年]][[5月]]、元[[自由民主党 (日本)|自民党]]員の長友清冨がNPO﹁森と海の恋人﹂を母体に﹁森海党﹂を結成。同年の衆院選で[[熊本県第5区]]から出馬するも落選。のち森海党は﹁日本森海党﹂に改名し、長友は[[2011年]]の[[人吉市]]長選や[[錦町]]議会議員選に出馬したが、いずれも落選している。 [[2012年]]2月には前述のみどりの未来が緑の党を結成することを発表する一方で、[[思想家]][[中沢新一]]・[[宮台真司]]らが﹁グリーンアクティブ﹂を立ち上げた<ref>{{cite news |url=http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=1676 |newspaper=[[週刊金曜日]] |title=“虹色のグリーン”に“無色のグリーン”――緑の党﹁緑の日本﹂が設立へ |date=2012-02-27 |accessdate=2012-05-06 |author=平井康嗣・編集部}}</ref>。グリーンアクティブの政治部門は﹁日本独自のエコロジー政党﹂である﹁緑の日本﹂を名乗り、[[前北美弥子|マエキタミヤコ]]らが所属する。 [[2012年]][[7月28日]]、みどりの未来を母体とした﹁[[緑の党グリーンズジャパン|緑の党'''GreensJapan''']]﹂の結成総会が開かれた。[[第23回参議院議員通常選挙|2013年参議院選挙]]の比例区、[[第47回衆議院議員総選挙|次期衆議院選挙]]の[[比例東京ブロック]]に候補者を擁立する方針を発表した。 また同年[[7月18日]]に参院会派として[[みどりの風]]が結成され、[[12月28日]]に政党化したが、この党は[[緑風会]]をモデルとしており、本稿の緑の党とは関係ない。ただし[[谷岡郁子]]代表は緑の党との連携も示唆していた。 [[2013年]]1月、渋谷誠が新たに﹁環境党﹂を結党。同年7月の参院選において、緑の党 ▲2013年7月の参院選において、緑の党とみどりの風グリーンズジャパンは候補者を擁立したが、両党とも全員落選した。両党では選挙協力について話し合いが行われたが、緑の党の吸収合併を主張するみどりの風側と、両党の名称を残した上での統一名簿作成を主張する緑の党側で対立し、交渉は決裂した。緑の党が支援した[[山本太郎]]︵無所属︶は当選した。 == 緑の党一覧 ==
=== ヨーロッパ
*[[同盟90/緑の党]](ドイツ)
*[[緑の党 (スウェーデン)]]
72 ⟶ 68行目:
*[[緑の党 (チェコ)]]
*[[緑の党 (ロシア)]]
*[[緑のオルタナティヴ
*[[エコロ]] - [[ベルギー]]の[[ワロン地域]]の環境政党
*[[フルン (政党)|フルン]] - ベルギーの[[フランデレン地域]]の環境政党
*[[フルンリンクス]](オランダ)
*[[
*[[イングランド・ウェールズ緑の党]]
*{{仮リンク|スコットランド緑の党|en|Scottish Green Party}}
82 ⟶ 78行目:
*[[緑の党 (アイルランド)]]
*[[社会主義人民党]] - [[デンマーク]]の[[市民運動]]・環境政党
*[[緑の党 (ノルウェー)]]
*{{仮リンク|緑の党 (イスラエル)|en|The Greens (Israel)}}▼
*{{仮リンク|エストニア緑の党|en|Estonian Greens}}
*[[ブルガリア緑の党]]
=== 南北アメリカ ===
95 ⟶ 89行目:
*{{仮リンク|チリ緑の環境党|es|Partido Ecologista Verde de Chile}}
*{{仮リンク|緑の党 (コロンビア)|es|Alianza Verde (Colombia)}}
*{{仮リンク|ニカラグア環境緑の党|en|Ecologist_Green_Party_of_Nicaragua|label=}}
=== オセアニア ===
*[[オーストラリア緑の党]]
*[[緑の党 (ニュージーランド)]]
*{{仮リンク|パプアニューギニア緑の党|en|Papua New Guinea Greens}}
=== アフリカ ===
*[[ケニア・マジンジラ緑の党]]
*{{仮リンク|緑の党
*{{仮リンク|エジプト緑の党|en|Egyptian Green Party}}
*{{仮リンク|南アフリカ緑の党|en|Green Party of South Africa}}
*{{仮リンク|コンゴ環境主義者同盟グリーン|en|Rally_of_Congolese_Ecologists_–_The_Greens|label=}}([[コンゴ民主共和国]])
=== アジア ===
*[[緑の党 (日本 1981)]]
*[[緑の党グリーンズジャパン]]([[日本]])
*[[市民の勇気・緑の党]]([[モンゴル
*{{仮リンク|フィリピン緑の党|en|Philippine_Green_Republican_Party|label=}}
*[[台湾緑党]]
*[[草緑政治連帯]]([[大韓民国|韓国]])
*[[緑色党]](韓国)
*{{仮リンク|緑の党 (イラン)|en|Green_Party_of_Iran|label=}}
*{{仮リンク|緑の党 (イラク)|en|Green_Party_of_Iraq|label=}}
▲*{{仮リンク|緑の党 (イスラエル 1997)|en|The Greens (Israel)}}
*{{仮リンク|緑の党 (イスラエル 2008)|en|Green Party (Israel)|label=}}<ref group="注釈">2020年に {{Llang|he|התנועה הירוקה}}︵{{Lang-en-short|Green Movement}}︶から {{Llang|he|המפלגה הירוקה}}︵{{Lang-en-short|Green Party}}︶へ改称。</ref> ==脚注==
{{脚注ヘルプ}}
;注釈
{{Notelist}}
;出典
{{Reflist}}
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== 関連項目 ==
{{Commonscat|Green parties|緑の党}}
*[[環境運動]]
*[[緑の政治]]
129 ⟶ 134行目:
== 外部リンク ==
*[https://www.globalgreens.org/ グローバルグリーンズ]
* {{Wayback |url=http://www.nijitomidori.org/ap-greens/top |title=アジア太平洋みどりの京都会議2005 |date=20090628133103}}
* [http://blog.livedoor.jp/ggsaopaulo/ Global Greens 2008 派遣団(日本)ブログ]
{{グローバルグリーンズ}}
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