「荷為替手形」の版間の差分
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'''荷為替手形'''(にがわせてがた)とは、輸出代金決済のために輸出者(売主)が振り出す[[為替手形]]に船積書類が添付されたものである。[https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/58424/]
== 概要 ==
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買主は、代金を支払わない限り(あるいは荷為替手形を引き受けない限り)船積書類を入手できないので、代金の支払いが担保される。
荷為替手形を利用した貿易取引は、[[信用状]]を利用すれば最も確実になるが、輸入者側の事情により信用状を利用できない場合は、[[手形支払書類渡し]] D/P、D/A決済は、銀行による保証がないことから、信用状取引に比べてリスクを伴う︵特にD/Aは、輸入者が引受後に不渡りを出した場合は回収不能となる︶。そのため、D/P、D/A決済が用いられるのは、主として現地子会社など信用に問題がない場合が多い。中南米では商慣習上D/P、D/A決済が多いが、その場合は[[貿易保険]]︵輸出手形保険︶を付保するなどの措置をとる。 == 戦前の日本での利用 ==
戦前の日本では、国内隔地者間の売買取引においても荷為替手形が利用されることがあった。[[生糸]]などの物資の売却のほか、株式の売買にも利用された︵株式荷為替︶。これにより、売主は物資や株式といった荷物を担保として銀行から金融を受けることができた<ref>{{Cite journal |author=東憲弘
|year=2003
|month=3
|title=1927年と百卅三銀行・株式荷為替
|journal=名古屋商科大学総合経営・経営情報論集
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{{Reflist}}
== 関連項目 ==
*[[船荷証券]]
*[[信用状]]
*[[逆為替]]
*[[信用状|信用状(L/C)]]
*[[輸出]]
== 外部リンク ==
[[Category:貿易|にかわせてかた]]▼
* {{コトバンク}}
[[Category:手形・小切手法|にかわせてかた]]▼
[[Category:日本の海商法|にかわせてかた]]▼
{{デフォルトソート:にかわせてかた}}
[[Category:決済手段]]
[[Category:海事私法]]
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